筒塩さんの事件を難しくしているのは、刃物の傷跡があったことだ。
もし、この傷跡がなければ、首を絞めましたと自白した犯人も供述を覆さなかっただろう。
実際に自分がやっていない傷跡があった事、あまりにも執拗に傷跡の事を聞いてくる警察に、
自分がやっていないのではないか?首を絞めた時に生きていたのでは?と思い、
供述を翻すことにしたのだと思う。

真実を知れば、なんという事もない偶然が作用してできた錯覚なのだが・・・。