命の恩人が行方不明のままだった
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墓まで持って行こうと思ったが無理なので書かせて欲しい。 こんな時間まで起きてるんだ!!
ワシャ今から(-_-)zzz
高齢者ニートだからな!! ある山で出会った人が遭難した俺を助けてくれた。
下山途中で助けた人とはぐれてしまい、俺だけが助かり、その人は行方不明になった。
このまま彼のことは知らず、存ぜぬで生きようと思った。
だが我慢できず行方不明者リストを見てみたら名前がまだ載っていた。
俺が助けてもらったこと、俺が彼の姿を見たおそらく最後の人であろうことは誰にも言っていない。 ゆうべいまだに行方不明だと知ってから寝られずに今に至る。
もうどうしたらいいのか… 見ている人は少ないと思うので勝手に書かせてもらう。
俺は登山が趣味。だが周りに登山仲間はいないので、山に入るときは常に一人。
登山者カードは必ず出しているし、どんな山であっても装備はしっかり揃えている。
身内や職場の人への連絡も必ずしている。
去年の秋。
これまで行ったことのない山に行ってみようと思い立った。
どうせなら今までで一番長く時間をかけてみようとも思い、三泊四日の予定で、ある山へ入った。
その山は全ての登山道がしっかりと整備されているわけでなく、道中には人一人が通るのがやっとという険しい道もある。
そんな山道も未経験ではなかったし、時間、距離的にもかなり余裕のある予定を立てていたのだが。
初日の宿泊予定の山小屋についた途端、動けなくなるほどに疲れがどっと出てしまった。
翌日に帰ろうかと思ったほどだった。 最後に離れた地点が分かれば、その周辺を捜索して遺体が見つかるかもしれない
ご遺族は苦しまれているだろうから、あれこれ悩むより通報することだよ 事故は二日目におきた。
二日目の早朝。空はまだ薄暗い時間。
予定より早く目覚めてしまったのだが、体は意外なほど軽くなっていた。
「昨日の疲れは何だったのか?」と自分でも不思議に思えたほどだった。
「今日も同じように疲れるようなら、次の宿泊予定地で帰ろう。」
そう心に決めて山小屋を後にした。
二日目はテント泊の予定だった。
少し頑張れば次の山小屋まで行けるはずだが、無理をしては危険だと思ったため。
テント泊での登山も数少ないが経験はある。最長の旅程とはいっても荷物は特に多いわけではない。
お昼前までは昨日の疲れなど感じず、順調に進んでいた。
しかし食事をした直後から体調に異変を感じ始めた。
スマホは通じないエリアだったので、電波の入るところまでとにかく移動しようと、休み休み移動していた。
連休の合間という時期のせいもあったろう。
それまでの道中、山小屋で会った人を除けば顔を見た人は数名と、極端に少なかった。
泊まった山小屋から俺と同じルートを行く人は一人もいなかった。
そしてこの日は誰ともすれ違うことなく、追い抜かれることもなかった。 >>7
今さらだと責められるのが怖い。
俺が悪いのはわかっているが。 なら、匿名で通報すれば?
きっと遺族は苦しんでるよ 高山病になるほど高度は高くなかったが、食事後に重くなった足はどんどん重さを増していった。
そんな中で危険な道に来てしまった。
スマホの電波もないため、そこがそのルートで最大の難所だと言われている。
そのまま留まり、誰かが通るのを待つか迷ったが、ゆっくり進むことにした。
途中、道が崩れているところがあり、両足をそろえて立つことが難しい箇所もいくつかあった。
そこを何とか乗り越え、少し開けていて人一人が座れるスペースがあるところまでたどり着き、休憩したときに事故が起きた。
少し座って休むつもりが、いつの間にか深く寝入ってしまった。
寝ぼけて体勢を直そうとしたとき、背もたれにしていたザックを崖下に落としてしまったのだ。
ペットボトルと保存食のクッキーを上着のポケットに入れていたため、それらはかろうじて難を逃れたものの、スマホや寒くなったら中に着るための衣類、そして肝心なテントまでを崖下に落としてしまった。
こうなったら動かないのが正しいと考え、少し先にある登山道が合流している地点まで進み、そこでビバークし人が来るのを待つことにした。
最悪、人が来なくても三泊目の山小屋には入山前に予約を取ってある。
俺から音沙汰がなければ何かしらの行動を取ってくれるであろうと期待して。 >>10
警察から登山者カードの情報を元に一度電話がかかってきているんだよ。
そのとき「知りません」って言ってしまったんだよ。
俺のいた登山ルート、エリアとは違っていたし。
彼も道に迷ったと言っていたが、なぜ俺のいた登山道にいたのかすらわからないんだよ。
彼のことは後で書くけれど。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています