0625<if> ストーリー代行者 ◆rfvLewovkA
2017/12/07(木) 03:37:00.42ID:UiqCVuj90おれが迎えに来てやったんだろう?それともお前は今日から俺の息子じゃないのか?」
「あの家は貰えないんですよね?」
「何をまた馬鹿なことを云ってる。やるもやらないもお前が決める事じゃない。
俺がふさわしいと思ったらやるかもしれないが、お前はまだ、やることも決めてないだろ?
それからだ。なにをやる?お前がもし、この家を守ってくれる人間だと思えば、俺のほうでも
それを考えていい。だが、何をやる?それによっては、この家もやらないかもしれないし、
いつまでもこの家に住んでいいとは云わないかもしれない。どうする?」
「いや、俺は取り敢えず、一人で住みたいんだ。金、貸してくれるかな?」
「金か。幾らだ。取り敢えず、一人で住めるようにして欲しいのか?」
「うん。わかった。だったら、まず、この家で少し家族というものに馴染め。
嫌いでもな。それから誰とも喧嘩をしないようになったら考える。いいな。」
「うん。ありがとう。」
─ 家の中には、声をかけてくれる人達がいた。
「初めまして。」
「あなたからすれば初めましてかもしれないけれど、こちらはあなたを知ってるよ。そういう時、なんて言う?」
「私はあなたを知らないんですけど・・。」
「だったら、知ろうとすればいいさ。何か話しかけてくれるか?」