防大 いじめ・暴行 月平均 規律違反10人・処分5人

内部資料は、2016年5月に国と加害学生を相手に損害賠償請求訴訟を起こした
元防大生の弁護団が裁判手続きや情報開示請求で入手したもの。
元防大生は、上級生らから暴行やいじめをうけ、2学年だった14年8月に休学に追い込まれ、15年3月に退学しました。

防大が開示した07年から16年までの10年分(16年は4月から7月)の「学生などの懲戒処分者」によると、
服務規律違反は合計1136件に上ります。うち懲戒処分をうけたのは約半数の550件です。
平均すると規律違反は月10件程度、懲戒処分が月5件程度になります。

「13年秋頃、部屋のポットのお湯を交換していなかった罰として、被害学生らに対し、
ズボンと下着を脱ぐように指示し、掃除機で陰茎を吸引した」「複数回、同様の行為を行った」

防大の懲戒処分台帳には、4学年が「ポットのお湯を(下級生に)掛けさせた」
「私的制裁 鼓膜破れる」など暴力行為も多く記載されています。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-07-25/2018072501_07_0.html