日本農業新聞 - 豚コレラ イノシシ感染 急拡大 岐阜700頭超… 福井、三重も
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豚コレラウイルスに感染した野生イノシシが岐阜や愛知だけでなく、福井や三重にも広がった。
感染イノシシの発見頭数は11日午後7時の段階で、岐阜713頭(27市町村)、愛知36頭(4市)、三重4頭(1市)、福井5頭(4市町)の計758頭。
岐阜県内ではほぼ毎日見つかっており、ここ1カ月で急速に感染イノシシの分布が広がった。
東海地域の各養豚協会会長は「危機のステージが大きく高まった」とし、切迫感が広がる。

 全42市町村のうち半数を超す27市町村で713頭の感染イノシシが見つかった岐阜県。
県中央部の岐阜市と関市では発見頭数がともに70頭を超えた。県北側の飛騨地域ではしばらく発生が確認されていなかったが、5月23日に下呂市、6月11日に高山市でそれぞれ初めて見つかった。
分布図は県内全域に広がり、長野や福井の県境でも相次いで発覚している。三重県境にある岐阜県養老町でも5月下旬に初の感染を確認した。