世界の秘密 [無断転載禁止]©2ch.net
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
イニエスタたちはY字架を背負いながら丘を登っていた
軍隊「ほら、早く歩け」
鞭で打たれながら丘の頂上へとたどり着いた 軍隊「では俺たちは帰るか」
軍隊は見張りを2人置いて帰って行った
イニエスタ「おまえたち、すまなかったな」 弟子2「なに、わたしたちは楽しめました」
弟子1「わたしたちは楽園にかえりたかったのではなかったのかもしれない」
イニエスタ「……」
弟子1「わたしたちはあなたをお慕いしておりました。イニエスタ様」 7日後に弟子2が死んだ
10日後に弟子1が死んだ
イニエスタ「なんだか、あっという間だった」
イニエスタ「この2人と一緒に死ねて、私は幸せなのかもしれない」 手下1「なかなかくたばらないな」
手下2「俺たちの食料も付いてしまう、早く死ね」
イニエスタは笑った
イニエスタ「なら殺すがいい」 手下2「もういいよ。殺しちゃおうぜ」
手下1「そうだな」
軍隊の手下たちが剣を構えるとイニエスタの身体が光り始めた 手下たち「なんだこの光は!」
イニエスタ「わたしは神の子だ」
手下たちは逃げた、丘を下って行った ポポロ「ミラ、もういいわ。投光機の電源を消して」
ミラ「わかったー」
ジータ「おー、すげぇ怪我だな!青年」
イニエスタ「死ぬ間際にあなたに再開できて光栄だ」 ポポロ「ジュダスにあなたを助けるように頼まれたのよ」
イニエスタ「ありがとう、マイレディ」
イニエスタはあたりを見渡した
イニエスタ「ジュダスはどこだ」 ポポロ「ジュダスは死んだわ」
イニエスタ「……そんな」
ポポロ「神はわたしたち3人だけよ」
ミラ「おばあちゃんも死んじゃったのー」 イニエスタ「終わりとはあっけないものだな」
ポポロ「そうね」
ポポロはイニエスタに口づけをした
ポポロ「あなたも、寝なさい」 二日後、手下たちが軍隊を連れてきた
軍隊「なんだ、死んでるじゃないか」
手下「でも、身体が光りました」
軍隊「疲れていたのであろう、死体は洞窟にいれて蓋をしておけ。火葬などするな」 三日後、洞窟の蓋である岩をジータがどかした
ジータ「元気かー!」
イニエスタ「ああ、大丈夫だ!」
ポポロ「さあ、早く蓋をして。誰か来るといけないわ」 ジータ「イニエスタ!おまえも手伝え」
イニエスタ「わたしには無理だ」
ジータ「いいからやってみろ」
イニエスタはジータと岩を押した
信じられない力をイニエスタは感じた
イニエスタ「どういうことだ?この力は」 ポポロ「身体にナノマシンを入れたのよ」
イニエスタ「ナノマシン?」
ポポロ「小さな機械よ」
ミラ「ちゅーしてもらってたでしょ!」
イニエスタ「ビタミンみたいなものか?」
ジータ「全然違うぞ、馬鹿か?」 ポポロ「ちょっと待って。どこでビタミンなんて言葉きいたの?」
イニエスタ「大蛇にきいたんだ」
ポポロは驚いた
ジータ「あいつ、まだ生きていたのか」 ポポロ「いつ会ったの」
イニエスタ「宣教する前だ。荒野であった」
ポポロ「わかったわ、ありがとう」
イニエスタ「ちょっとまて、ナノマシンについて教えてくれ」 ポポロ「小さな機械よ。あなたの身体はもう手遅れだったから注入したの」
ジータ「人間の身体の能力を最大限まで引き出す」
ミラ「ジータみたいに力持ちになれるよ」
イニエスタ「……それはすごいな」 ポポロ「その代わりあなたは死ねないわ」
ポポロ「ナノマシンが身体を修復し続ける」
ポポロ「100年後か1000年後かわからないけどナノマシンが停止した時が、あなたの死に時ね」
ポポロ「火あぶりには気をつけて、死ねずにずっと苦しむことになるわ」
ポポロ「ナノマシンは呪いの産物なの」 イニエスタ「そうか」
イニエスタ「もう一つ聞きたい」
イニエスタ「ジュダスは本当に神だったのか?」 ポポロ「神よ」
ポポロ「おじさまの能力は伝達」
ポポロ「わたしたちにあなたのことを伝達して力を使い果たしたわ」
ポポロ「彼は自殺したけど、しなくても結局死んでた」
ポポロ「わたしたちは能力を使いすぎたものから死んでってるわ」
ポポロ「能力を使えなければ、人間と大差ないわね」 イニエスタ「そうか。ありがとう」
イニエスタは泣いた。
ジータ「三日後に港へ来い。おまえはこの街にいられないからな」
ミラ「大切な人たちに別れをつげておくのよ!」 イニエスタは丘を下った
生き残った弟子たちを集めた
弟子たち「イニエスタ様!」 イニエスタ「私は復活した」
弟子たち「シャイン教を復活させましょう!」
イニエスタ「いや、わたしは神のもとへ帰るのだ」
弟子たち「そんな!」 イニエスタ「おまえたちも好きにするがいい。命を大切にしろ」
弟子たち「わかりました」
イニエスタ「……ニトロはどうした?」
弟子たち「行方がわからないのです」
イニエスタ「そうか。ではさらばだ」 三日後、イニエスタは港に着いた
ミラ「銀貨よ。しばらく食いつなげるわ」
イニエスタ「なにからなにまですまない」
イニエスタがミラの頭を撫でるとミラはニコニコとした イニエスタ「あなたたちはどうするんだ?これから」
ポポロ「楽園を捨てるわ」 ジータ「楽園を運営しても、誰もいないからな」
ミラ「わたしたちも人間と暮らすわ!」
イニエスタ「楽園は朽ちるのか……」 ポポロ「楽園は宇宙空間まで昇って行くわ」
イニエスタ「宇宙?」
ポポロ「月のあるところよ」
イニエスタ「なんと」 船の汽笛が鳴った
イニエスタ「ではわたしはもう行く」
ポポロ「気をつけて」
イニエスタ「ありがとう」
イニエスタが乗った船は出航した
船が小さくなるまでミラは手を振り続けていた >>402
ありがとう
こっからはサクサクいける予定っす! (ニトロと秘密組織ストラティ)
ニトロはファザー教の神殿にいた
目の前には白ひげを生やした老人がいた
バリウス「わたしはバリウスというものだ」 バリウス「ストラティという秘密組織の長だ」
バリウス「バリウスとは与えられた名だ」
バリウス「わたしは13代目バリウスだ」
バリウス「ニトロ。お前に世界の秘密を教えてやろう」 バリウスはニトロに世界の秘密を話した
人間には新しいものを生み出す力がないこと
人間の数が一定数を超えると人間の中に神が転生すること
転生した神と人間の見た目の違いはないこと
神が転生しなかった時代の凄惨な状況のこと バリウスは秘密組織ストラティの目的も話した
神は殺さないこと
殺してしまうと世界の更新が止まり、争いが起きること
神に人間だと思い込ませて、必要な情報だけ引き出すこと
それができればストラティが世界を管理できること
蛇神が神のいない世界を望んだのだから間違った考えではないということ
わたしたちは神と戦うものだということ バリウス「さて、ニトロ。お前にやってもらいたいことがある」
ニトロ「……」
バリウス「断わればお前もY字架の刑だ」 バリウス「シャイン教の数は多い」
バリウス「消すのは現実的ではないし、もったいない」
バリウス「お前の仕事はシャイン教の更新だ」
ニトロ「……何をすればいいのですか」 バリウス「神の存在をバラしてはならぬ」
バリウス「この世界にいるのは人間だけだ」
バリウス「新しい聖なる書を作るのだ」
バリウス「Y字架をシンボルにしろ」
バリウス「それに祈りを捧げるようにするのだ」
バリウス「神が磔にされるのを祈るようにな」 ニトロ「そんなもの、だれも信じません」
バリウス「時間が経てばみな忘れる」
バリウス「無意味に祈るようになる」
バリウス「それまではY字架から救われるように祈れとでも言っておけ」 ニトロ「わかりました」
それからニトロは新しいシャイン教を作った
新しいシャイン教は少しずつ更新され広まった
禁断の果実の原罪や、楽園に帰ることも次第に消えていき
人々はY字架に祈るようになった
ニトロ「信じるものは、救われるのです」 シャイン教はのちもずっと発展した
ニトロが死んでからもずっと (ミラと魔女の友達)
イニエスタとサヨナラをした後、ミラとポポロとジータは別れた
みな別々に暮らそうと決めたのだ
ポポロは涙を流したがミラはニコニコしていた
新しい友達を早く作りたくてしょうがなかったのだ ジータは泳いでどこかへ行った
船を使うのは邪道だと言っていた
ポポロは楽園が宇宙に行くまで数ヶ月あるのでそれまで楽園にいるらしい
ミラは街に残ることを決めた それから100年たった
ミラは人間の嫌なところをたくさん見た
そして小さな村にたどり着いた ミラは飢えていた。村の入り口で倒れた
一人の少女がミラを自分の家まで運んだ リスタ「お母さん、女の人が倒れていた!」
母「奴隷かしら?綺麗な子ね」
父「介抱してあげなさい」
ミラは3日間気を失っていた ミラはベットで目を覚ました
リスタ「目を覚ました!」
ミラ「ここは何処?」
リスタ「私のおうち!」 母「あら、目をさましたのね。ちょうどスープができるわ」
ミラ「ありがとうございます」
リスタ「お姉ちゃん、名前なんていうの?」 ミラ「ミラっていうのよ。あなたは?」
リスタ「あたしはリスタ!」
ミラは笑った
ミラ「ふふ、おばあちゃんといっしょだわ」 ミラはこの村で過ごすことにした
村の女たちに薬学を教えた
滋養強壮や傷を治す薬などの知識を時間をかけて教えた 小さな村は地理的に面白い位置にあった
戦場で傷ついたものや飢えたものが流れ着きやすい位置にあった
ミラは植物の育てかたも教えた
村にはたくさんの野菜が増えた
傷ついたものや植えたものたちを女たちで救った それから15年経った
リスタはミラと同じくらいの見た目になった
リスタ「お姉ちゃんは本当に年をとらないのね。羨ましいわ」 ミラ「薬草のおかげよ。美容にいいからね」
リスタ「私にも教えて!」
ミラ「ふふふ、いいわよ!」 ミラは村をそろそろでなければならないと感じていた
イニエスタの後のシャイン教の教えで感づいたのだ
神はこの世界では受け入れられてはいないと
このままいれば村にも危害が加わると感じていた ミラはこっそり村を出た
それから各地を転々としたが、リスタの村のように良心的な場所はなかった ミラは美しかった
ポポロと同じくらいに美しかった
なので軍隊や野党の男たちに狙われることが多かった 小さな身体の時はうまくいかないこともあったが、今では誰でも綺麗に淡々と殺せるようになっていた
ミラは人間が嫌いになっていた
ミラが好きになったのは村の人たちだけだった それから30年経った
ミラが街を歩いていると魔女狩りと言うものが行われていると聞いた
魔女は傷を治したり、呪いをかけたりできるらしい 調べてみるとリスタの村が有名になっていたようだ
各地から人が集まり、草を操る集団を作ったらしい
主に慈善活動をしていたようだが、悪人を毒殺するなどの過激派も現れたようだった
ミラはいざという時のために毒草についても教えていた ちょうど街の中心部で処刑があると聞いたのでミラは行ってみた
女たちがY字架にかけられて火あぶりにされていた
火あぶりにされた女たちはいつまでも叫び声をあげていた
そして果てた ミラは急いでリスタの村へと向かった
リスタの村は焼き討ちにあっていた
ミラが調査すると生き残ったものたちは各地に散っていったらしい ミラはリスタが無事かどうかが心配だった
ミラにとってリスタは自分の全てだった
ミラは神の能力を使うことを決めた ミラの能力は探索だった
ミラはリスタの隠れ家を見つけた
ミラはリスタの隠れ家に行った ミラ「リスタ!あなた無事だったの?」
リスタ「ミラ?」
ミラとリスタは再開した リスタ「ミラ!あなた変わってないわ!」
リスタは40代になっていた
変わらないミラを見て驚いていた
ミラ「リスタ。お父さんとお母さんは?」 リスタ「……死んだわ」
リスタは涙ぐんで笑った
ミラ「私のせいだわ。私が知識など与えなければ……」 リスタ「でも、多くの人を救えたわ!」
ミラ「……リスタ」
リスタ「あなたには感謝してる。あなたがいなければ私は何もできない人間だったわ」
ミラ「ありがとう。あなたは私の友達よ、ずっとね」
リスタ「あはは、何言ってるのよ。今更。当たり前じゃない!」
ミラ「私、もう行くわね。この場所から出ちゃダメよ。リスタ」 リスタ「何処にいくの?」
ミラ「神殿に知り合いがいるわ。魔女狩りを止めてもらう」
リスタ「此処に戻ってくる?」
ミラ「きっと戻ってくるわ」
ミラは笑った。そして隠れ家を出て行った ミラは街へ戻った
魔女狩りはエスカレートしていた。薬学に明らかに関係ない女も火あぶりにされていた 処刑人「女を水につけろ。魔女は浮くはずだ。浮くやつは処刑だ」
ミラ「馬鹿ね」
処刑人「なんだ。お前も魔女か」
ミラ「そうよ。魔女は水では判断できないわ」
ミラは少しだけ中に浮いた
ミラ「私を一番偉い人に合わせて」 ミラは神殿のある部屋で男とあった
男は黒髪の屈強な若者だった
バリウス「ご機嫌よう。私は15代目バリウスだ」 ミラ「わたしが目的だったんでしょう?」
バリウス「そうです。神がまだこの世界にいると噂に聞いてね」
ミラ「わたしも若い時に無茶苦茶やったからね。しょうがないわ」
バリウス「ははは、ちょうど最近薬学が流行りましたからね」
バリウス「あれは人間には思いつかない学術でしたから、神の仕業かと思いまして」 ミラ「魔女狩りをやめて」
バリウス「あなたが死ねば終わります。薬学は私たちも使えますからね。邪魔なのは薬学ではない。あなただ」
ミラ「いいわ。わたしを処刑して」
バリウス「よろしい」 ミラは大広場で磔にされた
ミラ「お姉ちゃんの言う通りだったわ」
ミラ「下界はとんでもないところね、ふふふ」
ミラ「人間なんてロクでもない奴らばかりよ」 ミラ「リスタ。あなただけが私の光だった」
ミラ「おばあちゃんと同じ名前なのに、優しい子だったわ」
ミラ「……会えてよかったわ」
ミラ「さよなら、リスタ」
ミラは火あぶりにされた
他の人間と違い、叫び声もあげなかった
民衆は本物の魔女だと思い、言葉を失って、やがて散っていった 魔女狩りは終わった
薬学は許され、それからも発展していった リスタは隠れ家でミラの帰りを待ち続けた
おばあちゃんになっても、ずっと待ち続けていた (蛇神との別れ)
数百年が経って、ポポロは蛇神と再会した
蛇神はとある国にいた 蛇神「ひさしぶりだね、ポポロ」
ポポロ「あなたを探していたわ」
蛇神「まだ生きていたとは」
ポポロ「ふふ、お互い様でしょう」 蛇神「……?」
ポポロ「どうしたの?」
蛇神「おかしいな、お前の魂が見えない」
ポポロは笑った
ポポロ「能力は使わないほうがいいわ」 蛇神「いいんだ。私はもうすぐ死ぬ」
ポポロ「……」
蛇神「お前は頭がよかった私と違う方向性だったがな」
蛇神「一体、なにをしたんだ」 ポポロ「私はどうやったら死なずに済むかを考えたの」
蛇神「ふむ」
ポポロ「わかったのよ。生きていなければ死なないってことがね」
蛇神「……なるほど」
蛇神「お前は生きてもいないし、死んでもいない」
蛇神「ここに居るわけでもないし、居ないわけでもない」 ポポロ「……そういうことね」
蛇神「耐えきれるのか。お前に」
ポポロ「ふふ、わからないわ」 蛇神「すまん…もうお別れだ。眠い」
ポポロ「……イブには会えた?」
蛇神「ふはは、意地悪をいうな。イブは人間だ。転生などしない」
蛇神「天国で会うさ。じゃあな、ポポロ。お元気で」
蛇神は息を引き取った ポポロは微笑んだ
そして寝転んで蛇神の体にくっついた ポポロ「あなたはイブに会えないわ。だって転生するんだもの」
ポポロ「あなたは天国にはいけないわ」 ポポロ「世界の秘密については私も知ってるわ」
ポポロ「あなたは必ず、どこかに転生するもの」
ポポロ「その時は私と一緒になってね」
ポポロ「私は死なないから、いつか必ず会えるわ」 ポポロ「あなたと一緒になれるのなら、私はどんなことでも耐えられるわ」
ポポロは蛇神の身体が腐っても寄り添っていた
蛇神の身体が骨になっても寄り添っていた
そして風に乗って蛇神の身体が散ってしばらくしてから、旅に出たのであった (ジータとジパング)
ジータは泳ぎながらいろんな国を転々としていた
魔女狩りの噂の聞こえたりして、ミラかポポロが死んだのかと心配になったがすぐに忘れた
数百年の月日が流れたからだ インドや中国を経由して島国についた
ジータ「ここがジパングってとこか」 ジータは浜を見わたした
戦が行われている最中だった ジータ「うむ、まず武器がいるな!」
ジータは戦の中に裸で潜り込み鎧の男達をなぎ倒した
そして刀や服を着ながら敵を倒していった ジータ「なんでこんな動きづらいものを人間は来ているのだ?」
ジータは鎧はつけなかった
そして戦を切り抜け、森へと入って行った ジータは各地を転々とした
村を襲ったりもした。
食料を全部食べ尽くしたり
子はできないが女を犯したり
無意味に殺したりもした ジータは人間に飽き飽きしていた
自分が死ぬまで楽しもうと思っていた ジータは人々に鬼だとか天狗だとか呼ばれた
たまに同じように呼ばれてる人間がいた
そういう奴らがいるとジータは喜んだ そのような人間は腕っ節が強かったからだ
ジータはそのような人間と戦い、皆殺しにした ある日、ジータは見知らぬ青年に呼ばれた
青年「こんにちは」
ジータ「あ?殺すぞ!」
ジータは各国の言語を覚えるのが非常に早かった
日本語はもうマスターしていた ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています