先程の子供の例えである、
悪い事をするなと子供に教えるよりも、
良い事をしようと子供に教えろとの話と同じであり、

考えるのを止めろと教えるよりも、
良い心を持て、と教えたら良いのです。

その良い心とは即ちムーンサリンパワーの事です。

無の境地とは煩悩が無に成ると言う事です。
ですが、これだけでは説明不足です。
煩悩が無に成った後の心の状態とはどんなものなのでしょうか?
そこには良い心が有る筈です。
そして、その良い心に成れば良いだけなのです。
言って見れば煩悩からの解脱を果たした悟りの境地とは、
無の境地では有りませんでした。
それはむしろ有の境地だったのです。
良い心が有ると言う境地だったのです。

それこそが、ムーンサリンパワーだったのです。
心が弛緩をし、癒される気持ちの良い感覚、感情の「有る」境地だったのです。