ぜんぶ 抉られてた記憶も
全て戻った。
深く刻まれた苦しみが

答えは 園長だ。
送迎だ。 教諭だ。

そして村岡志保だった。
松本も。 バッズ発言の当人も、

そして 奥野が何者か。
わたしを初めから被差別部落民にする
つもりだったのを 隅から記憶を
読み返して確信した。

もう寝る。 あのときの
気持ちが蘇った。景色も。何もかも。
そして犠牲にされた人たちの姿も。

全て思い出してこの国が闇に包まれていることをこれまでの記憶が教えてくれた。