もともと昭和初期までは自営業、個人事業主の割合は今より圧倒的に高かったんだけども

戦後の復興から高度成長時代あたりにかけて、小売業の店舗の大型化や、テレビ番組やコマーシャルによるイメージ刷り込み、日本企業の躍進などが重なって、会社勤めこそが大人の仕事、ていう風潮になった。

公務員はろくな就職が出来なかった奴が保険として受けるもの、起業や実家を継ぐのは負け組み、みたいな価値観は当時の漫画やドラマでもよく見られる(ドラえもんの1話でも未来ののび太がまさにそんな描写されてる)

まあ、時代の変化だよね

で、今まさにその時代の変化で、大企業である安心感や終身雇用なんてものは消え去ったんだけれど、「会社でなければ生きていけない」と思い込んだままの若者が、
ブラック企業で辞める気力もなく搾取されてたり、社員であるだけまだマシな、派遣会社で実質ただの個人事業主として体裁だけ会社勤めして凄いピンハネされてたりする

それでもまだ「これでも自営業よりはマシ、あいつらは負け組、人間のクズ」みたいな考え方で、自分を慰めてる
底辺自営業もそりゃあ居るけど、普通以上に暮らしてる層もたくさん居るってのにねえ