>>861
つづき
するとリックが「いい方法が有る」と言って、モーティを秘密の地下室に案内する
そこは「モーティのパニックルーム」と名付けられた部屋で、モーティから抽出された「記憶」を保存した試験管が幾つも保管されていた
リックは人間から記憶を抽出する装置を発明しており、モーティがパニックに陥る度に、この部屋でモーティの記憶を抽出し忘れさせることで落ち着かせていたのだ
試しにモーティは保管されていた過去の記憶を1本見せてもらうのだが、
それが「無実の新人教師にロリコンのレッテルを貼って自殺に追い込んでしまった」という酷い内容だった
さらにもう1本見てみるが、やはりモーティが失態を演じている酷い記憶である
記憶の入った試験管には「青」「ピンク」「赤」の3種類が有り、今のところ青しか見せてもらっていない
ピンク色の記憶を見てみると、それは「モーティの母が『息子(モーティ)か娘(モーティの姉)のどちらの命を救うか』という二択を迫られた際に、迷うこと無く娘の方を選んだ」という記憶
さらにもう1本ピンクの記憶を見てみると、やはり「家族のやらかし」の記憶だった
「青は僕の失態。ピンクは家族の失態。なら!赤は何なの?」
というモーティの素朴な質問に、リックは「気にするな」とはぐらかして、赤の記憶を見せようとしない
モーティはそんなリックを騙し、一瞬の隙を付いて赤の記憶を見てしまう