753 以下、名無しにかわりましてVIPが実況します sage 2018/04/22(日) 23:37:40.46 ID:nBEk2lv40
「あー!小雅のポシェットが!あー!だめー!」

「こらーーカラスしゃん返しなさいでしゅー!
待てーー!」

「待つのでしゅーー!」シャン子は虫取り網を振り回してカラスを追いかけたが小石につまづき転んで泣きだした
「エーーンエーーン!カラ、ヒックヒック、カラシュ、ヒック、カラシュしゃんのバカァ、ヒックヒック!エーーンエーーンエーーン」

カラスに奪われたポシェットには大将からもらった給料袋が入っていたのだ。
小雅はシャン子以上に泣き叫びたいのを必死でこらえ、こぼれ落ちそうな涙を手で拭いながらニコニコしてシャン子を起こして頭を撫でた

「大丈夫シャン子ちゃん?ケガしてない?
泣かないでシャン子ちゃん」

「ヒックヒック、小雅ママのポシェットを返してもらえなかったでしゅよヒックヒック
シャンはダメなパパでしゅよヒックヒック」

「シャンパパ大丈夫よ!ポシェットはまた作ればいいんだからね
今度はシャンパパとお揃いで2つ作るわね」

「シャンパパのも作ってくれるんでしゅかー?小雅ママー?」
「うんうんお揃いで作ろうね」

母ちゃん母ちゃんごめんなさい母ちゃん
小雅は心の中は涙でいっぱいだった。