イシュタル「はい・・。」

2番目のタック「あのー、ケンヤの彼女だった人に連絡しておいた方がいいよ。
        もう帰れないかもしれないって。」

「大丈夫だ。ケンヤはまだ生まれてない。シールの奥さんになるミホもこれからだ。
 シールの子守役はもう決定しているが、これからその二人の守備も伝える予定だ。。
 タック、はやくお前も先輩たちを見習って未来の事と今の事を混同しないように
 自分のスケジュールを想像している人達と接点を持てよ。」

二番目のタック「父さん、いつも想像主の父さんがイメージしてるんじゃないの?」

「そうだ。イメージを続けている。だが、彼らもいつも想像を続けている。
 お前もそのようなお兄さんお姉さん達を見習って未来のことを考えろ。
 彼らは自分の人生を想像したうえでこのような人生をやりたいと私に申し出てくるんだ。
 それについて差し引くのは私だ。それが私の想像する範囲になる。わかるか?」

「人の提案書に自分の想像を加える、ということ?」

「そうだ。そこまで判っているなら、自分はどうしたいかを暫く考えるんだ。
 もし、地上に目標を見つけた後は、後を継いでくれる人を探さないといけない。
 その後継者が分霊だ。もう、教えて貰ってるとは思うが、分霊として地上にいる
 瓜ふたつの人間を見ている中で何か思うことが今もあるはずだ。自分ならこのように
 した、とか、この人みたいに出来ないから自分はそれを出来るようにしたい、とか・・。
 それを自分の計画書に載せるんだ。いつ、どこで誰と会ってどんな思いになりたいとか。
 その想いはいつも心地よいものだとは限らない。自分がもっと怒らない人間になる為に。」

二番目のタック「父さん、何となくわかったよ。自分と似ている人間と一緒になって遊んで
        ばかりいても駄目だって・・。」