「マイナンバーカードは全く使い物にならない」

マイナポイントの付与など様々な策を講じているが、身の回りにカードを取得したという人がなかなか増えない印象の「マイナンバーカード」。全国民が手にする予定のはずが、なぜ遅々として進まないのか

菅義偉首相は「行政のデジタル化」を最優先課題と位置付け、各省庁に改革推進の大号令をかけている。

 わけても菅首相が躍起となっているのがマイナンバーカードの普及だ。2015年秋の導入以来、大宣伝を繰り返してきたものの、普及率はいまだに21.8%(11月1日時点)にとどまっている。そのため、所信表明演説(10月26日)で「今後2年半のうちにほぼ全国民に行き渡ることを目指し、来年3月から保険証とマイナンバーカードの一体化を始め、運転免許証のデジタル化も進めます」と普及策を強調。来年9月に設立予定の「デジタル庁」にマイナンバー関連の業務を集約して首相直轄の組織とし、「司令塔」の役割を担わせることも公表された。

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