中国の新疆ウイグル自治区で、女性の卵管や男性の輸精管を縛る不妊手術が急増していることが、
中国政府の公式統計で明らかになった。

同自治区で行われた卵管を縛る手術は、14年から18年の間に3139件から5万9499件と19倍に増えた。
輸精管を縛る手術も75件から941件と12倍増。
最も件数の多い子宮内避妊器具(IUD)の装着は約20万件から約33万件に増えた。

18年の同自治区の人口は2486万人(うちウイグル族は1271万人)。
中国の人口に占める割合は2%弱だが、卵管手術件数は全国の15%、IUD装着は9%を占めた。