マハーカーラはシヴァ神の別名の一つとされている
これが日本では大黒天になってるわけだ

マハーカーラの配偶者はカーリーで、色は黒く、日本のイメージと違って本来マハーカーラは
破壊神としての位置づけになってる

『マハーカーラは腕が4本で3つ目、1千万の破壊の黒炎の輝きを放ち8ヵ所の火葬場に囲まれて暮らす。
身を飾る8つの頭蓋骨、5体の骸を椅子代わりに腰を下ろし、手に三つ又の鑓 (やり) に太鼓、長刀に鎌を携える。
全身に火葬場の灰が降りかかり、その周囲を取り囲むハゲタカとジャッカルが大きな声で吠え立てるという。』

マハーカーラとカーリー(マハーカーリー)は両神ともブラフマンの究極の破壊力を表し、
いかなる規則や規制にも縛られることはない。
時間と空間さえも自分自身の中へと溶かしこむ力を持ち、宇宙が溶け去ったあとも
「空」として存在しつづける。
カルパの終焉に当たり宇宙を解散させるのは、この両神に任されている。』

『マハーカーラは通常、色が黒い。黒はすべての色を吸収して溶かし込むように、
すべてを包含する包括的な性質を備えるマハーカーラは、
すべての名前と形を溶かし込むと言われる』