リックアンドモーティという海外アニメの、とあるエピソードの中に含まれる、とても短い話
望遠鏡で天体観測をしていた少年モーティは、月面に人影を目撃する
その月面に立つ謎の男は、地球にいるモーティの方を向くと、不気味な笑みを浮かべた
「あれは悪魔か!?」とゾッとするモーティ
翌日、モーティの学校にやって来た新任教師師が、昨晩見た「月に立つ男」にソックリであり、昨夜と同じように不適な笑みを浮かべて見せたのだ
これに怯えたモーティは、学校の校長にすがり付く
「あの新任の先生は『悪魔』です!僕は見たんです!彼は『月に立つ男』なんです!」
すると校長は「わかった。何とかしよう!」と言い、すぐに新任教師に会いに行く
それを遠くから見守るモーティ
校長は新任教師と何やら話し込むと、おもむろに彼を殴り飛ばす
モーティのところに戻ってきた校長は「彼はクビにした。君の言う通り、あれは『ロリコン』だな。私にはわかる」と宣言
モーティは「え?ロリコンって何のことですか?あの先生は悪魔だったのではないのですか?」と困惑
これには校長も困惑し、「『月に立つ男』という言葉、聞き慣れないフレーズだったから、てっきり『ロリコンを意味する隠語』かと思ったんだが、違ったのかい?」と答える
後日、モーティは先生の自宅を訪ねるが、そこでは先生の葬儀が執り行われていた
先生はロリコン扱いを受けて教職をクビにされたことを気に病み、自殺してしまったのだ
彼は元海兵隊員だったらしく、かつての同僚である海兵隊員たちが泣きながら口々にお悔やみを述べており、人徳の高さが伺えた
そして、海兵隊員たちは最後にこう語った「彼は、月の模様にソックリな男だった」と