まずはなぜ来たかなんだけどはっきり言って事故。
この詳細の前にどんな経緯でこっちの世界とつながったか書こうと思う。

元いた世界ではある社会問題が発生していた。
それは地球上の大気の動きがおかしくなっていることによる気象の乱れ。
それが直接被害を出すことはほぼ無かったが、ある日突然予兆なくそうなったため各国気象台はじめ気象学界では調査が始まった。

そうするとスパコンによる大気の動きの解析により地球上の何点かに空気を吸い込んでいるような地点があることが分かった。
まず、その地点に近い国による航空機による調査が始まった。
日本は自衛隊が主導、ほかはドイツ、アメリカ、ロシアなどが積極的な調査を行なった。

日本は太平洋上の結構南の方(詳しくは知らん)に調査にむかった。するとやはり空気を吸い込んでいる場所が観測された。
海面のある一点に向けて空気が吸い込まれているようだった。
詳細な動きを調べるためラジオゾンデの低空用みたいな観測機器を放った。
すると吸い込まれていった一点で観測機器はロスト。海面に落ちたかと思われたのでもう一つ放つもそれもロスト。
どうも本当に何かに吸い込まれているらしかった。
そうなると研究者や世間の関心は吸い込まれたものがどこへ行っているかへ向いた。
海中に引きずりこまれているという説は早々否定された。続く調査として有線でつないだドローンをその点、吸点に向けて飛ばすことで調査が始まった。

続きます。