「文明等級の低い人」と見なされると、就けない仕事や入れない学校、入場が禁止される
娯楽施設などが出てくるだけでなく、「文明指数の下限」はさらに恐ろしいとし、
別リストに入ってしまうと生活そのものが難しくなる可能性があるとした。

そして、「健康コードがまだ去らないうちに文明コードがやって来た。健康コードで
多くの高齢者がバスにも地下鉄にも乗ることができなくなり、病院へ行くのも
恐れるようになってデジタル時代の難民になった」
「英国のドラマ『ブラック・ミラー』の中のランク社会のようで、
人を文明程度の高低で分けるような都市こそ、文明に対する皮肉になっている」
とする学者の指摘を紹介した。

また、この制度は毛沢東時代を思い起こすとの意見もあると紹介。
「由緒正しい家柄でなければ、四類分子(地主、富農、反革命分子、悪人)に分類されて、
地主、富農、反革命分子、破壊分子、右派と認定されれば本人は刑務所に入れられるか、
そうでなければ農村へ下放されるか労働改造所へ送られ、政治運動の度につるし上げられ、
その子孫も就業や進学で差別されてのけ者にされる。
つまり人として扱ってもらえなくなる」との心配の声があるとも伝えた。