俺、その声に完全にビビってガクブル状態。

園児たちはなぜかその声にビビることも泣くこともなくうれしそうな声でカエルの歌を

歌いながら、俺から遠ざかっていくのがわかる。その歌声の中にはあのドスのきいた声も混じっていた。

そのようにして、園児たちとその声の人(先生かは分からない)は俺の元から消えていった。

俺はやっと体が動くようになると急斜面を登って、グニャグニャに変形した自転車を放置して

猛ダッシュで帰路についた。