海・山にまつわる怖い話・不思議な話 2
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夜の海は怖いね、引きこまれそうでさ。
昼の海もね、ひしゃくを持った巨人が現れそうでさ。
夜光虫は不思議だよ。海蛍。
板一枚隔ててそこは地獄。
城ヶ島の自殺、流れ着くところは・・・・あの世でいっしょになろうね。
沈む死体と浮かぶ死体。スキューバで見た。
島に行きたい、遠くの島に。
いつの時代もそこにある異界、山。
知られざる深山、身近な里山、神社仏閣の「お山」、あるいは昔山や丘だった場所…
というわけで「海・山にまつわる怖い話・不思議な話」
海や山にまつわる怪談・奇談を語っていきましょう。
※ここは実話のみのスレではなく昔話、伝聞何でもありです
※荒らしはスルーでよろしく>ALL
前スレ
【新】海・山にまつわる怖い話・不思議な話 1
http://mao.5ch.net/test/read.cgi/occult/1502541708/ 石じじいの話です。
死神が立つことがありました。
それは小さな男の子の姿をしており、夕暮れ時や薄暮の時刻に現れたそうです。
薄暗い部屋の中で、床の間(付近)に立つのです。
姿形は、別に時代遅れの着物姿というわけでなく、その時代の普通の服でした。
ザシキワラシみたいですが、なんの幸運をもたらさない。
人の死のみをもたらすのです。
その男の子が立った家からは、ひと月以内に必ず死人がでました。
病死であったり、事故死、あるいは不審死でした。
はたきやほうきなどで追い払うと、ふっと消えるのですが、また出る。
特定の家に立つのではなく、公共の場に出現することもあったそうです。
夕方の駅の近くの電柱にもたれかかって立っていたこともありました。
だれも知らない、初めて見かける子供です。
その死神子は、決まって男の子でしたが、顔は目撃者によって違っていてまちまちだったということです。
そうなると、その駅の近くで交通事故死、鉄道飛び込みなどが起きたそうです。
その駅を使っている町の役場に勤めている人が、通勤帰りに酒を飲んで帰るときに、その男の子を見て、翌朝冷たくなっていた、ということもありました。
通勤している人の中には、男の子がでませんように、南無大師遍照金剛と口の中で唱えていた人もいたとか。
ある旅(お四国巡り?)のお坊さんがお経をあげたら出なくなった、という話もありました。
もともとそんな子供はいなかった。見間違いだ。という話もありました。
どこに行ったのでしょうか?
もっと大きな街に行ってしまったのかもしれません。 そこへ行くと首を吊りたくなるという松の木があった
石じじいの話です。
猿のような兄妹がいたそうです。
その兄妹は、ほとんど裸で過ごし、言葉も喋らず、10歳近くにも関わらず、四つん這いで歩くことが多かったそうです。
彼らは頭が普通の人よりも小さく、四肢が比較的短かったということです。
とても人懐っこかったと。
肉を好んで食べていましたが、野菜も食べたそうです。
彼らは、ある富裕な家の主人が、山で拾ってきたということでした。
その人は、その兄妹は自分たちに神様が恵んでくれた「神の子」だ、と称していたそうです。
べつに、その金持ちはキリスト教信者ではありませんでしたので、まあ、別の「神様」だったのでしょう。
彼らは年を重ねても身体はそれほど成長せず、知能水準も向上することはなかったそうです。
学校にも通えるはずもなく。
結局、その子たちは、その金持ち主人が病死した後、どこかの施設?に引き取られたということです。
あるいは、その家のお嫁さん(主人の奥さん)が、二人を連れて家を出て行った、という話もあったそうです。
この話が、インドの狼少女「アマラとカマラ」に似ています。彼女たちは、孤児院の経営者が「障害を持つ子供を、そのようなものに仕立てた」詐欺行為であったということです。
自分の孤児院の金集めのためだったとか。 >>577
最初の一行は、無関係の一文です。無視してください。
実は、こういう話もあったのだそうです。
メモが不正確でよくわからないのですが。
でも、これはよくある怪奇話ですねw
思わず首つってしまう木 南原清隆「(アインシュタイン稲田の不細工な顔面をイジる流れの中)でも彼実は二枚目ですよ。メガネのフレームの上の部分がピンクでしたから」
周り「アハハハハ(不自然な笑い声なのでおそらくSE)」
陣内「(南原清隆の発言には触れず)でも彼歯を矯正したんですよ」
ホラン千秋「歯を直したところで変わらないですよ!」
周り「アハハハハ!(ここで次のコーナーに切り変わる南原清隆の表情は確認できず)」 水卜「さぁ、南原さん!このティッシュケースの名前を当ててください!」
南原「ギザティッシュケース! 」
中川翔子「ハハハ・・・」 南原「(徳井が水卜アナばかり見てるとイジられてる時に)その徳井を見る俺!」 南原「(美味しそうなハンバーガーを見て)これも月曜レギュラーにならないかな」 スレ付いてたから石じじいだと思って喜んで来たのにな。 >>くそひりかずきよった
どういう意味やろ?
山のウンコ話に合わせてくれたんか?
四国の山には石じじいの爪跡(ウンコ)があったって話やな 石じじいの話です。
「そこへ行くと首を吊りたくなるという松の木があった」という断片が紛れ込んだことがありましたが、以下のような話です。
メモが短く、詳しい話はほとんどないのですが。
松の木が山頂に生えていて、その周りは草っ原になっていて他の木が生えていない。
そこで長時間滞在していると、その松の木で首をつってしまう、という話があったそうです。
その山は、みかん山の近くだったそうです。
ただ、それだけの話なのです。
が、
その松の木は、私(書込み者)の家から見えたのです。西の遠くの山稜に見えていました。
買ってもらった伸縮式の望遠鏡で見てみると、一本だけ松の木が生えていました。
たしかに、周りには他の木は生えていない。
子供のころ望遠鏡を覗いて、「あそこいったら、死ぬんか・・・」と怖かった記憶があります。
今は周りにたくさんの木が生えて、その松の木は目立たなくなっています。
あるいは、なくなってしまったのかもしれません。
死にたくなったら行ってみようと思います。 石じじいの話です。
じじいの母親は死後帰ってきたそうですが、似たような話がありました。
ある男の子の母親が死にました。
家族、親類が集まって葬式を終え、家の二階で一緒に寝ていました。
皆、疲れていたので早くにぐっすりと眠ったのですが、その男の子は夜中にふと目を覚してしまいました。
雨が強く降っていたので、その音で目が覚めたのかとも。
皆の寝息を聞きながらうとうとしていると、階段を上がってくるものがいました。
とん、 とん、 とん、 ゆっくりと上がってくる。
だれか便所から戻ってきたのかと思っていると、襖が開きました。
部屋は暗かったのですが、豆球がついていて、寝ている場所が入口近くに寝ていたこともあり、誰かがわかったそうです。
母親でした。
死んだ母親が襖を開いて立っていました。部屋の中を見渡していたようだったそうです。
母親は、ゆっくりと部屋に入ってこようとしました。
入ってくる時に、近くにあった火鉢の火箸に彼女の着物が引っかかってカチンと音がしたそうです。
すると、一緒に寝ていた父親と兄弟が一斉にうなされ始めたのです。
うーん、うーん、と。
男の子は、うなされはじめた声に驚いて振り向き母親から目を離しましたが、すぐさま母親に目を戻しました。
母親は消えていたそうです。
襖は開いたまま。
冬の雨の降りがさらに強くなっていました。
朝、このことを話のですが、寝ぼけたのだろう、ということでみんなには信じてもらえなかったそうです。 行ったらいかんよ
そげん気持ちになっても遠目から見るだけにしとき〜 石じじいの話です。
漁村の話です。
ある漁村に、長患いの男性がいました。
医者にかかっていましたが、薬を飲んでもいっこうによくならない。
そういった状況なので、その男性の奥さんは、夜になるとお寺(お宮?)に平癒祈願のために毎日通っていたそうです。
しかし、その甲斐もなく、もう明日の朝までもたないだろうという状態になりました。
もうだめだろうということで、親戚が家に集まっていましたが、奥さんはその夜もおまいりにいったのです。
しかも、自分の子供である女の子も連れて。
こんな夜に、なにも、もうそんなことをしなくても!この期に及んで!と親戚の人たちは文句を言ったそうです。
彼女は、その夜帰ってきませんでした。娘も。
翌朝、男性は奇跡的に持ち直し、元気を取り戻しはじめたのです。
どこかの家に寄せてもらっていたのだろうと考えてた人々は、奥さんを探しはじめましたが、近所には見当たりません。
近くの家を訪れてもいない。
そのうち、町の人がやってきて、その奥さんの水死体が浜に上がったことを伝えました。
奥さんに連れられて行った女の子は、同じ浜にうずくまって眠っていたそうです。
女の子に尋ねたところ、その夜、奥さんは彼女を浜に残して、「これからお父さんの薬をもらってきます。すぐにもどってくるからここで待っていなさい。眠くなったら眠るといいでしょう。」
と言って、海に入って行ったと。
人々は、旦那さんの為に願をかけて入水自殺したのだろうと大いに悲しみ、また賞賛したそうです。 女の職場なので、一番若い私が花見の場所取りを任されました。
ビニールシートを敷いて寝袋に潜りながら、ヒマだったのでスマホで時間を潰していました。
桜が咲く寸前に急な寒波が来て、とても眠られる状態ではありません。
そんな中、やはり隣で小さなテントに入りながら陣取っていた若いサラリーマンから
「寒いのに大変ですね」と声をかけられたんです。私はモグラのように寝袋から頭を出しました。
「えっ、女性なんだ? しかも美人。こっちのほうが暖かいから遊びに来てよ」
孤独に耐えられなかったので、この誘いはまさに渡りに船。男性は目がとても綺麗なイケメンで、彼氏にしたいほどのタイプです。
「甘酒を飲んで、体を温めてよ。毛布も使う?」
初対面の私にここまで優しくできるのかと感動し、涙ぐんだほど。
「このテントで田舎のかまくらを思い出しちゃった」
「えっ、秋田出身なの? 俺は青森だよ。近いよね」
同じ東北出身と分かって会話も弾み、肩を寄せ合いながらお酒を飲みます。
すると、「まだ寒いな。君の中に入って、体の一部でも温まりたい」と囁いてキスしてきたんです。
毛布を開けて「入っていいよ」と許したら、びっくりしたような顔をして…。
それから胸をまさぐって、同時にショーツを脱がそうとします。
このとき初めて、入りたいのは私の中なんだと察しました。
抵抗したけど、耳に熱い吐息を吹きかけられた途端、もうどうなってもいいと思えて…。
ゆっくり足を開くと、濡れた下着を脱がされ、ペニスが挿入されてきます。
「あんっ、入っちゃった」
「まだこのままにさせて。温かくて、コタツに入ったみたいで気持ちいい」
制止されると欲しくなって腰を振り、「動いてよ」と催促していました。
彼はどんどんピストン運動を早め、「よし、イクぞぅ!」と言います。
「イク、ああん、もうダメ、いっしょにイッて…」
少しだけ早く私が昇天し、彼はその後、ペニスを引き抜いて射精。グッタリしていると、温かい甘酒を口移しで飲ませてくれたの。
「おいしいね。すごく甘い」
「そうでしょう? 隠し味に精液混ぜておいたからね」
一瞬「ええ〜っ」と驚いたけど、幸せな気分だから許しちゃおうっと。 石じじいの話です。
石を集める人の中には、考古遺物を集める人もいました。
石器、土器、装飾品(玉など)、骨(化石など)
結構な値段で取引されることがあったようです。
現在でもあるのだとか。
ある家に、埴輪が家宝として伝わっていたそうです。
その埴輪は武人の像でしたが、頭部が欠損していました。
その家は庄屋をつとめたという旧家で、対・長宗我部戦で武功を立てた祖先が賜ったものだということでした。
武功の褒美として埴輪というのもおかしな話です。
昔、武将の家系というのもあやしい。
どこかの古墳から盗掘されたものだろうということでした。
ちなみに四国の南部には古墳がほとんどありません。
遠くから運ばれてきたのでしょう。
その家宝である埴輪は、のちに県(?)の博物館に寄贈されたということです。
あとになって、岡山県の古墳から出土した埴輪の頭部が、その埴輪像にうまく接合して、同じ埴輪だということが明らかになったということでした。
埴輪は岡山の古墳から盗掘されて伝わったものだったのでしょう。
じじいも石器を持っていました。
写真は、死後にもらったじじい箱に入っていたものです。
https://i.imgur.com/TDyVXOG.jpg
この石器の由来はメモにありますが、それはまた別の機会にお話ししましょう。 ロシア語の辞典かな?
(気にするとこはそこじゃねぇ) 山には気をつけろ。
京都府南部の山に行ったときのことだ。
滋賀や三重にも近く、場所はあいまいなんだが、娘をのせた車で脇道に逸れて走っていたんだ。ちょっと面白いだろうと思ってね。
でもタイヤが脱輪して止まってしまった。しかたなく車中泊することに。寝ていたんだが、なんだか音がする。
「テン、メツ、ソウ」だったか妙な声のような音が前の方からして、横をすぎて後ろにいった。
なんだろうと思って横で寝てる娘をみたら、そこの窓からへんなのがみてる。コラッと叫ぶと、そいつは消え、娘がつぶやきだした。
へんになってる。車にエンジンをかけ、アクセルを踏むと動いたので、そのまま近くの寺にかけこんだ。まだ人がいて、住職的な人にこれはいけないと預かってもらった。
しかし、娘は助からなかった。
おまえら、山には山城半分で行くな。 >>593
「カザフスタン」と「トルコ」(どちらも形容詞形)だけわかった 京都府南部の山、俺も近くてよく行くけど
そんなの遭った事無いわ
和束町、南山城あたりの事言ってるんだろけど
確かになんでこんなとこに集落がっつうのは
このあたり散見するけど >>597
オリジナルでは「面白半分」の所を「山城半分」って言ってるだけで本文は有名怪談のコピペだよ、言わせんな そんなつまらんコピペ何故貼ったの?
でもねちょっとマズイ場所が一箇所あるにはあるんだよね
千日墓地ってとこなんだけどね
俺も霊感は無いけど何故かここだけは避けて通ってる コピペだとわかってからつまらんというのは恥ずかしいね。
それはさておき、千日墓地とはどこ? 木津川市にある古い墓地なんだけど
昔、土葬だった頃に何をするのか
死体掘り起こしてどっかに持って行く
変質者がいたとじいちゃん言ってた
その話が未だに気味悪くて
あの界隈近づかない >>599
俺が貼ったんじゃねーよ、お前オカ板初めてか ん、オカ板は初めてだ
何気無く色々見てたらここに来た
山ん中は何に遭遇するかわからん怖さはある
猪とか猿とかの野生は臆病だから
出くわし方によっちゃ悲劇になる
熊は機嫌悪い時はとにかく逃げろ >>597
こんなところにも集落が、てのが日本だよ・・・w
そんな集落が延々と谷間ごとに続いてるんだよ・・・
俺も昔母親に言って笑われたわw 滋賀のどこかはわからんけど、私的な関所みたいなのを作って料金をとってたやつがいたらしいね。かつて2ちゃんでみた。山城半分で行くもんじゃないな。 マジで滋賀に以前、治外法権な場所があると
滋賀のBBSか何かで見た事あるわ
そこに迷い込むと帰ってこれない
実際知り合いが何名か行方不明に
なってるってカキコあった 滋賀の関所書き込んだものですが、うちはまちbbsでみたわけではないのでぜひkwsk ちなみに京都府南部(山城エリア)については、あるB地区(ぼかされていた)にテレクラかなんかで知り合った女の子に会いにいったら、大好きホールドでそのまま出させられた挙句、そこの祖父母、父母などに囲まれそうになり、逃げ出したという書き込みが人権板にあった。
翌日車を取りに行こうとしたらボコボコにされていたとのこと。山城半分で行くべきではないな。 >>596
つか形容詞形じゃないw トルコでもないw
シベリアと、カザフスタンの北部
オビ川とタヴダ川の周りのなにか
トルキスタン…がなんか有名ですみたいな話だよ
珍しいね露語の印刷物を持ってるなんて >>611
ありがとう
「トルケスターナ」だけ読めて、スタンがつくんだからトルコのことだよな、と早合点した
オビ川は言われて見つけたが、タヴダがわからなかったので解釈できなかった __,,,,_
/´  ̄`ヽ,
/ 〃 _,ァ---‐一ヘヽ
i /´ リ}
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ヤヽリ ´゚ ,r "_,,>、 ゚'}
ヽ_」 ト‐=‐ァ' !
ゝ i、 ` `二´' 丿
r|、` '' ー--‐f´
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天皇陛下がこのスレに御興味を持たれたようです 石じじいの話です。
じじいは朝鮮に住んでいるとき、何度か満州、蒙古に旅をしたそうです。
これは、蒙古(満州国領内モンゴル)での話です。
モンゴル人は非常に目が良く、遠くのものをよく見分けたそうです。
遠くを見ていて、「ほら、あれ!ドルジ(仮名)がやってくる」と言われて、それから30分ほどして、馬に乗ったドルジさんが姿を現わす、といったふうだったと。
馬で旅しているとき、同行のモンゴル人が草原の彼方を見て急に慌てた様子になったそうです。
馬を降りろと言って、あちこち走り回ってお経?を唱えながら石を拾いはじめました。
彼は、拾った石を円形に並べて、じじいと同行の中国人に、この中にうつ伏せになって外套を被れ、と命じました。
モンゴル人も自分の外套(デールといったそうですが)を脱いで被りました。3人は互いに身を寄せ合っていました。
「動くな、音をたてるな、外を見るな」と言われたそうです。
モンゴル人は非常に緊張しているように見えました。
長い間そうしていた記憶があったそうです。
強い風が吹いて地表近くに砂が舞っていて、それが外套の隙間から吹き込んできて顔に当たるのが不快だったと。
突然、家畜の死体のような臭いがしてきました。
そして、馬の蹄の音がゆっくりと近づいてきました。
それは、伏せているじじいたちの頭の先ぎりぎりを通って、そのまま歩き去っていきました。
そのとき強い風が吹いて、じじいの外套をちょっと浮き上がらせたので、その去っていく者の姿が見えてしまったそうです。
(つづく) (つづき)
それは、白い斑の馬に乗った、緑色のモンゴル服を着た女性だったそうです。
その頭の髪型から「女性」のように見えたと。
モンゴル人は、じじいの腕をぐっとつかんだそうです。見るなと言わんばかりに。
じじいたちの乗って来た馬たちはおとなしくしていたそうです。
かなりの時間がたってから、モンゴル人はゆっくりと起き上がりました。
深いため息をついて「ヤウスン」と言ったそうです。
じじいたちは、モンゴル人にあれは何か?と尋ねました。
モンゴル人曰く、
あれは非常に良くないモノだ。人間ではないのだろう。
草原を旅していると、ごくたまにアレに出会うのだ。
岩山では出ず、かならず草原に出る。
アレは、かならずこちらにやってくる。逃げても必ず追いついてくる。
できるだけ早く気がつくのが大事だ。
じっとしていると害をなさず行き過ぎていくが、気づかれると必ず死ぬ。
そのような死体が見つかることがあるし、伏せている途中で我慢できずに走り逃げたものが死んだこともある。
油断して気づかないでいると手遅れになるので、これからの旅でも注意しろと彼は付け加えたそうです。
草原を旅すると、怪しげなものに出会うことがままあるということでした。
夜、野営していると灯火が遠くに動いている。ある程度の距離まで来て、そこからいっこうに近づかない。
首の無い牧夫が馬に乗って歩いている。その馬にも頭が無いとかあるとか。
などなど。
「斑らの馬にのった緑色の女性」は非常に危険で、対処を誤ると必ず死んだそうです。 石じじいの話です。
山を歩いていたじじいが出会った、麓に住んでいるという炭焼きのおっちゃんが言うには。
秋分の頃のある日の午後に一度きり冷たい風が吹く。
この風に当たると死ぬぞ。
毎年吹いてくる日は予想できるので、その日と、その前後は午後には出歩かないのだ、と。
その時期をここら辺を歩くのは気をつけんさい、と。
じじいは、その後も、そのあたりに石探しに出かけましたが、秋口に強い風に遭遇しました。
いきなり顔に吹きつけてきたので、「あの殺人風かっ!?」と慌てて地面に伏せました。
その風は非常に冷たく、じじいの背中を撫ぜて吹き去りました。
じじいは無事でした。死んだと思ったそうです。
よく考えると秋分にはほど遠い。
安心しました、が。
その風は異様に冷たく重く感じられ、吹いている間は、ぼそぼそと何か人の話し声がしていたそうです。
これは高知のハカゼというものかもしれません。
行き倒れた人の死霊が祟って、その場所を通る人を殺すというミサキも同類でしょうか。 四国だと七人ミサキ、七人同行、七人童子などありますねいずれも出会うと死にそれらに加わるその代り最初の一人が成仏するという 石じじいの話です。
ミサキという現象は、じじいの故郷(=私の故郷)の近くでも、言われていることですが、7人いて、人をとり殺しながら順番に成仏する、という話は聞いたことがありません。
「7という数字は、仏教的に云々」というのはあまりにも理に落ちすぎているように思えますね。
最近の創作でしょうか?
(おまえが言うな!というかんじですがw)
ミサキ現象は、各地にあって:
田の神としての存在;神に捧げる動物霊;恨みを残した死者の伝承;憑く死霊(三人ミサキというのもあり);正体不明の憑き物や妖怪;
死者の口寄せ;先祖ではないが盆に祀られるもの;神楽;異常死に関わる場所;屋敷神;部落の鎮守;異常な死をとげた者;浮遊霊;
死後、死者の成仏を邪魔をするのでその死者から取り除く必要のあるもの;刀剣を祭祀しているもの;船頭らに信仰される水の神;
死後時を経た一族の先祖;墓地にあるが墓ではない塚;
といろいろです。これらは皆「ミサキ」と呼ばれているようです。
じじいの故郷周辺に多いミサキは、異常死の場所とそのような死を遂げた者、浮遊霊、祖先ではないが盆に祀られるもの、などが多い印象です。
ドウロクジン(行逢神でしょう)というのもミサキによく似ています。
ドウラクさま、ホウカイなども。
お盆に、道ドウロクのために暗闇を照らしてやるために、晩に道路と家の入り口の境界で松明を燃やすという風習が大昔にありました。
呪文「木落ち滝落ち川流れ木の葉の下の埋り仏・・・この家の眷属一同に障りなく守り給えアビラオンケン」と。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています