藍の書  辻麻里子(著)

「お前は宇宙の情報を純粋なまま流せばいい。ただそれあけのことだ」

「宇宙情報を・・・・・・純粋なまま・・・・・・?」

「そう。時空を超えて、突き抜けた領域に立つことだ・・・・・・
突き抜けた領域とはすなわち観察者の視点にまで自らを高めることだ。
 よく聞くがいい。お前は洗練されていない人間の感情に巻き込まれるために、
わざわざ惑星地球に来たわけではない。低次の領域から立ち去り、観察者の視点に立って魂の仕事に専念することだ。
もしもお前が魂の仕事をやらなければ、洗練されていない他者の感情に引きずり込まれ、
その領域にとどまることになるだろう。そして、お前の軽やかな波動は、あっという間に喰いつくされてしまうだろう。
この領域内においてはお前の軽やかさは希少価値であることを覚えておくことだ・・・・・・」