20日にアゼルバイジャンのバクーで開幕した柔道の世界選手権女子48キロ級で、17歳のダリア・ビロディド(ウクライナ)が前回覇者の渡名喜風南(パーク24)を
決勝で破り、優勝した。国際柔道連盟によると、同じ階級で1993年大会を18歳で制した田村亮子(現姓谷)らを下回る史上最年少優勝。「信じられない」。顔を覆って
喜びを表し、コーチでもある母に抱き付いた。
女子の最軽量級ではまれな172センチの長身。148センチの渡名喜と相対すると頭一つ分の差がある。奥襟をつかみ、上から押しつぶすような組み手は脅威。2分7秒、
長い脚を絡ませるように得意の大内刈りで一本を奪った。
渡名喜は今年だけでビロディドに3連敗。押し負けないように自ら圧力をかけようとするなど対策は練ってきたが、またも通じなかった。ビロディドは「彼女が本当に私に
勝ちたいのは分かっていた」。渡名喜は「2回負けていたのに、悔しい」と泣き崩れた。
この階級は、田村以降も福見友子や浅見八瑠奈、現役では近藤亜美(三井住友海上)も世界の頂点に立ってきた。日本女子の増地克之監督は「歴史をつくってきた階級」と
表現する。2020年東京五輪に向けて「ビロディドを倒さない限り、金メダルはない。2年間で金を取れる選手を育てたい」。復権へ巻き返しを誓った。

17歳ビロディド、最年少制覇=渡名喜の連覇阻む−世界柔道
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018092100301

昨年の世界女王に大きな壁が立ちはだかった。渡名喜は決勝で一本負けしたビロディドに今年に入って3戦全敗。身長は渡名喜の148センチに対し、相手は172センチ。
映像を徹底研究し、24センチの身長差を横の動きを使って揺さぶるなど、工夫ではね返しにいったが、「やってきたことが少ししか出せなかった。悔しい限り」と、涙が止まらなかった。
4月から社会人となり、練習環境は激変。帝京大時代は行わなかった出稽古を週に5度。満員電車に耐えきれず、途中で降りてしまうこともあったが、「1人ひとり違う柔道を
するので、いろんな対策ができる」。さまざまな相手と組み合い戦術の幅を広げてきたが、及ばなかった。17歳の新星に勝たなければ、2020年東京五輪の金メダルも
見えてこない。現実を受け止め、「自分をコントロールしながら練習に取り組んでいきたい」と前を向いた。

渡名喜風南、決勝でウクライナの新星に敗れ銀メダル
https://www.hochi.co.jp/sports/etc/20180921-OHT1T50056.html

勝ったビロディドは「美人すぎる柔道家」として話題の17歳。渡名喜に対して3戦3勝と強さを発揮し、大会史上最年少Vの快挙となった。
新たな世界女王が誕生した。開始2分過ぎ。ビロディドは身長172センチの長い手足を生かし、大内刈りを鮮やかに決めた。一本勝ち。前回女王の渡名喜を倒し、
歓喜に酔いしれた。国際柔道連盟によると、男女全階級を通じて大会史上最年少Vになったという。優勝インタビューでは息を切らしながら、まだあどけなさの残る顔に満面の
笑みを浮かべ、喜びを語った。
現在、世界ランク3位のビロディドはウクライナ出身の17歳。強さも去ることながら美貌で話題を呼んだ。自身のインスタグラムでは私服画像を数多く公開。ブロンドの
ロングヘアに青い瞳が印象的で、モデル顔負けのスタイルを誇る。7月に公開した女優のようにカメラ目線を決める1枚は、海外ファンから「可愛すぎる」の大合唱となり、
「愛らしい」「ビューティー」「ゴージャス」「とても美しい」「素晴らしい写真」「魅力的」「あなたは普通にモデルだ」など海外ファンを虜にしていた。
大会前には日本のテレビ番組でも「美人すぎる柔道家」として特集され、注目を浴びていた。大会公式サイトでも阿部一二三(日体大)らとともにトップページの
メイン写真に登場。強く美しい新世界女王は、東京五輪に向けても注目の逸材となりそうだ。

「美人すぎる17歳柔道家」が世界選手権史上最年少V 「普通にモデルだ」と海外話題
http://news.nicovideo.jp/watch/nw3907939