人間は地中深くに井戸を堀り、彼らに光とスピードと動力を与える金を掘り出す。
そして、地球は悲しみの涙を流すのだ。
なぜなら、地中ではなく地球の表面にこそ金と光が存在するからだ。
地球は、自らに開けられたこの傷口のために苦しむだろう。
人々は畑で働くのではなく、正しい場所や間違った場所などあらゆる場所を掘削する。
だが、本物のエネルギー源は自らの周囲にある。
エネルギー源は「見えないの?あなたの周囲にある。
「私をとって」などと言うことはできない。
長い年月がたってからやっと人間はこのエネルギー源の存在を思い出し、地中に多くの穴を開けたことがいかに馬鹿げていたのか後悔するようになる。
このエネルギー源は人間の中にも存在しているが、それを発見し取り出すには長い歳月がかかる。
だから人間は、自分自身の本来の姿を知ることなく、長い年月を生きるのだ。