当時その国の夫婦というのは喧嘩するとき相手が話していてもまくしたてて
自分の意見をぶつけるのが多かったんだったかな
だからどうしても相手の意見をぶつけてしまい、相手の意見を聞くどころか
自分の意見を相手に伝えることができなかった
相手に浴びせる言葉には内容がないどころか罵倒ばかりだった

だから、その祠では神という空想の裁判官を用意し、
相手の話を妨げず敬意を持って話させるルールを作ることにより、
夫婦のお互いの意見を通しかつ改善させることができた
国民の神への信仰心、その国の喧嘩の特性、人の特性、夫婦関係、
そういった要素をうまく利用し、改善したいい例だと思う
俺はオカルトや宗教について詳しくないが、
非常に興味深かったのを覚えている
続く