376名無しさん@1周年2020/03/27(金)
■IMFの財政緊縮策、子どもの健康に悪影響 研究 2017年5月16日 23:23 発信地:ワシントンD.C./米国 [ 北米 米国 ]

【5月16日 AFP】国際通貨基金(IMF)の融資プログラムによって財政緊縮策が課された国では、
子どもの健康を守る親の能力がそがれる傾向があるとする研究が15日、査読学術誌の米科学アカデミー紀要(PNAS)に発表された。

同研究は、IMFが支援対象国に要求することの多い社会保障支出の大幅な削減によって、被支援国の教育提供能力が奪われ、
貧しい家庭の経済事情は向上せず、雇用に適応する能力も伸びず、経済変動に対し一層ぜい弱になると指摘している。
中でもIMFプログラムが導入されている国の地方部では、子どもの栄養不良に対する、教育による保護効果が17%程度そがれるという。

研究は英国のケンブリッジ大学(University of Cambridge)、オックスフォード大学(University of Oxford)、
オランダのアムステルダム大学(University of Amsterdam)、ニュージーランドのワイカト大学(University of Waikato)
の研究者らが2000年の前後5年間に実施したもので、研究データの対象とされたのは貧困国および中所得国67か国の28億人。


■焦点:IMFが緊縮一辺倒の過ち認める、遅すぎた方向転換 2012年10月15日 / 16:57 / 7年前

[東京 15日 ロイター] 過去に国際通貨基金(IMF)の緊急融資プログラムを実施して景気悪化の痛みを味わった国々は、
今ごろになってIMFが緊縮策のコスト計算を間違っていたとを認めたことで、憤懣(ふんまん)やる方ない気持ちだ。

アルゼンチン、インドネシア、韓国といった国々はかつて、IMFによる数百億ドルの融資と引き換えに厳しい財政支出の削減を義務付けられた。
これらの国々は、IMFがようやくアジアや中南米の経済危機の際に犯した過ちから学び始めたとみている。