で、その大変高貴な魂を持ち、心から母国ミャンマーを愛するアウンサンスーチーさん。
四半世紀も前から、ビルマ(ミャンマー)の首相候補、と言われながらなかなかなれなかった。
そして、
気づいてみたら70才を越す年齢になってしまっていた。
つまり、自分に
残された時間
は、もう少なくなってしまっていた。
そこでスーチー氏は考えます。
「このままではいつまで経っても、世界最貧国の1つと言われる我が母国・ミャンマーは豊かになれない。
もう綺麗事は言っていられない。
ミャンマーを豊かにするためには国際金融資本の力が要る。
わたしは、国際金融資本の御輿(みこし)になった“フリ”をしよう!
そうして国際金融資本にわが国に投資をさせ、
その実りが実ったら、それを国際金融資本に渡すことはせず、
その時点で国際金融資本を裏切ることにしよう。
つまり、実った実りは、わがミャンマーの国民にわかち与えるのだ。
ただし、
それをしたら待っているのは暗殺だろう。
しかし、私はもうすでに70才を過ぎている。
ミャンマーの民が豊かになることに比べたら老い先短いこの命は惜しも何ともない」

大略、
陰陽さんは、アウンサンスーチーさんが6年前(でしたっけ?)ミャンマーの国家主席になった時に、
アウンサンスーチーさんのそのような心の内を汲み取られたのだそうです。