首都圏を直撃した台風15号の影響による停電は、
千葉県を中心に、東日本大震災以降、最大規模となった。
現在もおよそ62万軒で停電が続いていて、生活に影響が出ている。
台風15号では、千葉県内では君津市で、送電線をつなぐ高さおよそ57メートルと45メートルの鉄塔2基が倒壊したほか、
各地で電柱が倒れた。
東京電力ホールディングスによると、停電は千葉県を中心に関東地方と静岡県で、
一時およそ93万軒にのぼり、東日本大震災以降、最大規模の被害となった。
10日午前11時現在でも、依然としておよそ61万8,500軒が停電していて、
東電は、電源車を千葉県内の医療施設や避難所を中心に派遣して、対応にあたっている。

東電などは10日中に、およそ33万軒は解消するものの、全面復旧は11日以降になるという。