で。上記の漫画で、マーズという少年が、人類の醜さに絶望して・・・という
シーンなのですが。どうして、そうなるか?というと。

実は、政府組織は、マーズが死ぬと地球がほろびる、と知っているのです。
しかし、その情報は、一般の国民には秘密にしている。

一方、一般国民の方は、マーズはロボットと戦ってばかりで、巻き込まれて、
自分の家族等が死んだので、疫病神!とマーズを忌み嫌い、マーズを殺そうと
するのです。

で。その市民の暴挙を阻止しようとする軍隊と、国民の側が、殺し合いを
はじめて、それをみて、マーズは絶望するのですね。

つまり、政府のがわが、情報を隠蔽しているから、悲惨な結末となるのです。
マーズが死んだら、地球は壊れるのよ、と、オープンに、地球人類全員に
知らせておけば、国民の側も、マーズを殺そうなどとは考えなかったでしょう。

つまり、大切な情報は、あるところで、秘密にして、国民にはつたえないで
おこう、とした。それが、国民の不安をあおらない方法なのである、という
理由でね。でも、それが災いして、地球は滅ぶ。
国民、地球人類は、それほどおろかではない。情報を共有できれば、ちゃんと
理性ある判断ができたはず。
地球存亡に関係する情報とは、やはり、地球人類ひとりひとりに向けて、
知らされるべきもの。それを、こっそりと隠す、それが、破滅の元凶なのでは?
今、隠しているの、いるでしょ?