513:名無し [sage] 投稿日: 2006/12/13(水) 02:46:57 ID:g/lvYhBW0
だからこそ、みえなくなるのにね

自分を捨てきれない、名や蓄を本当の意味で
捨てきれない

皆、立ち居地も演じる役柄も違う
物質的に豊かな人間ほど、道の状態は平坦なものの
中心までの距離が遠い

貧しいもの、孤独なものは
近距離にいるものの、障害物が大きい

ただそれが見えているというだけで
その他の人間や物質との距離感や正体を見通すことが
できるようになるのに

いや、それは近づかなくても見える
距離や場所にはあまり意味がない
ひとつの方便かもしれないが

静止させて認識しようとしない
捕獲しようとしない、独特の解釈を探さない
動きを動きながら観察する
カタチを味わい
匂いを見、色を聴く、そしてそのレイヤー
グラデーション、重ねたり、移ろいながら
変化を愉しみつつ、個々が自分だけの特性を見出し、
生きとし生けるものが協奏する
時には独奏もいいでしょう
しかし全てが調和されているのは
中心に何も無い真空があるからです