日本古典文学も専門外なので覗くことが多いのだけれど、島内景二ご夫妻と渡辺泰明の3人が分担して当たり障りの無い話をしている印象だが、視聴者に合わせたレベルということなのだろう。
景二氏は面白そうな著書があって未読ながら『御伽草子の精神史』という本を持っているのだけれど(先年若くして病死したナベちゃんのお勧め)、講義では一般向けを意識しているせいかそれ程の刺激は無い。
タイメイは東大院生から総スカンを食っている(いた)そうなので講義内容はハナから期待はしていなかったけれど、イナオカ譲りの地声朗読を番組内でやらかすので聴く側にとっては苦行という外ない。
あのダミ声をよくも公共の電波に乗せられたものだ! と厳重に抗議しておきたい。
稲岡さんは理論嫌いで心の狭さを表していたが声はヒドクなかったが、タイメイもせめて朗読はアナウンサーに任せるくらいの気配りがあって良かろう。
古典の専門家に(怒りを込めて)聞かされたことがあったのだが、とかく稲岡耕二氏以来、東大の万葉研究者の人事は疑惑に満ちているそうな。
稲岡氏在職中から同じ万葉研究者を採用し、2つしかない古典ポストが万葉だけで占めて大いに顰蹙を買ったとか(何よりも学生がカワイソー!)
http://d.hatena.ne.jp/sekiya_itiro/20140902/1409667580