母、幽体離脱した?

とある昼下がり。わいに母が、「そう言えばな、昨日変な夢見たわ」と言い始める。
この時点で嫌な気配はぷんぷんしとった、けどわいは好奇心には勝てへんかったんや…。
詳しく話を聞いたら、幽体離脱?したかもしれん夢と言っていた。

いつも通りに布団に入ってすやぁした母。そしたらフワッと体が浮いた感覚がしてぼんやり目があいた。そしたら、誰かに小脇にかかえられている状態で寝室前の廊下にいた。
一応補足で、わいの家は三階建ての一軒家。一階は親父がバラしたバイクとか置いてるガレージ兼駐車スペース。二、三階が住居スペースになってて、寝室が三階にあんねん。
話を戻すな。
三階の寝室(母)の部屋の前でぼんやりしてたら、小脇に抱えられた状態で三階から二階に降りる階段を一段一段ゆっくり降りていく。そんでもって二階のリビングに続く廊下をこれまたゆっくりと進んでトイレの前に。
母が言うには、トイレには電気が付いてて中に誰かがいる気配がしたらしく。直感的に「あぁ、あの人(わいの親父)がトイレ入り浸っとんのか。電気代勿体無いから早う出て寝ろや。」とか思ってたらしい。
そこからの記憶が曖昧で良く分からんかったけど、目が覚めたら自分の布団で、いつも通りに朝がきてた。との事。
その時のわいは「またまた〜、どうせ夢やろ〜?www」とか言ってた。

夕方になって、親父が帰ってきて、試しに「昨日の深夜にトイレ入っとった?」と聞いた。
そしたら親父が「?入っとったよ?あ、夜にノックしたんお前(わい)やったん?入りたかったんやったら待っとったらええのに。」と言ってきた。

…ノックしてへんし、まずわい寝てましたし。
親父「いやな、ノックが聞こえたからトイレ代わったろと思って出たらな、誰も居らんかったから、トイレ入らんで良かったんかなって思ってな〜、えっお前ちゃうかったん?」
親父、それわいとちゃう(震え声)