法廷にて

裁判官「造形理事の方に質問します。旧来、京都市立芸術大学は一般に『京都芸大』『京芸』と呼び慣わされてきたことはご存じですね?」

造形理事「いや、ですから『京都芸大』『京芸』の略称は使用しませんと・・・」

裁判官「質問の意味が理解できておられないようですね? もう一度質問しましょう。」

造形理事「いえ、理解できております(汗)。一般にはそう略称されていることは認識しております。」

裁判官「ここで質問を変えます。『略称』とは一般に正式名称を短縮することで呼称されていることは認識しておられますか?」

造形理事「いや、ですから当学では略称には瓜芸・・」

裁判官「質問の意味が理解できておられないようですね? もう一度質問しましょうか?」

造形理事「いえ、理解できております(汗)。一般には正式名称を短縮することで略称とされていることは認識しております。」

裁判官「ではここで貴学の校名に関する質問です。貴学が予定しておられる改称案の『京都芸術大学』は一般には『京都芸大』もしくは『京芸』と略称されるであろうことは予想しておられましたか?」

造形理事「いや、一般と言われましても・・」

裁判官「『一般』の定義をまず争うと言うことですか?」

造形理事「いえ、そう言うわけでは・・」

裁判官「では貴学の新呼称が一般には『京都芸大』もしくは『京芸』と略称されるであろうことは予想しておられましたか?」

造形理事「う(汗)・・(弱ったな、、『予想していた』と言えばいいのか『予想していなかった』と言えばいいのか・・)・・ぐふう・・」