予め「お金が一番強い世界」を構築しておけば、貨幣の力で食料をはじめ
生命や生活に欠かせない諸々を独占しておくことができる。
また、自動化が進んで人間が労働をしなくなると、人間は今まで労働や生活の為に
身に着けて着た様々な知識や技術や技能を身に着けることが無くなり、人材の育成
をしなくなり、人間が技能もそれを身に着ける術も持たない(教える人材もいない)
時代が到来する。技能や知識を勉強したくても、身に付けたくても、その術がない。
それら全ては自動化技術を持つ者達が独占している。

食料・技術・能力・知識・インフラ・・・種族が生存と進化に必要なものの独占・・・
自動化の発展による技術的特異点の到達で貨幣経済の仕組みが崩壊しても、それら
予め独占しておいたたもので人々を依存と隷属のうちに支配し続けることができる。
管理社会の技術開発もそのために不可欠。
人々は、飢えも不便さもない環境の中で、能力進化と命を人質に取られることになりかねない。
最悪の場合、種族の進化が止まるか、進化できる能力範囲が狭まる。
まるで、子宮の中に幽閉されていつまでも自分の人生を始められない胎児のように。
これでは毒親文明によるディストピアだ。

そんな妄想をして見て気が付いた。そんな毒親的ディストピア文明を作る場合、
何でそこまでして人類を隷属させ支配したいんだ?
そこまで支配したい(手放したくない)ということは、そこまで依存してるということだ。
毒親は何で子供に依存してるんだ?
何でも親の言う通りに動くお人形など、高度に進化した自動ロボットがあれば必要ない。