いや、シジフォス的不条理の肯定・自己同一化が狙いとしても
実社会を構成する微細流粒子でしかない現実がある以上、
欺瞞とアウフヘーベンのエピゴーネンのエントロピーでしかない無限最小効果。
愉楽を至上原理とするデイオニュソス的観点から看破しても、
ジュバナイル的感性はキッキュな不確定性原理のアノミー。
ある意味、それが自己喪失作業の変容・メタモルフォーゼと推察できるが。
社会全体から見れば、ハーメルン症候群的集団発作は
異形の小宇宙を形成する自己破壊でしかなく、ユーフォリアの擬制でしかない。
ヤヌスの如く、錯覚するのは近代社会の
アメニマスに由来する現代社会のアジールの本質を咀嚼してない。