嶺井美穂ちゃん選手 [転載禁止]©2ch.net
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柔道の世界ジュニア選手権は21日、ザグレブで行われ、女子78キロ超級は素根輝(福岡・南筑高)が決勝で児玉ひかる(三井住友海上)を 破って優勝した。同78キロ級は梅津志悠(三井住友海上)が制した。 男子は100キロ超級の香川大吾(東海大)と、100キロ級の山口貴也(長崎日大高)がともに3位となった。 女子78キロ超級で素根、78キロ級で梅津が優勝 世界ジュニア選手権/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171022/jud17102202340001-n1.html 柔道の世界ジュニア選手権は21日、クロアチアのザクレブで男女各2階級が行われ、女子78キロ超級は素根輝(福岡・南筑高)が 決勝で児玉ひかる(三井住友海上)を下して優勝した。78キロ級は梅津志悠(同)が制した。 男子は100キロ超級の香川大吾(東海大)、100キロ級の山口貴也(長崎日大高)が共に3位だった。 素根、梅津が優勝=柔道世界ジュニア https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102200231 国際柔道連盟(IJF)の山下泰裕理事(60)が22日、ザグレブでのルール検証会議を終えて羽田空港に帰国した。 3日間の会議では、IJF理事らと今年1月から世界選手権まで試行したルールについて議論した。一部修正して、20年東京五輪までの新ルールとなる。 山下氏は「大枠は変わらない。勝負がはっきり決まる方向に進んでいる」とし、具体的なことについては明言を避けたが「来年1月からやっていこうという 考えです」と話した。 議論したルールを11月末ごろまでにまとめて、IJF理事の了承を得た上で各国に詳細を通達するという。「柔道がいかに魅力的になるか。また、 選手や監督らが混乱なく戦えるかを重視した。良い方向です」。 日本はGS(延長戦)の制限時間をかける修正案を提出したが、他国でも同様の提案があったという。指導差だけで試合終了の場合、時間無制限で 延長戦に入っていた。技で決着する試合が増えた一方で、10分超の試合もありテレビ放送などで不都合が生じていた。 山下泰裕理事ルール検証会議終え帰国「良い方向」 - 柔道 https://www.nikkansports.com/sports/news/201710220000657.html 全日本柔道連盟会長で国際柔道連盟(IJF)の山下泰裕理事は22日、世界ジュニア選手権開催地のザグレブから羽田空港に帰国し、現地での IJF理事らによるルール検証会議で2020年東京五輪へ向けた新ルール案が固まったと明言した。来年1月の国際大会から正式に実施予定。 IJFは一本の価値を高めるため、今年から「有効」を廃止するなどの新ルールを試験導入。山下理事は微修正が加えられるとしながら 「現在のルールと大枠は変わらない。勝負をはっきりと決める方向に進んでいる」と述べた。会議にはビゼール会長も出席し、新ルール案は 11月末までに各国・地域連盟に通達されるという。 東京五輪へ向けた新ルール案固まる 18年1月から実施/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171022/jud17102218340002-n1.html 柔道の世界ジュニア選手権は22日、ザグレブで行われ、男女混合団体戦で日本が決勝でオランダを下して優勝した 男女混合団体で日本がV 世界ジュニア選手権/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171023/jud17102301420001-n1.html 柔道の世界ジュニア選手権は22日、クロアチアのザグレブで16チームによる男女混合の団体戦が初めて行われ、 日本は決勝でオランダを5−1で下して優勝した。 日本、混合団体で優勝=柔道世界ジュニア https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102300669 22日に終了した柔道の世界ジュニア選手権(ザグレブ)の日本代表が24日、成田空港に帰国し、女子52キロ級を制した17歳のホープ、 阿部詩(兵庫・夙川学院高)は「今年の目標を一つ達成できてほっとしている」と穏やかな表情で話した。 次戦は来年の世界選手権代表第1次選考会となる講道館杯全日本体重別選手権(11月11、12日・千葉ポートアリーナ)。 既にジュニア世代では敵なしで「自分が見ているのはシニアの世界。絶対に勝たないといけない」と闘志を燃やした。 女子78キロ超級優勝の素根輝(福岡・南筑高)も「結果だけ見ればいいが、内容が良くなかった」と向上心を口にした。 阿部詩「絶対に勝たないといけない」講道館杯へ闘志 - 柔道 https://www.nikkansports.com/sports/news/201710240000710.html 女子52キロ級で初優勝した阿部詩(17)=兵庫・夙川学院高=は、「優勝という目標を達成できてホッとしています」と胸をなで下ろした。 今夏の世界選手権男子66キロ級を制した兄・一二三(20)=日体大=からは無料通信アプリLINEで「おめでとう」と祝福メッセージがあったという。 次戦は来年の世界選手権代表1次選考会を兼ねる講道館杯(11月11日開幕、千葉ポートアリーナ)に挑む。同階級には今夏の世界選手権 金メダルの志々目愛(23)=了徳寺学園職=ら強豪がそろうだけに「自分もいるんだぞというところを示したい」と意気込んだ。 阿部詩、兄・一二三から祝福メッセージ「優勝という目標を達成できてホッとしています」/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171024/jud17102422050001-n1.html 女子52キロ級で金メダルを獲得した17歳の阿部詩(うた)=兵庫・夙川学院高=が24日、成田空港に帰国。世代最強を証明し、「優勝してうれしいというより、 今年の目標の一つを達成できてホッとしている」と胸をなで下ろした。 決勝を除く4試合で一本勝ちするなど、世界王者の兄・一二三譲りの投げ勝つ柔道を貫徹した。シニアの国際大会を制したこともある17歳は、控えめの トーンながら「ジュニアに敵はいないですね」と本音を明かし、「自分が見ているところはジュニアではなく世界のシニアなので」とキッパリ。本気で 東京五輪の金メダルを目指すからこそ満足感はない。 来年の代表選考のスタートとなる講道館杯(11月、千葉)に向けて、「絶対に勝たないといけない」と阿部。「(世界女王の)志々目選手、(世界銀メダルの) 角田選手だけじゃなく、自分もいるんだぞというところをアピールしたい」と“大人の戦い”に向けて気合を入れた。 世界ジュニアVの阿部詩「敵はいない」 https://www.daily.co.jp/general/2017/10/24/0010673519.shtml 期待のホープの長所と課題は――。柔道の世界ジュニア選手権(クロアチア)の女子52キロ級で優勝した阿部詩(17=兵庫・夙川学院高)が24日、 成田空港に帰国。「1個、目標を達成できてホッとしている」と安堵の表情を浮かべた上で「同じ世代に敵はいない」と豪語した。 とはいえ、ジュニア世代では敵なしの女王にも、最大目標の2020年東京五輪に向けては国内に強敵が存在する。8月の世界選手権52キロ級で 金メダルを獲得した志々目愛(23=了徳寺学園大職)と銀メダルの角田夏実(25=同)が君臨しており、その壁は厚い。 では詩の強みは何か。世界ジュニアの視察を終えて前日23日に帰国した全日本女子の増地克之監督(47)は「気持ちの部分が強く、大舞台でも 力強い」と指摘。兄で男子66キロ級世界王者の阿部一二三(20=日体大)と同じくメンタリティーを評価する。 一方で大きな課題もある。増地監督は「まだ高校2年生で若い。世界の同世代もまだ体が出来上がっていない。2〜3年後に力をつけてくると、 そう簡単にはいかなくなる」。国内の争いだけではなく、世界の舞台を制するにはフィジカル面の成長が必要とみている。 詩自身も「力をつければ、もっと楽に勝てると思う」と課題を認識しており「少しだけウエートトレーニングを取り入れていこうかな」と肉体強化にも 取り組む構えだ。 来月には来年の世界選手権代表第1次選考会となる講道館杯(11月11〜12日、千葉ポートアリーナ)が控えている。詩は「この大会は今年の目標。 絶対勝って自分もいるとアピールしたい」と、さらなるレベルアップに踏み出す。 【柔道】世界ジュニア選手権女子52キロ級V 阿部詩の強みと課題 https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/othersports/807343/ 金メダル2個、銅メダル4個を獲得した日本男子の井上康生監督(39)が24日、羽田空港に帰国。「全力を尽くした結果。だが通過点にすぎない」と 今後に向けて決意を新たにした。 60キロ級で優勝した杉本大虎(19=日体大)、90キロ級を制した田嶋剛希(20=筑波大)の2人については「大会の流れや大学の選手との戦い方を 熟知し、その上で準備をしていた」とたたえた。 一方で「ここからが大事。次のレベルに上がってしっかり戦えるように」とさらなる成長を期待した。 井上康生監督 ジュニア選手権金の2人に「ここからが大事」 https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/othersports/806854/ 柔道の世界ジュニア選手権(18〜22日、クロアチア・ザグレブ)の6階級で金メダルを獲得した日本女子代表の増地克之監督(47)が23日、 羽田空港に帰国した。 増地監督は「女子は勝てるメンバーを出場させた。結果に驚きはない」と涼しい顔で大会を総括。特に金メダルを獲得した52キロ級・阿部詩 (17=兵庫・夙川学院高)、78キロ級・梅津志悠(20=三井住友海上)を評価し「シニアの大会でも、世界代表を追いかける存在になってほしい」と 今後の飛躍に期待した。 大会期間中には国際柔道連盟(IJF)が、より勝敗をはっきりするようルール検証会議を行ったが「新ルールは柔道を魅力的にするもの。 できる限り早く情報を与えて、賛同しながらやる」と前向きな姿勢を見せた。 世界ジュニア6階級金 女子代表・増地監督が帰国 https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/othersports/805516/ 2020年東京五輪開幕まで、28日で1000日。東京五輪の金メダル候補で柔道男子66キロ級の阿部一二三(ひふみ、20)=日体大=と、 60キロ級で五輪3連覇した野村忠宏氏(42)の対談がBSフジの番組で実現した。野村氏から背負い投げの技術を絶賛された阿部は、 “野村超え”を宣言。8月の世界選手権を制したホープは、28日開幕の全日本学生体重別団体優勝大会(兵庫・尼崎市)に出場する。 畳の上では鋭いまなざしの阿部が、憧れの野村氏を前に柔和な表情になった。8月の世界選手権(ブダペスト)での圧勝ぶりを、野村氏から絶賛された。 野村氏 「大会前に宣言していた通り、圧倒的な柔道だった。見事な勝ちっぷりだった」 阿部 「誰にも負ける気がしなかったです。1回戦から冷静に戦うことができていたし、有言実行できたと思います」 野村氏が番組プレゼンターを務める29日放送のBSフジの番組で、対談が実現した。世界選手権を現地で見守っていた野村氏が目を見張ったのは、 阿部の担ぎ技。五輪3連覇を果たした大先輩の道着姿に緊張がほぐれた様子の阿部は、背負い投げの技術論を披露した。 野村氏 「私の場合、(投げ技は)相手を崩した上で肩と肘をコンパクトにして回転した。一二三の場合は体の強さがあって、ぶれない。多少、強引でも 投げきれる力が備わっている」 阿部 「腰を入れ、肩をロックして腰でもっていくイメージです」 相手の体勢を崩さず、腰を入れるだけで体を浮かせることができる。肩回りの筋肉の柔らかさも特徴的で、野村氏は「腰の強さで、高い打点で相手を なぎ倒していける」と感嘆した。 28日で、東京五輪開幕までちょうど1000日。阿部はきっぱりと宣言した。 阿部 「絶対的なエースになりたいです。自分のことを知ってもらうことで柔道が注目され、日本柔道界が盛り上がればいい。世界選手権で3連覇した 海老沼(匡)選手と、野村さんの(五輪)3連覇を超えたい」 野村氏 「柔道の魅力を伝えてほしい。大変かもしれないけどチャンピオンの役割でもある」 野村氏から大きな期待を寄せられた阿部。22歳で迎える東京五輪はもちろん、五輪4連覇も夢ではない。 野村氏の魂を受け継ぐのは、阿部しかいない 【柔道ニッポン スペシャル対談】阿部一二三、野村忠宏超え誓った! http://www.sanspo.com/sports/news/20171027/jud17102705030001-n1.html 今年8月、ハンガリー・ブダペストで行われた柔道の世界選手権。男子66キロ級に出場した阿部一二三は、初出場で金メダルを獲得した。 内容が見事だった。6試合中5試合で一本勝ちを収めたのである。しかも決勝でミハイル・プリャエフ(ロシア)を相手に、袖釣り込み腰で一本勝ちしたのを始め、 背負い投げ、体落としなど、豪快な投げ技は、海外の柔道関係者や観客を含め、観る者を驚嘆させた。まさしく一本を取る、日本が理想とする柔道がそこにあった。 「逸材」「屈指の才能」とも呼ばれる20歳の気鋭は、しかし、始めから無敵を誇ったわけではなかった。 兵庫県神戸市に生まれた阿部は6歳のとき、柔道を始めた。当初は道場で、同学年相手に勝ったり負けたりを繰り返したという。そんな阿部のために、 消防士の父はトレーニングメニューを考えてくれた。それは主に足腰を鍛えるものだったが、そこで体幹が鍛えられることになった。 出会いもあった。夙川学院高校柔道部監督の松本純一郎氏の指導を受けるようになると、力を伸ばしていった。中学2、3年生で全国中学校柔道大会で 優勝し、注目を集める存在となっていった。 その後、地元の神戸市にある神港学園高校に進学する。歩みは止まらない。むしろ加速していった。 とりわけ、阿部の名が広く知れ渡ることになったのは高校2年生のときだった。全日本ジュニア選手権を制した阿部は、2014年11月、講道館杯 全日本体重別選手権で優勝する。高校生での優勝は、北京五輪100キロ超級金メダルの石井慧が優勝した2004年以来のこと、高校2年生での 優勝は史上初のことだった。 さらに同12月のグランドスラム東京大会では、ロンドン五輪で銅メダルを獲得し世界選手権で3連覇していた海老沼匡(パーク24)を準決勝で 破るなどして優勝を果たした。高校生での優勝は、男子では史上初だった。 初めて尽くしの快進撃を見せた阿部は、2年後のリオデジャネイロ五輪の代表候補の一人として目されるまでになった。阿部自身、「これでリオに 近づけました」と、五輪を意識していた。前途洋々と言ってよかった。 だが、その快進撃が止まる日が訪れた。高校3年生で迎えた2015年11月の講道館杯で3位に終わったのである。 試合後、阿部は涙を流しながら言った。 「負けられないプレッシャーがありました」 その敗戦は、実は大きな意味を持っていた。グランドスラム東京大会に出られなくなるなどして、実質的にリオデジャネイロ五輪出場の可能性がなくなった からだ。阿部もその重みを知るからこそ、プレッシャーを感じ、敗れたのであった。また、研究されるようになっていたことも大きかっただろう。 その経験が、阿部を強くした。 2016年4月、全日本選抜体重別選手権で、一段とたくましさを増した姿を見せる。準決勝で大会後にリオデジャネイロ五輪代表に選ばれることになる 海老沼に勝利すると、決勝では講道館杯で敗れた相手を破り、初優勝を遂げたのである。 2017年になると、2月のグランドスラム・パリ大会で優勝し、全日本選抜体重別選手権で連覇。 これらの成績により、世界選手権代表となった阿部は、見事、優勝を収め、66キロ級の世界一となった。 「一本を取りに行く柔道を出すことができました」 一定の手応えを口にしつつ、こう語っている。 「まだ、世界王者に1回なっただけです」 阿部は野村忠宏の背負い投げを参考とし、憧れてもきた。野村は五輪で3連覇を成し遂げている。それを考えれば、まだまだこれからだ。 そう考えているようだった。 小学生の頃から鍛えられた体幹、力に頼らず技の切れで相手を投げられる技術、一本を積極的に取りに行く姿勢――柔道の魅力そのものを体現する 阿部は、努力に加え、挫折を糧として成長してきた。いたずらに才能に頼ることなく、それらによって培ってきた土台があるから、表面的ではない真の 強さがある。その未来は限りなく広がる。 まずは第一歩となるのが、2020年の東京五輪だ。阿部自身、「東京五輪へ向けて、努力していきたいです」とはっきりと見据えている。また、 妹の阿部詩(夙川学院高)は52キロ級で期待を集める一人となっている。その存在も刺激となっているだろう。 兵庫が生んだ、柔道界を担うであろう若きエースは、これからどのように歩み、歴史にどんな記録を刻んでいくのか。 その足取りから、目を離すわけにはいかない。 阿部一二三、世界が驚嘆した柔道の原点 才能に頼らず、努力と挫折で成長した逸材 - 東京2020特集 https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201710180006-spnavi 2020年東京五輪開幕まで、28日であと1000日。今夏のブダペスト世界選手権男子66キロ級で金メダルに輝いた日本男子柔道界のホープ、 阿部一二三(20)=日体大=が本紙のインタビューに応じ、東京五輪に向けて「圧倒的に勝つ」と抱負を語った。豪快に相手を畳にたたきつける投げ技、 精悍(せいかん)な顔つき、大胆不敵な言動。1964年東京大会から五輪種目となった日本のお家芸で、金メダルが期待される逸材の本音に迫った。 世界選手権で世界王者になった。あらためて世界一になった心境は。 「やっと獲ったな。ここからがスタートやなという感じですね」 東京五輪開幕まであと1000日。高校2年生だった14年講道館杯で優勝して衝撃デビューを飾ってから約1000日。この1000日はどうだったか。 「濃かったですね。長かったようで短かったかな。世界チャンピオンにやっとなれた。負けも勝ちも経験して、すごく自分を成長させてくれた1000日でした」 リオデジャネイロ五輪の代表から落選も経験したが、一番成長した部分は。 「技術もあるけど、気持ちの面が一番。絶対勝たなあかん、と気負ってしまう部分があったが、最近は落ち着いて自分の柔道を出せるようになってきた」 これからの1000日への抱負は。 「東京五輪では圧倒的に勝って金メダルを取りたい。そのための準備を一つずつやっていきたいですね」 自身の強みは何か。 「努力はすごく大事だなと思う。小学生の頃も練習していたけど、伸びてきたのは(練習量が増えた)中学に入ってからなので、すごく大事だなと思った」 妹の詩は天才で、一二三は不器用だという話もある。 「でも詩も決して天才じゃないと思いますよ。いっぱい練習して努力していると思うし」 「天才」じゃない 阿部選手自身は周りから「天才」「怪物」と言われることについてはどう思うか。 「天才だとは思ってないですね。練習あってこその自分だと」 逆に自分の泥くさい部分を評価してほしいと思うことは。 「いや〜それも全然ないですね。人から見て天才だと思うんだったらそれでいい。自分が天才じゃないと思ってさえいれば…。ちゃんと練習はするので、 そう(天才と)捉えてくれる人がいるのもうれしいですしね」 体も強い。 「大学に入ってから熱を出したことがない。昔からあんまり風邪もひかへんし」 試合だと練習以上に強くなる。 「技のキレは増すかもしれないですね。集中力も増すので。試合前は意外と雑念があるんですけど、試合で礼をしたら『どうやって相手を投げよう』しか 考えない」 雑念とは。 「『この試合勝ったらどうなるんやろ』とか『ご飯食べすぎて胸やけしとうな』とか。でも柔道って集中するのもいいけど、周りを見る余裕もあった方が いいじゃないですか。今回の世界選手権はその余裕がありました」 目指すべき柔道家像はあるか。 「一番は野村忠宏さんですよね。憧れの人なので」 過去の柔道家の試合は見たりするのか。 「結構見ますね。野村さんの映像が多いですけど。あとは井上康生監督の試合とか、吉田(秀彦)さんとか篠原(信一)さんとか」 自分の映像は。 「たまに見たりするけど、毎日見て『カッコイイな〜』とかはないですよ(笑)」 阿部一二三の考える「強さ」とは何か。 「強いって表現は勝ってでしかできないと思う。あとは内容。大野(将平)選手でいうと(リオデジャネイロ)五輪(男子73キロ級)で圧倒的に勝った。 野村さんもそうだし、井上監督もシドニー五輪の決勝で一本勝ちした。そういう印象はすごく大事だと思う。相手を豪快に投げて優勝すると『強いな〜』って なると思う」 五輪の決勝で一本勝ちするとテレビで何回も映像が使われるが。 「そういうのはありますよね。内容を含めて圧倒的に勝つのが一番デカいと思います」 柔道がヒーロー 子供の頃のヒーローは。 「特にいないですね。ウルトラマンとかもなかった。やっぱり僕にとっては柔道でしたね」 神戸市出身。ちなみに講道館柔道の創始者・嘉納治五郎も出生地は神戸。阿部選手は神戸代表という気持ちはあるか。 「それは恐れ多いので難しいですね(笑)。でも地元は大好きですよ。ただ、今は神戸を代表してというよりも日本の期待を背負うっていう方が 一番大事かなと思っています」 阿部一二三 圧倒的に勝つ!東京五輪での金に向け抱負を語る https://www.daily.co.jp/general/2017/10/28/0010682792.shtml まっすぐ伸びた背中。「さあ、来い」。そう言わんばかりの顔で相手と正対する。柔道男子100キロ級の新鋭、飯田健太郎。東京五輪で頂点を目指す 19歳は、その立ち姿が美しい。28日にあと1000日となった2020年東京五輪で、金メダルが期待される若手だ。 身長は188センチなのに、両手を広げたリーチは2メートルを超える。この長い腕が強力な武器になる。「背中を丸めると相手と距離が詰まってしまう。 腕の長さを生かすためにも、背筋を伸ばして立つ方が戦いやすい」。相手をつかみ、しっかり組んで技をかける正統派の柔道を志す。 東京・国士舘高3年だった今年2月、国際大会「グランドスラム・パリ」を制覇した。決勝でリオデジャネイロ五輪銅メダルのマレ(フランス)など、海外の 猛者を次々と退けた。その勝ちっぷりに国際柔道連盟の公式サイトは「new Inoue」と飯田を紹介。男子100キロ級で2000年シドニー五輪を制した 井上康生(現・日本代表男子監督)を引き合いに出し、その力を称賛した。 神奈川県出身。高校の柔道部で顧問をしていた父・敦往(あつゆき)さんに誘われ、6歳で柔道を始めた。デビュー戦で女の子に負けた。根っからの 負けず嫌い。「次は絶対に勝つ」という思いが柔道を続ける源になった。 小学生の頃、柔道以上に熱中したのが野球だった。大の巨人ファンで、「代打職人」の大道典良や盗塁のスペシャリストの鈴木尚広(たかひろ)ら、 地味でも技術が光る選手にひかれた。「誰もまねできないようなプレーをする選手が格好良くて」 日本代表では井上から指導を受け、国士舘大では鈴木桂治が監督を務める。男子100キロ級で長くライバル関係にあった2人だ。「すごく幸せな 環境です」。試合前には2人の現役時代の映像を見て、気合を入れる。「こんな技で勝てたら、どれだけ爽快なのかって想像するんです。ワクワクするし、 やってやろうって気持ちになる」 同じ階級にはリオ五輪銅の羽賀龍之介(旭化成)、この夏の世界選手権で優勝したウルフ・アロン(東海大4年)がいる。「自分は追いかける立場で 重圧もない。最後は自分が代表を勝ち取り、金メダルを取ります」。体も柔道も未完成。伸びしろは計り知れない。 女子に黒星→東京で金 柔道100キロ級の「康生2世」 http://www.asahi.com/articles/ASKBQ7J01KBQUTQP029.html 2020年東京五輪開幕まで28日で、あと1000日となった。1964年東京五輪では、米国、ソ連(当時)に次いで3番目に多い16個の金メダルを獲得し、 国内は盛り上がった。20年大会へ向け、日本オリンピック委員会(JOC)は56年ぶりに金メダル数世界3位になることを目標に掲げる。昨年の リオデジャネイロ五輪では、史上最多の41個(金12、銀8、銅21)のメダルを獲得した。今年の世界選手権でも「お家芸」の柔道やレスリングなどで 金メダルを手にした。64年大会のような熱狂の再現を目指して選手や指導者らの意欲は高まっている。 東京五輪へ向けた旗振り役となる1984年ロサンゼルス五輪柔道金メダリストの山下泰裕・JOC選手強化本部長に今後の強化策などを聞いた。 金メダル数は「個人的見解で30個は狙える」と宣言。メダルを計算できる柔道やレスリングなどを「七つの軸」と掲げ、期待を寄せる。 7月に選手強化本部長に就任した。 日本での夏季五輪開催は1964年以来、56年ぶり。4年に1度の五輪ではなく、一生に1回の五輪だと思い、万端の準備をする。関わる人は20年で燃え 尽きる気持ちでやってほしい。私もこれからの3年間で燃え尽きる覚悟と決意でやる。 東京五輪へ向けて、どのような取り組みを行っていくのか。 いかに現場の指導者が集中できる環境を作れるか。強化を行っているのは各競技団体。こちらがコントロールするのでなく、現場に寄り添って意見を 聞いていく。就任後、選手強化本部の常任委員に体操の水鳥寿思・男子強化本部長や柔道の井上康生・男子監督ら現場の人を入れた。今までは 各競技団体の会長や専務理事ばかりで現場の声が届きにくかった。 金メダル数で世界3位を目指す。 競技ごとに細かく分析をしている最中で、正式な金メダルの目標数は来夏に出す。若い力も育ってきて、野球や空手などの追加競技もある。 力を結集すれば、金メダル30個は狙えると個人的には思っている。 強化の土台があり、特にメダルが期待できる水泳、体操、レスリング、柔道、卓球、バドミントン、陸上の七つが軸になる。7競技で最低20〜25個の金を 取らないといけない。9月に7競技団体の強化責任者を集めて強化のために何が必要か、何ができるのか意見交換を行った。 7競技団体以外への期待は。 多くの競技で自己ベストを出したい。メダル数という視点だけでなく、チーム競技が活躍すると盛り上がる。一番大事なことは、日本選手団が国民に夢や 希望や感動を与えることだ。 東京五輪の代表選考に望むことは。 13年から2年間、JOCで選手の周辺環境を整備するアントラージュ専門部会の初代部会長を務め、暴力の一掃や代表選考の透明化に取り組んだ。 東京五輪の代表選考は、過去の大会以上に注目される。代表選考の方法をできるだけ早く議論し、公表してほしい。より客観的で透明性がある選考 となることを希望したい。 <東京五輪>ロス柔道金の山下泰裕氏「金30個は狙える」 https://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20171028/k00/00m/050/125000c 10月28日で2020年東京五輪の開幕まで1000日。3年後へのステップとなる17年の世界選手権では、多くのメダリストが生まれ、期待の新星も台頭した。 世界で日本でしびれる戦いをくぐり抜けた先に、輝ける舞台が待っている。 男子柔道・阿部一二三さん(20) 切れ味は古賀稔彦さんをほうふつ 切れ味抜群の担ぎ技にキリッとした顔立ち。この夏、柔道界に待望の新エースが誕生した。男子66キロ級の世界チャンピオン、阿部一二三さん(日体大)。 野村忠宏さんに憧れる20歳は「いつか野村さんを超えて五輪で4連覇したい」。そんな大言壮語もこの若者には似合う。 日本代表の井上康生監督に「古賀稔彦さん以来のスーパースター」と言わしめる活躍を見せたのが、ブダペストでの世界選手権。初出場ながら6試合中 5度の一本勝ちで頂点まで駆け上がった。背負い投げ、袖釣り込み腰、大腰。立ち技の鋭さは「平成の三四郎」と呼ばれたバルセロナ五輪金メダリスト、 古賀さんをほうふつとさせた。 胸のすく快勝続きの中でも特筆すべき一戦が準々決勝だ。過去表彰台5度の古豪、ゲオルギー・ザンタラヤ選手(ウクライナ)を圧倒し、迎えた1分45秒 すぎだった。 背負い投げに入ると首尾よく担ぎ上げつつ、すぐには投げの動作に入らない。一瞬の「間」の刹那、左足を軸に相手の自由を奪い、「しっかり一本を 取れるよう意識してコントロールした」。序盤から2度宙に浮かされながら体をよじって逃れてきた試合巧者が、ついに背中から落ちた。 力任せや勢いだけではできない、世界をうならせた至極の一投。「落ち着いてなかったら、出ていなかった」という阿部さんに気負いからの投げ急ぎなど無縁だった。 「常識では考えられない体勢から技を決めきれる」。恩師の山本洋祐日体大柔道部部長は東京五輪の星をこう評する。柔道センスもさることながら、 阿部さん自身が礎として真っ先に挙げるのが「体の強さ」である。 「ずっと体に染み込んでいる」という消防士の父、浩二さんとのメディシンボールなどを使った「我が家流」の体幹トレーニングがその原点。小学校時代は 女子63キロ級の鍋倉那美さん(現三井住友海上)にも歯が立たなかった少年は「体ができてきた」という中学で2度の日本一。豪快な投げは高校で すごみを増した。 強豪校の誘いを断って進んだのは地元・神戸の神港学園。信川厚監督は「とにかくスケールの大きな柔道を目指した」と振り返る。少々の粗さには目を つぶって思い切りの良い柔道を伸ばすことに心を砕いた。講道館杯での史上最年少優勝もあれば、リオデジャネイロ五輪を逃した悔しい負けもあった。 両親にも見守られて伸び伸びと過ごした日々。「ここまで来られたのは地元に残ったからかな」とは阿部さん自身の述懐だ。 「技の入りのうまさではまだまだ」と信川監督が語る通り、周囲は若者に無限の伸びしろを見る。寝技に本格的に取り組んだのも大学からで、底知れぬ 柔道の完成形はまだ見えていない。 勝者は狙われ、丸裸にされるのが勝負の常。頂点に君臨し続ける難しさは、歴代の柔道家の栄枯盛衰が物語る。それでも今年負け知らずの阿部さんは 言う。「研究されても勝ち続けるのが一番強い選手。勝ち続けて学んでいきたい」。世界選手権を3連覇して東京の畳に上がる。そんな一点の曇りもない 晴れ舞台を夢見て、きょうも稽古に明け暮れる。 一瞬逃さず鋭い投げ 五輪へ、柔道界の新星「一二三」 https://style.nikkei.com/article/DGXMZO22681230V21C17A0M13700 決意が凝縮された。豪快な投げ技を得意とする阿部らしく、力強く、そしてはっきりとした文字で、1000日前の誓いを記した。 「全試合一本勝ちで優勝」 今年8月、勲章を手にした。初めて出場した世界選手権。4回戦以外はすべて一本勝ちで、金メダルを獲得したが、満足する様子はない。 3年後に「東京五輪で金メダルを取る」ため、具体的な目標を設定した。1年後の2018年は「オール一本勝ちで世界選手権2連覇」、2年後の19年は 「世界選手権3連覇」をターゲットにした。 毎年行われる世界選手権を3連覇して、東京五輪を迎えるのが、阿部の描くシナリオだ。そのため、まず見据えるのは12月2、3日に行われる グランドスラム東京(東京体育館)。同大会を制すれば、来年の世界選手権(アゼルバイジャン)の出場権が獲得できる。 一方、体育学部(武道学科)2年の阿部は勉学にも目を向ける。私生活で「学業もしっかりする」ことを心掛ける。2年後の大学卒業まで、文武両道を貫く。 「このように目標を書くことによって、改めて目標が定まり、目標により近づけるように努力していきたいなと思った」 金メダルへの道筋を示した阿部が、東京五輪で伝説を作る。 【サンスポ×日体大】柔道・阿部、全試合一本勝ちで優勝 http://www.sanspo.com/sports/news/20171028/jud17102810000001-n1.html 柔道で毎年12月に行われる国内唯一の国際大会「グランドスラム(GS)東京」が、2018年は大阪で代替開催されることが27日、関係者への取材で分かった。 大会名も限定的に「GS大阪」へ改称する。 例年の会場となっている東京体育館が20年東京五輪に向けた改修工事で使用できないため、全日本柔道連盟(全柔連)が代替会場の選定を進めていた。 東京都内の「武蔵野の森総合スポーツプラザ」(調布市)での開催も検討したが難航。国際大会の実績もある大阪市中央体育館を最有力会場に一本化した。 GS東京は1978年に「嘉納治五郎杯東京国際大会」として始まり、2009年に改称。以降は毎年、世界選手権に次ぐ格付けのグランドスラム大会の一つとして 東京で行われてきた。 【柔道】GS東京、来年は「大阪」 改修で体育館使えず http://www.sankei.com/sports/news/171028/spo1710280008-n1.html 柔道の国際大会、グランドスラム(GS)東京が来年は大阪で開催されることが28日、全日本柔道連盟(全柔連)関係者への取材で明らかになった。例年、 11月下旬〜12月上旬に行われてきたが、会場の東京体育館が2020年東京五輪に向けた改修工事により使用できなくなるため、全柔連は大阪市内で 代替開催する方針を固めた。大会名は「GS大阪」となる見通し。 今年のGS東京は12月2〜3日に開催される。国際柔道連盟によると、18年GSは11月23〜25日に実施予定。 柔道GS、来年は大阪開催へ https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102800379 7階級で争う柔道の全日本学生体重別団体優勝大会第1日は28日、兵庫県尼崎市のベイコム総合体育館で行われ、女子で2年ぶりの優勝を狙った 帝京大は初戦で姿を消した。世界女王の4年生、 渡名喜は0−2の場面で6人目の副将として登場したが、引き分けに終わり、敗退を決定づけた。大学最後の大会は不完全燃焼に終わり「攻めが すごく遅く、中途半端だった」と反省しきりだった。 世界選手権前に左手首を痛めた影響で状態は「5割くらい」だという。次戦は12月のグランドスラム東京大会。優勝すれば来年の世界選手権代表に 内定するだけに「何が何でも優勝する」とすぐに気持ちを切り替えた。 渡名喜、大学最後の大会は不完全燃焼「攻めがすごく遅く、中途半端だった」 http://www.sanspo.com/sports/news/20171028/jud17102817590005-n1.html 女子で今夏の世界選手権48キロ級金メダリストの渡名喜を擁する帝京大が、初戦で龍谷大に苦杯を喫した。渡名喜は7人制で6番目の副将として登場。 この時点でチームは0−2と後がなく、「何が何でも勝ちにいく気持ちで臨んだ」。だが、十分な組み手に持っていけないまま引き分けて敗退が決まった。 久しぶりの国内大会となり、「少し緊張していたかな」と振り返る。次は12月のグランドスラム東京に出場予定。日本の看板階級を担うホープ は「今回の反省を生かしていきたい」と前を向いた 渡名喜の帝京大が苦杯=柔道学生団体戦 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102800524 男子で2年ぶりの優勝を目指す東海大は初戦の2回戦で山梨学院大を4−0で下して3回戦に進んだ。 東海大のウルフは世界王者の力を見せつけた。山梨学院大戦は大将で臨み、開始17秒であっさり一本勝ち。「練習していた技だったので、決めてみたかった」と 余裕の口ぶりだった。 約120人の部員を束ねる頼れる主将。決勝で敗れた昨年の雪辱を果たし、体重無差別の全日本学生優勝大会(6月)との2冠達成に意欲をみなぎらせる。 「部員はみんなトップレベルで争っている選手たち。実力を十分に出せば必ず優勝できる」と闘志をかき立てた。 ウルフ、17秒で仕留める「練習していた技だった」/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171028/jud17102817470004-n1.html 8月の世界選手権(ブダペスト)66キロ級王者で、2020年東京五輪金メダル候補の日体大・阿部一二三(ひふみ、20)=2年=は出番がなかった。 阿部は出番がなく、選手席から仲間へ声援を送った。仲間の闘志むき出しの姿に「いい流れで、明日を迎えられるかな。雰囲気もいい」と満足そうだった。 日体大は6度の3位が最高位。阿部は29日、世界選手権で金メダル獲得後、初実戦を迎える。「チームの勝利に貢献できるように自分の柔道ができれば。 優勝したい」と気合を入れた。 一二三、初V導く!世界柔道後初実戦へ http://www.sanspo.com/sports/news/20171029/jud17102905020002-n1.html 柔道の全日本学生体重別団体優勝大会が兵庫県尼崎市で行われ、男子は東海大が2年ぶり10回目、女子は山梨学院大が3年ぶり2回目の優勝を果たしました。 大会は階級ごとに7人の選手が対戦する団体戦で行われ、男子の決勝は3年連続で東海大と国士舘大の対戦となりました。 5人目を終え3対1とリードした東海大は、6人目の副将戦で、ことしの世界選手権、男子100キロ級で優勝した4年生のキャプテン、ウルフ アロン選手が、 2つの技ありを奪って優勢勝ちし、2連覇を狙った国士舘大に4対1で勝って、2年ぶり10回目の優勝を決めました。 東海大は、6月に体重無差別で争う団体戦、全日本学生優勝大会も制していて、2冠達成です。 東海大の上水研一朗監督は「去年の決勝で逆転負けした教訓を選手たちが生かしてくれた。キャプテンのウルフ選手を中心に4年生がしっかりとチームを まとめてくれた」と話していました。 一方、女子の決勝は、山梨学院大が、2連覇を目指した岡山の環太平洋大に2対1で勝ち、3年ぶり2回目の優勝を果たしました。 山梨学院大も全日本学生優勝大会との2冠達成です。 東海大 ウルフ「うまく攻めることができた」 優勝した東海大のキャプテン、ウルフ アロン選手は「自分が勝つか引き分けるかで優勝が決まる状況だったので、相手の技を誘ったり、うまく時間を進めたりして 確実な柔道をした。技ありの1つめは内股すかし、2つ目は相手の技に合わせた大内刈りで、うまく攻めることができた。優勝できたことで、キャプテンとしての役割 果たすことができたと思う」と振り返りました。 そのうえで、「ことしは世界選手権でも初優勝することができて、大学4年間の中でも起承転結の『結』のような1年間だった。これからも自分の柔道を磨いて 成長していきたい」と話していました。 山梨学院大 山部監督「チーム全員が1つになった結果」 女子で優勝した山梨学院大の山部伸敏監督は「副将、大将に起用した2人の1年生が、気持ちを前面に出した柔道で引き分けに持ち込んでくれたことが大きかった。 チーム全員が1つになった結果です」と話していました。 柔道 全日本学生体重別団体優勝大会 男女とも2冠達成 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171029/k10011203361000.html 男子は東海大が決勝で連覇を目指した国士舘大を4−1で破り、2年ぶり10度目の優勝を果たした。 3−1で迎えた副将戦で、今夏の世界選手権100キロ級を制したウルフ・アロン主将が優勢勝ちして優勝を決めた。東海大は6月の全日本学生優勝大会との 2冠を達成した。 女子は山梨学院大が決勝で昨年優勝の環太平洋大に2−1で競り勝ち、3年ぶり2度目の制覇。2冠を獲得した 東海大、10度目V=女子の山梨学院大も2冠−柔道学生体重別 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102900390 7階級で争う柔道の全日本学生体重別団体優勝大会最終日は29日、兵庫県尼崎市のベイコム総合体育館で行われた。 世界選手権後、初の実戦となった日体大の阿部は準決勝までの3試合に全て一本勝ちした。強豪の日大との準々決勝では、2−2の場面で大将として登場し、 強烈な払い腰を見せた。「重圧や緊張もあったが、自分の柔道を出せた」と風格を漂わせた。 準決勝は東海大に敗れたものの「チームとしての成長を感じられた」と満足げ。12月のグランドスラム東京大会が次の試合となり「しっかり優勝し、 来年の世界選手権の内定を得たい」と気合を入れた。 一二三、3戦全て一本勝ち「重圧や緊張もあったが、自分の柔道出せた」 http://www.sanspo.com/sports/news/20171029/jud17102918440005-n1.html 体重別の7人制で行われ、男子は今夏の世界選手権66キロ級金メダルの阿部一二三を擁する日体大が、4年ぶりの4強入りを果たした。100キロ級金メダルのウルフ・アロンを 擁する東海大は2年ぶりに優勝し、6月の全日本学生優勝大会との2冠を達成した。 エースの阿部が千両役者ぶりを発揮した。この日は抽選の結果、66キロ級の阿部が「あまり記憶にない。高校生以来かな」という大将を務めた。準々決勝の 日大戦では2−2の同点で出番となったが、「よっしゃやったろ!という気持ちだった」と、豪快な払い腰で相手をたたきつけて勝負を決めた。 世界選手権後、初の実戦で全3試合を(反則を含む)一本勝ちし、「最低限、自分の柔道を見せることはできたかな」と満足げな表情。今後に向けても、「世界王者は 周りからの見られ方が違う。人として誰からも尊敬される選手にならないといけない」と自覚を口にした。 次戦の12月のグランドスラム(GS)東京では、今夏の金メダリストは優勝すれば来年の世界選手権代表に内定する。「優勝して来年の代表を決めることしか 考えてない」と気合を入れた。 柔道 阿部一二三、久々「大将」で全試合一本「自分の柔道見せられた」 https://www.daily.co.jp/general/2017/10/29/0010687617.shtml 世界選手権後、地元の兵庫で迎えた初実戦で手応えをつかんだ。阿部は出場3戦全てで一本勝ち。うち2勝は圧倒的な投げ技で制し、世界王者の風格を漂わせた。 「世界選手権が終わって、自分の柔道を見直して臨んだ。しっかり一本を取れるよう、投げきらないといけなかった」 桐蔭横浜大との3回戦は、開始45秒に得意の袖釣り込み腰で一本勝ち。準々決勝の日大戦は、2−2の緊迫した状況で出番が回り、「重圧や緊張もあったけど 自分の良さが出た」。大将として2分28秒に払い腰で一本勝ちした。東海大との準決勝、阿部は相手の反則負けで勝利するも、日体大は1−5で敗戦。それでも4年ぶり の3位に「チームとしての成長を感じられた」と息をついた。 阿部は初出場となった世界選手権で、投げ技での一本勝ちに、難しさを覚えた。ザンタラヤ(ウクライナ)との準々決勝では投げ技が決まったと思えても、 一本勝ちとはならないことがあった。世界では相手の背中をしっかりと、畳につかせないと一本勝ちとは認められない傾向になっている。約2カ月ぶりの実戦で、 「相手の背中が回りすぎず、固めて決められた」。大舞台での経験をいかし、うなずいた。 次戦は、12月2日開幕のグランドスラム東京(東京体育館)。同大会を制すれば、来年9月の世界選手権(アゼルバイジャン)代表に内定するだけに、気合が入る。 「海外選手も研究してくると思うので、何をされても負けないくらいのコンディションを作りあげたい。優勝したい」 焦りも、おごりもない。経験を糧に、世界王者はどん欲に突き進む。 世界王者の貫禄!阿部一二三、凱旋3連勝/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171030/jud17103005030001-n1.html 世界選手権男子66キロ級金メダリストで日体大2年の阿部が、この日の3回戦から登場。チームは東海大に準決勝で屈したが、自身はこれを含む3試合を勝利で飾り、 世界王者の貫禄を示した。 「チームとしての成長を感じた。来年につながる」と納得。今後は12月のグランドスラム東京で優勝を狙う。「マークもきつくなると思うが、何をされても負けないようにして、 しっかりと勝ち切りたい」と力を込めた。 阿部、チームの成長に手応え=柔道学生団体戦 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102900475 7階級で争う柔道の全日本学生体重別団体優勝大会最終日は29日、兵庫県尼崎市のベイコム総合体育館で行われ、女子は山梨学院大が勝負強さを発揮し、 3年ぶりの頂点に立った。環太平洋大との決勝では、4年の益子と3年の泉が反則勝ちし、2−1で6人目へ。副将の梅北と大将の瀬戸口はともに1年だが、 粘り強く引き分けに持ち込み、勝利を手繰り寄せた。 全日本学生優勝大会では史上最多8度の優勝を誇るものの、この大会では今回が2度目の優勝と苦戦してきた。4年で主将の月野は「後輩に助けられた」と 安堵の表情を浮かべ、山部監督は「接戦をどう勝ち切るかが鍵だった。少ないチャンスをものにできた」と勝因を語った。 山梨学院大が3年ぶり頂点 山部監督「接戦をどう勝ち切るかが鍵だった」/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171029/jud17102919100006-n1.html 男子は東海大が昨年の決勝で敗れた国士舘大に雪辱を果たした。4年の主将ウルフはこの日、4試合で三つの一本勝ちを含む全勝。「主将としての仕事ができた。 起承転結の結という感じ」と誇らしげだった。 ウルフの他にも世界選手権60キロ級代表の永山やユニバーシアード夏季大会を制した100キロ超級の影浦、73キロ級の立川と実力者が並ぶ分厚い布陣は抜きん でていた。優勝回数を10の2桁に乗せた上水監督は「各自が自分の役割を果たす闘いができた」と目を細めた。 ウルフ、4戦で三つの一本勝ち含む全勝「起承転結の結という感じ」/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171029/jud17102918340004-n1.html 東海大のウルフが、勝負どころで世界王者の真骨頂を見せた。まずは準々決勝の天理大戦。1−2の窮地で副将戦を迎え、残り30秒を切って「死に物狂いで(一本を) 取りにいった」と寝技に持ち込み、けさ固めで一本勝ちしてチームを救った。 思わぬ苦戦にメンバーを集め、檄(げき)を飛ばした。決勝では引き分けでも優勝決定の場面で登場。「相手の技をつぶしながら時間を消化した」と冷静に試合を運び、 返し技を決めて優勢勝ちした。大学の大会で有終の美を飾り、「主将の仕事をやり遂げられた。起承転結の結ができた」と誇らしげだった。 ウルフ、世界王者の強さ=柔道学生団体戦 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102900450 UAEで行われた柔道のグランドスラム・アブダビ大会で26日、優勝したイスラエル選手の国旗掲揚と国歌演奏が拒否される事態が起きた。 男子66キロ級でタル・フリッカー(25)が優勝したものの、表彰式ではイスラエル国旗の代わりに国際柔道連盟(IJF)のシンボル旗が掲げられ、国歌ではなく IJFのアンセムが流された。 大音量でアンセムが流れる中、フリッカーは笑みを見せずにイスラエル国歌を歌い続けた。SNSでは多くの共感の声が寄せられ、フリッカーはフェイスブックで 「スポーツは政治に屈してはならない。代わりの旗が掲げられる中で国歌を歌う心境は何とも言いがたいものがあった。今大会の優勝は自分だけでなく、 イスラエルや世界中のユダヤの人々にとって重要だった」とメッセージをつづった。 UAEはイスラエルを国歌として承認しておらず、イスラエルの国旗の表示も禁止されているという。昨年のリオ五輪でも男子100キロ級のエジプト選手が イスラエル選手との握手を拒否して観客からブーイングを浴び、国際オリンピック委員会に厳重注意処分を科されたことがあった。 柔道のグランドスラムは五輪や世界選手権、ワールドマスターズに次ぐ規模の大会で、東京を含めて年間5大会あるビッグイベント。IJFは大会前にイスラエル選手を 平等に扱うように要請したが認められなかったようだ。そのため今大会ではイスラエル選手は国旗ではなくIJFのマークの入った柔道着を着用し、IJFの公式サイトでも イスラエルの選手の出身国はIJFと表記されている。 柔道国際大会でイスラエル国旗掲揚と国歌演奏を拒否…「スポーツは政治に屈してはならない」 https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/10/29/kiji/20171029s00006000307000c.html 小学2年生のときに「なにか習いごとをしてみたい」と母に伝えたところ、柔道を勧められ、姉(田知本愛選手)と一緒に小杉少年柔道クラブに通い始めました。 父がもともと柔道をやっていたのですが、寡黙なタイプであまり積極的に話す人ではなかったので、母としては「柔道を通して父と子のコミュニケーションを 図ってほしい」という思いがあったそうです。 楽しみながら技を覚えた幼少時代 柔道を始めた当初は、まず受身の練習から始まって、その後は大内刈りや大外刈りなどの基本的な技を教わりました。当時は新しい技を教わることや、 技ができるようになることが楽しかったですね。 父いわく、私は飲み込みが早くて、言われたことはすぐにできる子だったそうです。負けず嫌いな性格だったので「教わったことはすぐにできるように なりたい」という思いがありましたし、技を覚えること自体を楽しみながらやっていました。 当時はクラブの時間以外にも、自宅の和室で柔道着を着て綺麗な打ち込みの仕方など、基礎的な部分を父に教えてもらったのを覚えています。 中学時代の印象的な試合 中学は小杉中学校に進学し、朽木淳司先生のもとで寝技などを仕込んで頂きました。思い出に残っている試合は、1年生のときに3位入賞した 全国中学校柔道大会(63kg級)ですね。 大会中は、強い選手に先生が付き添うのですが、当時は誰も私が3位に入賞できると思っていなかったんでしょうね。私ひとりでどんどん勝ち上がり、 準決勝の前に先生へ「次、準決勝で戦います」と報告をしに行ったのですが、そのときに先生がすごく驚いた顔をしていたのが印象に残っています。 朽木先生からは、在学中に柔道に関する知識や多くのお言葉を頂きました。偉人の名言をプリントアウトした紙が、道場の掲示板に毎月貼り出され、 それを見るのも好きでしたし、先生からメッセージが書かれた色紙を頂いたこともありました。当時は多くの刺激を貰っていましたね。 自主性が身に付いた高校時代 高校は小杉高校に進学しました。高校時代は「自分で考えて練習をする」という意識が身に付いた時期だったと思います。高校生だと、通常は 決められた環境で決められたメニューをこなす選手の方が多いと思いますが、私は高校生の頃から男子選手と一緒に練習をしていたので、 他の女子選手とは少し違うメニューを組まなければなりませんでした。 もちろんコーディネーターの方や女子の監督にも協力はして頂いていましたが、自発的に「今日はこの練習をします」と決めるようにはしていましたね。 高校までは自分の意思でメニューを決める機会が少ないため、大学に入ってからいきなり自由な環境になることで戸惑う選手も多いのですが、 私は周りの選手よりも少し早く自発的な練習スタイルを身に付けていたので、大学に入ってからも大きく戸惑うことはなく環境に馴染めました。 男子との練習の成果もあり、国内だけでなく、ベルギー国際柔道大会やアジアカデ・ジュニア柔道選手権大会など、高校時代に国際大会で 優勝することができたと思っています。 挫折をバネにインターハイで優勝 高校1年生のときに出場した2006年全国高等学校総合体育大会柔道競技大会(以下、インターハイ)は、団体戦では優勝を果たしたものの、 個人としては優勝することができませんでした。中学生の頃からインターハイでの個人優勝を目標にしていたので、団体で優勝してもあまり 喜べなかったというのが正直な気持ちです。 3年生になって、インターハイで個人優勝できる最後のチャンスが巡ってきたのですが、その前に北信越高等学校体育大会に出場する機会がありました。 インターハイの出場権はすでに手にしていたのですが、「全国1位を目指すならこの大会でも1位になっておかなければならない」という気持ちがあり、 意気込んで出場しました。しかし、この大会では優勝することができず、結果は2位。 そのことがとても悔しくて、そこからインターハイまでの間、父や姉にも協力してもらい、自身を徹底的に追い込みました。 ある日、父の組んでくれたメニューの中に、男子選手何人かを相手に私がひとりで乱取りをするというのが組まれていました。やらなければいけないこと だと分かっているのにその稽古がとても辛かったのと、自分の中でくすぶっていた北信越高等学校体育大会での敗退の悔しさなど、色々な感情が こみ上げてきて、思わず道場を抜け出してしまったのです。実は道場の裏にいたのですが、そんな私を皆が必死で捜索してくれていたという 出来事もありましたね。 今となっては良い思い出ですが、そうした辛い練習の甲斐もあり、3年生のインターハイでは初の個人優勝を果たすことができたので、その一連の 出来事は今でも深く印象に残っています。 色々と悩みましたが、大学は東海大学に進学しました。 姉と同じ大学ということで、やり易い部分もありましたが、ちょうどその年(2008年)に北京五輪(柔道)が開催されていて、東海大学の塚田真希選手が 出場されていました。塚田選手が東海大学の道場で練習しているという話を聞き、その部分にも惹かれて東海大学に決めましたね。 大学に進学し、1年生のときは全日本学生柔道体重別選手権大会などで優勝することができたのですが、調子が良かったのはそこまで。2年生になると スランプに陥って成績が低迷してしまいました。 その頃、東京で行なわれた2010年世界柔道選手権大会に、姉の付き人として見に行ったのですが、間近で見る選手達の姿にとても刺激を受けて 「自分もこの大会に出場しなければいけない」と奮起したことをよく覚えています。 ロンドン五輪(柔道)に出場 大学4年次に、ロンドン五輪(柔道)の日本代表に選んで頂きましたが、そのときはあまり実感が湧かず、ふわふわとした気持ちでした。もちろん 「しっかりやらなければ」という責任感もありましたが「無我夢中で走ってきて気付いたら代表入りが決まっていた」という感覚の方が強かったですね。 ロンドン五輪(柔道)の当日は、初戦は勝ったものの準々決勝で肘を負傷してしまいました。畳に上がった瞬間はとてもわくわくしていましたが、怪我をした 瞬間に暗闇へと落ちていきました。天国と地獄の両方味わったような1日で、ロンドン五輪(柔道)は今でも強く印象に残っています。 イギリスで掴んだスランプ脱却のきっかけ 2013年4月からは現在の綜合警備保障(ALSOK)に所属。いくつかの大会へ出場しましたが、5月の全日本選抜柔道体重別選手権大会 (以下、選抜体重別)や、8月の世界柔道選手権大会では結果が残せず、スランプに陥っていました。 頑張りたいのに頑張り方が分からず、解決策も見付からないまま試合に臨んで、同じような過ちを繰り返すという状態でしたね。「なにが悪いのかを 自分の中で分からないまま次に挑んだら、失敗する」ということを学びました。 そこで2014年に、1ヵ月間イギリスに渡ることにしたんです。ロンドン五輪(柔道)という大舞台を経験してから、柔道に対する新鮮味やモチベーションを失った 状態が続いていましたが、イギリスに行ったことでスイッチが切り替わった感覚がありましたね。 イギリスでは、トップ選手も含めて皆さんがとても楽しそうに柔道と触れ合っていました。その姿に刺激を受けて、フレッシュな気持ちを取り戻すことが できましたね。 決死の覚悟で挑んだリオデジャネイロ五輪(柔道) 2014年11月の講道館杯全日本柔道体重別選手権大会(以下、講道館杯)は、自分の中で覚悟を持って挑んだ大会でした。講道館杯で優勝できたことは 自分の柔道人生の中でとても印象に残っています。この大会で負ければ、評価も落ちてしまうし、リオデジャネイロ五輪(柔道)にも出場できないと 思っていたので、最後のチャンスのつもりで挑みました。 その後、2016年4月の選抜体重別でも優勝。リオデジャネイロ五輪(柔道)の代表入りを果たせましたが、ロンドン五輪(柔道)のときとは異なり、 代表入りはあくまでも通過点だと思っていたので浮き足が立つような気持ちはありませんでした。「大会で結果を出すために私は4年間やってきたのだ」 という気持ちが強く出ていたと思います。 リオデジャネイロ五輪(柔道)の決勝では、コロンビアのジュリ・アルベアル選手に崩袈裟固で勝利しましたが、相手を押さえ込んでいる間はとにかく 「このチャンスを絶対逃さない」という一心でしたね。 ここで逃げられたら、また最初からチャンスを狙うことになってしまうので、自分の中で残り時間をカウントしながら、必死に耐えていました。 姉はやはりライバルでもあり、一番刺激をくれる人でもあり、そして私を一番支えてくれた人です。 現役時代はそれが当たり前だったのですが、私の引退後は、二人の関係性や気持ちも少し変わってきたように思います。毎日練習に向かう姉の姿を 見送りながら「現役時代の姉との時間は特別なものだったんだな」と改めて実感しています。 引退を発表したときの思い 2017年10月に、現役引退を発表させて頂きました。1年程かけてゆっくりと答えを出したので、後悔もなく清々しい気持ちで現役を終えられるかなと 思っていたのですが、いざ皆さんの前で引退を発表したり、お礼の言葉を言わせてもらったりすると、やはり自然と込み上げるものがありましたね。 引退を決めてから、まず全日本柔道連盟にその旨を伝えに行ったのですが、皆さんが「なにかひと言ありますか?」と聞いてくれているのに、私は引退の 挨拶をしながら涙が出てきてしまって、自分でも驚いてしまいました。 もっと爽やかに終えるはずだったのに、皆さんに「お疲れ様」「よくやったよ」という言葉を頂くたびに、ジーンときてしまいましたね。ああいった気持ちに なったのは初めてのことです。 引退後の目標ややりたいこと 現在は筑波大学大学院の人間総合科学研究科で、スポーツ健康システムマネジメントを専攻しています。 もともと山口香准教授や、先に入学していた52kg級の中村美里選手から大学院の話は聞いていたのですが、実はこれまでの人生でも2回、それぞれ別の 方から大学院を勧められる機会があったのです。「人生で3回も大学院を勧められるということは、きっと私は大学院に行く運命なのだろうな」と思い、 入学を決めました。 今後の目標は、まず留年せずに大学院を卒業することですね。それから、語学勉強にも興味があります。 柔道を通して海外の方々と多く知り合いましたが、今は拙い英語とジェスチャーでしかコミュニケーションを取れないので、語学を勉強してもっと深い ところまで話せるようになりたいですね。 東京五輪(柔道)を目指す選手や、これから柔道を始める子ども達へひと言 私の柔道人生は、良いことよりも辛いことの方が多かったと思います。しかし、それでも諦めずに立ち向かうことで、なんとか結果を出すことができました。 もし結果を出せなかったとしても、困難に立ち向かったという経験は自分の中で財産になると思うので、挫けずに立ち向かっていってほしいと思います。 田知本遥??インタビュー|柔道チャンネル http://www.judo-ch.jp/interview/tachimoto_haruka/ 10月31日放送、NHK「グッと!スポーツ」では、リオデジャネイロ五輪柔道男子73kg級金メダリスト・大野将平がゲスト出演。その強さの理由や、 柔道人生のターニングポイントになったという恩師の言葉が紹介された。 体脂肪率は4.5%で、81kg〜90kg級クラスの筋肉量があるという大野は、日々のトレーニングでカラダをいじめ抜き、「(追い込みも)嫌いじゃない。 Mかもしれない」とニヤリ。 「意外な素顔」というテーマになると、VTRで登場した天理大学柔道部・穴井隆将監督は「悪い言い方をすると自己中心的。いい言い方をすると マイペース」と紹介。酒豪という大野は、飲み足りないと穴井監督の自宅にも上がり込んでくるようで、「夜中だろうとズケズケ上がってきて飲んだりします。 そういったところを見るとうちの嫁さんも『大野君って凄いね、色んな意味で凄いね』って言います」などと暴露した。 また、7歳から地元山口県で柔道をはじめたという大野だが、現在のような強さはなく、小学校3年生の試合中、対戦相手の女の子に攻められ続けると 泣き出してしまうほど。それでも、そんな自分を変えるべく小学校卒業と同時に上京し、全寮制の講道学舎に入門。持田治也氏を師事した。 すると大野は、実力で下位に位置しながらも、持田氏のアドバイスがきっかけで実力が開花。それは「真っ向から組み合い、前に出て自分から 技をかけろ」というもので、大野も「ひたすら前に出ろと。前に出て相手がさがったら大外刈をかけろと。その繰り返しでした」と振り返る。 以後、大外刈をひたすら反復し、自らの得意技に。「そこが柔道においてのターニングポイント」と話す大野だったが、過酷な練習に明け暮れた 中学高校時代の再現VTRを見終わると、「VTR見てても思い出して泣きそうになった」と苦笑いを浮かべた。 リオ五輪金メダリストの大野将平 柔道人生を変えた恩師の言葉 http://news.livedoor.com/article/detail/13830359/ ハンガリーで行われた世界柔道選手権の女子48キロ級で優勝した相模原市出身の渡名喜風南選手が31日、市役所に加山俊夫市長を表敬訪問した。 渡名喜選手は「たくさんの応援をいただき、優勝できた。初めての世界選手権で緊張したが、自分の柔道ができてよかった」と語った。 渡名喜選手は現在帝京大4年で、学業との両立を図るため、1日の練習時間を2時間半にしている。軽量級なので、男子との乱取りは行わないが、 得意の小外刈りに磨きをかけるべく集中し、減量もしながら本番に臨んだという。今後について「まずは12月のグランドスラムでの優勝。続く世界大会を 確実にものにし、最終的には2020年東京五輪で金メダルを取りたい」と力強く語った。 加山市長は「市民に大きな希望を与えた。20年の金メダルに向けて今後も頑張ってほしい」とたたえた。 渡名喜選手が加山市長を表敬=相模原市〔地域〕 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017110100348 2020年東京五輪開幕まで、10月28日であと1000日となった。今夏、ブダペストで行われた柔道の世界選手権男子66キロ級で金メダルに 輝いたホープ阿部一二三(20)=日体大=にインタビュー、東京五輪に向けた思いや目指すべき柔道家像に迫った。 東京五輪開幕まで残り1000日。ちなみに高校2年だった阿部選手が14年講道館杯、グランドスラム東京大会で続けて優勝して衝撃的なデビューを 飾ってから今までが約1000日だが、ここまでを振り返ってどうか。 「長かったようで短かったかな。でもやっと世界チャンピオンになれた。負けも勝ちも経験して、すごく濃くて自分を成長させてくれた1000日でした」 この1000日で一番成長した部分は。 「技のキレとか技術も増したけど、気持ちの面が一番。プレッシャーで絶対勝たないといけないと気負ってしまう部分があったが、最近は落ち着いて 自分の柔道を出せるようになってきた」 大学では組み手、寝技も改善した。 「技の入り方は(高校時代から)変わってないと思うけど、足技もどんどん出すようになったし、組み手もしっかり二つ持って間合いをとるようになった。 あとは寝技も前より怖さがなくなった。大学に入ってから全体的にレベルアップしたと思う」 これからの1000日への抱負は。 「東京五輪では圧倒的に勝って金メダルを獲りたい。そのための準備を一つずつやっていきたいですね」 一方で、柔道は今年、男女個人で計7個の金メダルを獲ったが、そこまで騒がれていない印象もある。 「確かに、そういう気持ちはありますね。たとえば野球とかサッカーに比べるとまだまだマイナーやし、プロだけでなく高校野球も大きく取り上げられる。 柔道ももっと大きく取り上げてほしいと思うこともあるけど、それ(活躍)をどう人気につなげていくかだと思います」 その中で、阿部一二三という存在は柔道界の顔としても期待が懸かる。 「もっと取り上げてほしい気持ちはあるけど、それってなかなか難しいことじゃないですか?でもこうやって僕がたまにメディアで取り上げられたり、 豪快な柔道とか面白いところを色んな人に見てもらって、柔道をやる人が増えてくれたら一番うれしいですね。影響力って言うんですかね? 色んな人に柔道を知ってもらいたいです」 ちなみに、今までサッカーや野球をやりたいと思ったことは。 「なかったですね。柔道しかやろうと思わなかった。柔道が楽しかったからでしょうね」 小学生時代は試合でなかなか勝てない時期もあったが、練習が嫌にならなかったか。 「でも強くなりたかったので。『今日練習したくないな』って時も、人より練習せなあかんっていうのはありましたね」 阿部選手自身は周りから「天才」「怪物」と言われることについてはどう思う。 「天才だとは思ってないですね。練習あってこその自分だと」 逆に自分の泥臭い部分を評価してほしいと思うことは。 「いや〜それは全然ないですね。人から見て天才だと思うんだったら、僕はそれで全然いいと思う。自分がそう(天才)じゃないと思ってさえいればいい。 おごらなければ」 試合で圧倒的に勝っている、かっこいい部分だけ見てくれればいいと。 「そうですね。こっちはちゃんと練習はするので、そうやって(天才と)捉えてくれる人がいるのもうれしいですしね」 全日本合宿にも参加し始めて3、4年経つが、今まで見てきた中で「ヤバいな、強いな」と思った柔道家は。 「やっぱり大野将平選手(リオ五輪73キロ級金メダル)はヤバいんじゃないですかね。絶対勝てないなと思いました。橋本壮市君(17年世界選手権 73キロ級金メダル)もヤバいと思うけど、僕が大学1年の頃から(日体大に)出稽古に来ている時に、1日3本は手を合わせていたので、慣れは あると思います。今は何をかけてくるかもわかるけど、最初はボコボコにやられてましたね。将平さんとも毎日2、3本やっていれば慣れるかもしれないけど、 1年に2〜3回とかしかやらないし、しっかり(組み手を)持ち合うので。(大野は)見ててもすごく強いし、きれいな柔道をするし、カッコいいなと思う」 目指すべき柔道家像はあるか。 「一番は野村忠宏さんですよね。憧れの人なので」 過去の柔道家の試合は見るか。 「結構見ますね。野村さんの映像が多いですけど。あとは井上康生監督の試合とか、吉田(秀彦)さんとか、篠原(信一)さんとか。軽量級だと昔の 海老沼(匡)さんとか、(大野)将平先輩とか、高藤(直寿)君とか、高上(智史)君とかの学生時代の試合を見たりする」 自分の試合映像は。 「たまに見たりはするけど、毎日見て『カッコイイな〜』とかはないですよ(笑)」 阿部一二三の考える「強さ」とは何か。 「強いって表現は勝ってでしかできないと思う。あとは内容。大野選手でいうと五輪で圧倒的に勝った。野村さんもそうだし、井上監督もシドニー五輪の 決勝で一本勝ちした。そういう印象っていうのはすごく大事だと思う。相手を豪快に投げて、それで優勝すると『強いな〜』ってなると思う」 五輪の決勝で一本勝ちすると、テレビで何回も映像が使われる。 「そういうのはありますよね。内容を含めて圧倒的に勝つ。勝敗が一番デカいと思いますけどね」 柔道家は人としての強さも求められる。 「そうですね。気配りとか、当たり前のことが一番難しいけど、井上監督たちはそれを当たり前にできるので。僕もやっていきたいですね」 日本男子の井上康生監督の指導は合理的だと評される一方で、理屈を超えた練習を課すこともある。 「そうですね。走るときはめちゃくちゃ走るし。『え、こんな走るん?』みたいな。限界を超えろって感じですかね。でも試合は何が起こるか分からないので。 想定外のことも起きる。(メニューが)すごくきついなって思うこともあるけど、スイッチが入ってしまえば案外できちゃうので。実感としても、 これだけやってきたから絶対に負けないという気持ちになる」 天才・阿部一二三が勝てないと思った柔道家とは… https://www.daily.co.jp/opinion-d/2017/11/06/0010707770.shtml 2020年の東京オリンピックに向けてIJF=国際柔道連盟は、来年1月の国際大会から技あり2回で一本勝ちとなる「合わせ技一本」を 復活させることを決めました。 IJFでは、一本勝ちの価値を高めて、より攻撃的な柔道を促すことなどを目的に、ことしの国際大会では技のポイントについてこれまでの 「有効」を廃止し、さらに「技あり」2回で一本勝ちとなる「合わせ技一本」も廃止する試験的なルールを採用していました。 しかしIJFで検証した結果、ことしの世界選手権で何回「技あり」を奪っても勝負が決まらないなど、試合が間延びするといった意見が 相次いだということです。 このためIJFでは「技あり」2回で一本勝ちとなる「合わせ技一本」を復活させ、さらに消極的な姿勢を見せた場合などに出される指導を 3回受けた時点で反則負けとするなどの新たなルールを決めました。 この新たなルールは来年1月の国際大会以降、東京オリンピックが行われる2020年まで採用されます。 新たなルールについて、全日本柔道連盟では「攻撃的な柔道で一本を目指す日本の方向性は変わらないと思う」としています。 柔道 「合わせ技一本」復活へ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171107/k10011213681000.html 国際柔道連盟(IJF)は6日までに、来年1月の国際大会から適用される新ルールを発表し、今年1月の試験導入段階で廃止された「技あり」 二つによる「合わせ技一本」が復活する。新ルールは2020年東京五輪でも採用される。 ただ、今年1月に廃止された「有効」は復活しなかった。そのため、以前の「有効」を含めた「技あり」二つで「合わせ技一本」となる。また、 試合時間内に決着がつかない場合、ゴールデンスコア方式の延長戦でも指導差だけでは勝敗を決めず、技のポイントが入るか、 指導三つによる反則負けでしか決着をつけない。 全日本王者で男子100キロ超級代表の王子谷剛志(旭化成)は6日、世界無差別選手権(11〜12日、モロッコ)への出発前に羽田空港で取材に応じ、 新しく発表されたルールの印象について「まだはっきりとはわからないが、合わせ技一本が復活して、(以前の)有効が技ありになっているので、 しっかり投げて押さえ込めばかなり勝機があると実感した。特に戦い方を変えるつもりはない」と前向きに捉えた。 「合わせ技一本」復活 王子谷「かなり勝機ある」 https://www.daily.co.jp/general/2017/11/06/0010711064.shtml 国際柔道連盟(IJF)は2020年東京五輪に適用される新ルールを6日までに発表し、試験的に今年から廃止していた技あり二つによる 「合わせ技一本」が復活することになった。来年1月からの適用となる。 勝敗は技によるポイントか、指導三つの反則負けでのみ決まる。これまでの試験ルールでは、延長戦に入った場合は指導の数に差がついた時点で 勝負が決着した。 IJFは一本を狙う攻撃的な柔道を促すことを目的に、今年から「有効」や「合わせ技一本」を廃止し、男子の試合時間を1分短縮して女子と同じ4分に するなどの新ルールを試験的に導入。今夏の世界選手権までを試験運用期間とし、10月に修正点を検証する会議を開いていた。 IJFのビゼール会長は公式サイトで「柔道を現代的で分かりやすい物に常に改善しており、新しいルールが柔道界や観客、メディアに大きな恩恵を もたらすと確信している」と述べた。 合わせ技一本復活=東京五輪適用のルール−柔道 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017110700029 国際柔道連盟(IJF)は6日までに2020年東京五輪で採用する新ルールを発表し、今年の試験導入段階で廃止された技あり2つによる 「合わせ技一本」の復活が決まった。来年1月の国際大会から適用される。 試合の決着方法も変更となった。技によるポイントか指導3つによる反則負けでのみ勝敗が決まる。試験ルールでは延長戦で、指導の数に 差がついた時点で勝敗が決していた。 脚取りは2度犯すと反則負けとされていたが、他の指導と同様に扱うことになる。「有効」は復活しなかった。 IJFのビゼール会長は「新たなルールと競技形式は、柔道に大きな恩恵をもたらすと確信している」と述べた。 【柔道】「合わせ技一本」が復活 新ルール、東京五輪へ http://www.sankei.com/sports/news/171106/spo1711060035-n1.html 自分らしさを貫く−。柔道の世界選手権男子100キロ超級代表の王子谷剛志(25=旭化成)が6日夜、世界無差別級選手権(11〜12日、モロッコ) 出場のため羽田空港を出発した。 全日本王者は深夜にもかかわらず、すがすがしい表情で現れた。6年ぶりに開催される同選手権について「今回はシンプルに気持ちを持ってきた。 研究や(絶対王者の)リネール(フランス)どうこうではなく、自分の柔道をするだけ。いかに、自分らしさを出せるかを重点に置いている」と話した。 3回戦負けした世界選手権ではリネール対策ばかり意識して、緊張から試合に集中出来なかったという。帰国後2週間は柔道着を着られなかった。 気持ちは吹っ切れてはいないが、徐々に前向きになっている。稽古では「初心に戻る」をテーマに「持ち味の前に出て攻める柔道だけを考えた。 世界選手権前の時のような緊張もなく、今は気持ちも状態も良い感じです」。 柔道以外でも「らしさ」を貫く。大会前になると神奈川県小田原市のうなぎの名店でうな重を食べるのが決まりだ。「いつも通り、うなぎも食べてきました。 うまかったです」。今大会の優勝賞金は、柔道では高額の約1000万円だが「お金はあんまり…。まずはこの鬱憤(うっぷん)を晴らして、日本の重量級は 強いということを証明したいです」と貪欲に勝利だけを求める姿勢を示した。 王子谷「自分の柔道を」世界無差別級選手権に出発 - 柔道 https://www.nikkansports.com/sports/news/201711070000018.html 柔道の無差別級世界選手権(11、12日、モロッコ・マラケシュ)に出場する男子100キロ超級の王子谷剛志(旭化成)と影浦心(東海大)が羽田空港から出発し、 王子谷は「自分の柔道を出せるようにしたい」と話した。 3回戦負けを喫した今夏の体重別世界選手権では、絶対王者のリネール(フランス)を意識しすぎて格下に足をすくわれた。今回は「目先の試合に 集中する」と一戦一戦を大事に戦い、頂点を目指す。一方の影浦は「対策を練ってきた」と打倒リネールに自信を見せた。 王子谷&影浦、打倒リネールに闘志 世界選手権へ出発 https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/11/07/kiji/20171107s00006000041000c.html 国際柔道連盟(IJF)は6日までに、2020年東京五輪で採用する新ルールを発表し、今年1月からの試験ルール案で廃止されていた技あり二つによる 「合わせ技一本」を復活させた。新ルールは来年1月の国際大会から適用する。 ほかには、試験導入時に延長戦では認めていた指導の差による勝敗の決着をなくし、試合時間にかかわらず、技によるポイントか指導三つによる反則負け でのみ試合を決するようにした。 IJFは東京大会に向け、観客が面白く分かりやすい柔道を目指し、「有効」を廃止して一般の観客には違いが分かりにくい「技あり」に統一するなどの 新ルール案を試験導入。今夏の世界選手権などの試合内容を踏まえて10月の会議で検証し、決定した。今回、有効は復活しなかった 柔道:「合わせ技一本」が復活 東京五輪へ新ルール https://mainichi.jp/articles/20171107/k00/00m/050/096000c 国際柔道連盟(IJF)は6日までに2020年東京五輪で採用する新ルールを決定し、技あり二つで一本勝ちとなる「合わせ技一本」が復活した。 リオデジャネイロ五輪後の検証を受け、今年1月からは「有効」廃止などの新ルールが試験導入されたばかり。これがさらに修正され、 日本代表選手や指導陣は再び対応が急務となりそうだ。 今夏の世界選手権男子66キロ級を強烈な投げ技で初制覇した20歳の阿部一二三(日体大)は「合わせ技一本」の復活を「より一本が 取りやすくなる。自分にとっては良かった」と歓迎する。 世界選手権では技ありを三つも重ねながら優勢勝ちにとどまり「気持ちの面で難しい部分もあった」と話す。短期間に何度も繰り返されるルール変更 には「ルールに合わせて対応するのは嫌ではないが、早く固まるに越したことはない」と複雑な胸中を漏らした。 新ルールは来年1月の国際大会から実施予定。全日本柔道連盟によると、来年の世界選手権代表選考に関わる講道館杯全日本体重別選手権 (11、12日)とグランドスラム東京大会(12月)は従来のルールを採用する。 一二三は“合わせ技一本”復活を歓迎「自分にとっては良かった」/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171107/jud17110718580001-n1.htm l 今夏の柔道世界選手権女子78キロ超級銀メダルで全日本女王の朝比奈沙羅(東海大)が7日、東海大柔道部を9月末に退部し、独自での活動を 決断したことに対し「これからは自分との勝負。結果にこだわっていきたい」と言及した。 朝比奈は退部により朝稽古に参加する必要がなくなり、高校時代から希望していた将来の医学部受験への勉強時間が増えたという。現在は出稽古に加え、 東海大男子の練習にも合流しており「(環境は)あまり変わらない。(東海大との)関係は円満」と説明した。 7日は世界無差別級選手権(11、12日、マラケシュ=モロッコ)への出発前に羽田空港で取材に応じた。「世界選手権後で初めての試合なので、悔しい気持ちを 忘れず、しっかり無念を晴らしてきたい」と意気込んだ。 朝比奈、東海大退部も「関係は円満」/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171107/jud17110723180002-n1.html 柔道の世界選手権女子78キロ超級銀メダルの朝比奈沙羅(21)が7日、東海大女子柔道部を9月末に「卒部」した理由を明かした。 世界無差別級選手権(11〜12日、モロッコ)出場のため羽田空港を出発。搭乗前に取材に応じ、卒部の具体的な経緯については明言を避けたが 「東京五輪が終わってから医学部に行きたいので勉強含め自分の時間がほしかった」と説明した。現在も東海大に所属し、大学などで男子選手と 稽古を続けている。今後は全日本学生柔道連盟主催の大会には出場しないという。 朝比奈沙羅、東海大柔道部卒部の理由「医学部進学」 - 柔道 https://www.nikkansports.com/sports/news/201711080000107.html 柔道界の沙羅ちゃんがイメチェンだ!! 柔道の世界選手権女子78キロ超級銀メダルの朝比奈沙羅(21=東海大)が7日夜、茶髪のイメージチェンジした 姿を披露した。 世界無差別級選手権(11〜12日、モロッコ)出場のため羽田空港を出発。これまでの黒髪ゆるふわパーマから、茶髪のストレートで登場した。9月末に 東海大女子柔道部を「卒部」してから独自の活動を続けている。学生生活も楽しむために初めて髪の毛も染めた。「甘えようと思えばいくらでも甘えられる。 自分との勝負だし、これからはより結果を求められる。覚悟を持って(今回も)結果にこだわりたい」と気を引き締めた。 卒部についての具体的な明言は避けたが、20年東京五輪後に医学部入学を目指しており「勉強含めて自分の時間が欲しかった」と説明した。朝稽古に 参加する必要がなくなり、医学部受験のための勉強時間が増えたという。稽古の環境は「変わらない」として、これまで通り、東海大柔道部や講道館などで 稽古を続けている。 今大会は世界選手権後の初の試合となる。優勝賞金は柔道では高額の約1000万円だ。「悔しい気持ちを忘れず、しっかりと無念を晴らしたい。優勝して 付き人の道着を買ってあげたい」と、思いやりの気持ちも見せた。 朝比奈沙羅が茶髪姿を披露、五輪後医学部受験も視野 - 柔道 https://www.nikkansports.com/sports/news/201711080000001.html 柔道で、またルールが変わるそうだ。国際柔道連盟(IJF)が、2020年東京五輪で採用する新ルールで「技あり2つ」による「合わせ技一本」を来年1月から 復活させることを決めた。今年試験的に導入されたルールでは「有効」を廃止して「一本」以外は「技あり」で統一し、「合わせ技一本」もなくなっていた。 「技あり」を2つ以上、いくつとっても決着はつかない。野球でストライクをいくら投げても三振にならないのと同じだ。4分という時間いっぱい使う試合が増え 「待て」の時間を含めれば5分以上。さらに、有効の廃止で各国審判の解釈がまちまちになり「技あり乱発」傾向もあったという。 世界選手権を毎回視察している正木照夫氏(拓大柔道部師範)は言う。「今夏の世界選手権では最長17分という試合もあった延長戦(ゴールデンスコア)を含め、 時間がかかりすぎた。観客はあきるしテレビ中継も見られなくなる。そうした問題点を見直した結果、合わせ技復活になったようだ」。 一本を重視し攻撃的柔道を目指すIJFは脚取り禁止、時間無制限の延長戦導入、旗判定廃止など次々にルールを変えている。時代の流れにしても、昨夏の リオ五輪100キロ超級決勝ではIJFの理念とは裏腹に、まともに組まずに逃げ回った王者リネール(フランス)に原沢久喜(JRA)が指導1つの差で負ける不可解な 判定もあった。 いうまでもなく「技あり」は一本には満たないが、それに近い技。そこに「合わせ技」の価値がある。技は柔道の命。東京五輪を控えた日本にとって技の重視は 歓迎すべきことだが、ルール改正に振り回されぬよう審判の技術向上も促してほしい。 【甘口辛口】技は柔道の命…ルール改正に振り回されぬように審判も技術向上を http://www.sanspo.com/etc/news/20171108/amk17110805000001-n1.html 俳優の小泉孝太郎(39)が、テレビ東京系で放送される柔道の国際大会『柔道グランドスラム東京』(12月2日・3日)のメインキャスターを 8年連続で務めることが8日、同局から発表された。アシスタントとして“神スイング”でおなじみのタレント・稲村亜美の出演も決定した。 『柔道グランドスラム』は、国際柔道連盟が主導するワールドツアー最高峰のグランドスラム大会のひとつで、国内で開催される唯一の 柔道国際大会。2020年東京五輪の出場資格に影響する世界ランキングへの配点が大きく、世界中の柔道選手が参加する。日本代表選手は、 各階級最大4人。 小泉は「オリンピック3年前の大会は、ベテラン選手が次のオリンピックまでの生き残りをかけて、新しい選手が世代交代を狙って、激しくしのぎ を削ります。東京五輪の有望選手が生まれる今大会をみなさんと一緒に注目していきたいです」と、見どころを語っている。 具体的には、今年の世界選手権で金メダルを獲得した日本の「7人(ななにん)の柔」に注目。【男子】60キロ級=高藤直寿、66キロ級= 阿部一二三(ひふみ)、73キロ級=橋本壮市、100キロ級=ウルフ・アロン、【女子】48キロ級=渡名喜風南、52キロ級=志々目愛、70キロ級= 新井千鶴。この7人の選手は、グランドスラム東京で金メダルを獲得すれば、来年の世界選手権代表が内定し、東京五輪出場へ向けて大きな 前進となる。特に現役大学生、20歳の阿部は、スター性を備えた逸材。 昨年のグランドスラム、今年の世界選手権と連続で大きな国際大会を制し、東京五輪での金メダルを目標にしている。 2日間にわたる大会の模様は、テレビ東京とBSジャパンでリレー放送。大会2日目は、試合開始から試合終了まで全試合を、テレビ東京、BSジャパン、 そして配信を合わせてライブで中継する。 稲村は、柔道技で一本を獲れるようになるために、柔道衣の着こなしから基本動作の練習などを習得するまでを追う、配信オリジナルコンテンツ 「神IPPON(かみいっぽん)」動画にも出演。大会開催前から配信予定。 ■放送・配信予定 ★テレビ東京系列6局ネット(TX・TVO・TVA・TSC・TVh・TVQ) 12月2日 後6:00〜7:54 12月3日 後4:35〜6:30 ★BSジャパン 12月2日 後4:00〜6:00 12月3日 後6:30〜7:00 ★配信 12月2日 試合開始(午前10時予定)〜準決勝まで4面同時ライブ配信 ※3位決定戦・決勝は、テレビ東京の放送に合わせてアーカイブでの配信を実施 12月3日 試合開始(午前10時予定)〜全試合終了まで4面同時ライブ配信 小泉孝太郎、8年連続『柔道グランドスラム』メインキャスタ https://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20171108/Oricon_2100348.html 全日本柔道連盟は9日、来年の世界選手権代表第1次選考会となる講道館杯全日本体重別選手権(11、12日、千葉ポートアリーナ)に 出場予定の選手のうち、女子78キロ超級で一昨年の全日本女王の田知本愛(ALSOK)が左肘関節尺側側副靱帯損傷で欠場すると発表した。 6日の稽古で負傷し、3週間の加療を要する見込み。 他に、左肘靱帯損傷で7日に手術を受けた男子66キロ級の高市賢悟(旭化成)、椎間板ヘルニアで全治2カ月かかる見込みの同81キロ級の 渡辺勇人(了徳寺学園職)らも欠場する。 田知本愛らが欠場 柔道の講道館杯 http://www.sanspo.com/sports/news/20171109/jud17110922350001-n1.html 全日本柔道連盟は9日、講道館杯全日本体重別選手権(11、12日、千葉ポートアリーナ)に出場予定だった女子78キロ超級の田知本愛 (ALSOK)が左肘の負傷のため欠場すると発表した。6日の稽古中に痛め、関節の靱帯(じんたい)損傷で全治3週間と診断された。 男子66キロ級の高市賢悟(旭化成)は左肘の手術、同81キロ級の渡辺勇人(了徳寺学園職)は腰の手術を受けたため欠場する。 田知本、左肘負傷で欠場=講道館杯柔道 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017110901316 柔道の講道館杯全日本体重別選手権第1日は11日、千葉ポートアリーナで男女計7階級が行われ、女子78キロ超級は井上あかり (環太平洋大)が決勝で素根輝(福岡・南筑高)に一本勝ちし、初優勝した。今夏に行われた世界選手権の個人戦代表は参加していない。 女子70キロ級は新添左季(山梨学院大)が連覇。同78キロ級は浜田尚里(自衛隊)が2年ぶり2度目の優勝を果たした。 男子の73キロ級は立川新(東海大)が連覇。2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ五輪66キロ級で2大会連続銅メダルの海老沼匡 (パーク24)は3位だった。81キロ級は佐々木健志(筑波大)が制し、73キロ級から階級を上げた中矢力(ALSOK)は3回戦で敗退した。 井上、女子78キロ超級制す=決勝で素根に一本勝ち−講道館杯柔道 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017111100451 柔道の講道館杯、全日本体重別選手権が千葉市で始まり、ことしの世界選手権の団体で金メダルを獲得した高校2年生の素根輝選手は、 女子78キロを超えるクラスの決勝で敗れ、初優勝はなりませんでした。 この大会は、来年夏に行われる世界選手権の第1次選考会も兼ねていて、ことしの世界選手権の個人の代表を除く国内のトップレベルの選手が 出場しました。 初日の11日は、男女合わせて7つの階級が行われ、このうち女子78キロを超えるクラスには、ことしの世界選手権の男女混合の団体のメンバー として金メダルを獲得した素根選手が出場しました。 高校2年生で17歳の素根選手は2回戦から登場し、準決勝では、払い巻き込みと大内刈りで技あり2つを奪うなど、持ち味の多彩な技を生かして 決勝に進みました。 決勝では大学3年生の井上あかり選手と対戦しましたが、試合開始早々に一瞬の隙をつかれて寝技に持ち込まれ、肩固めで一本を奪われました。 素根選手は準優勝、井上選手はこの大会、初優勝です。素根選手は「優勝だけを目指していたので負けて悔しい。寝技の強化などたくさんの 課題が見つかったので、もっと鍛えて勝てるようにしたい」としぼり出すように話しました。 また、オリンピックの男子66キロ級でリオデジャネイロ大会まで2大会連続で銅メダルを獲得した海老沼匡選手は、減量の厳しさなどから階級を 73キロ級に上げて出場しましたが、準決勝で、優勝した大学2年生の立川新選手に敗れて3位でした。 大会は最終日の12日、男女の残り7階級が行われます。 柔道・講道館杯 世界選手権「金」の素根は準優勝 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171111/k10011220351000.html 日本女子で最も重い78キロ超級には、若手が台頭している。3年後、東京五輪の畳には誰が立つのか。この日の決勝もまた、火花が散った。 来年の世界選手権(バクー)代表第1次選考会となる柔道の講道館杯全日本体重別選手権第1日は11日、千葉ポートアリーナで男女計7階級が 行われ、女子78キロ超級はユニバーシアード大会無差別級覇者で20歳の井上あかり(環太平洋大)が昨年2位の素根輝(福岡・南筑高)に 決勝で一本勝ちし、初優勝した。 70キロ級で新添左季(山梨学院大)が2連覇し、78キロ級は浜田尚里(自衛隊)が2年ぶり2度目の優勝を決めた。 男子は73キロ級で、ユニバーシアード優勝の立川新(東海大)が準決勝で66キロ級五輪2大会連続銅メダルの海老沼匡(パーク24)を破り、 2連覇につなげた。海老沼は3位。60キロ級は宮之原誠也(国士舘大)が初めて制し、66キロ級は丸山城志郎(ミキハウス)が2度目の制覇。 81キロ級は佐々木健志(筑波大)が初優勝した。 丸山城志郎の話 「勝たないと次はないと思っていて、気持ちでは負けないようにいった。阿部(日体大)に(注目が)向いているが、俺もいるんだぞと。ここからがスタート」 新添左季の話 「今年3回目の対戦でお互いに手の内を知っている。技でポイントを取るのは難しいなと。(延長で田中に指導がいって優勢勝ちし)うれしい。 (実力)差はないと思うけど、勝ちたいという気持ち」 浜田尚里の話 「優勝することだけを考えて1年間練習してきた。(決勝は先手を許したが)4分間のうちで取り返して勝てればと。落ち着いて自分の得意な形に 持っていければと思った」 宮之原誠也の話 「下がったらやられるので、どんどん前に出た。最高としか言えない。東京五輪も目標だが、まずはこれから出る一つ一つの試合を勝てるようになりたい」 佐々木健志の話 「自分の長所を出せた。試合へ向けた調整も良かったし、気分を高めてくることができた。(81キロ級の日本勢と比較し)立ち位置がまだ下なので、 トップに入れるようにしたい」 女子78キロ超級で20歳の井上が初V 70キロ級は新添2年ぶり優勝/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171111/jud17111119330001-n1.html 優勝候補の筆頭に挙げられたのは17歳のホープ素根。この難敵を前に、来月21歳になる井上は「年下ですごい選手だけど、負けたくない 気持ちだった。自分の形に持ち込めば勝てる自信はあった」と気後れはなかった。 始まって1分もたたないうちに得意の展開に持ち込んだ。うまく崩すと、うつぶせの相手を寝技に引きずり込み、肩固めで一本勝ち。 「相手がつぶれてチャンスがあったら確実にいこうと思っていた」。最初につくった好機を逃さなかった。 寝技には「中学時代から得意」と自信を持つ。この日も決勝を含む5試合のうち3試合が寝技での一本勝ちだった。 今夏のユニバーシアードで無差別級金メダル。世界選手権の混合団体でメンバー入りするなど既に国際大会で実績を残している素根に今回圧勝し、 確かな成長を印象付けた。「強い選手がいる中で日本一になれた。来年も全部勝って、世界選手権でも勝ちたい」。寝技と同様、自信こそ最大の 強みになる。 井上、自信の寝技=実績上位のホープに圧勝−講道館杯柔道 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017111100493 女子78キロ超級はユニバーシアード大会無差別級覇者で20歳の井上あかり(環太平洋大)が昨年2位の素根輝(福岡・南筑高)に決勝で一本勝ちし、 初優勝した。 女子の最重量級で優勝候補の本命だった素根は順当に勝ち上がっていった。だが試合を重ねるごとに自身の動きに好感触を得たことで決勝では 心に隙が生まれ、井上に一本負けを喫した。 4月の全日本選抜体重別選手権を制したホープは試合後、ショックを隠せなかった。「自分は挑戦者で年齢も下なので、思い切りやろうと思って臨んで いたが…。寝技が強いのは知っていたが、自分が油断してしまった」と唇をかんだ。 本命だった素根、一本負けにショック隠せず「自分が油断してしまった」/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171111/jud17111120360002-n1.html 課題残る 素根輝 優勝だけを目指してやってきたから悔しい。課題の残る試合だった。これからしっかり練習したい。 動き遅かった 中矢力 (73キロ級から階級を上げたが)81キロ級の体になっていなかった。腕力はついたが、動きが遅かった。 チャレンジしたからには、これからも諦めずにいく。 講道館杯柔道・談話 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017111100487 五輪2大会連続で銅メダルを獲得した男子66キロ級から、今夏73キロ級に上げた海老沼。立川と対戦した準決勝は序盤から積極的に仕掛けたが、 延長戦にもつれ込んだ。結局は腕ひしぎ十字固めで一本負けし、「相手は我慢してゴールデンスコアで勝つことも考えていた。冷静に見定められ、 決められた」と悔やんだ。 3位決定戦では一本勝ちし、新階級で力は示した。「試すこともあって、少しずつつかむことができたのはよかった。次につながる」と収穫も挙げた 海老沼、悔いと収穫=柔道講道館杯 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017111100519 男子66キロ級で五輪2大会連続銅メダルの海老沼は、今夏から変更した73キロ級で3位となった。準決勝では「冷静に見定められて決められた」と 延長で一本を許したが、3位決定戦で意地を見せた。技の威力などで新階級での課題を感じているそうだが「新たに挑戦できるのは幸せ」とやりがいを 口にした。 同じく階級を上げた2012年ロンドン五輪73キロ級銀メダルの中矢は81キロ級の3回戦で敗退。「先にポイントを取って守りに入ってしまった」と反省した。 海老沼、今夏から変更の73キロ級で3位 いくつか課題感じるも「新挑戦は幸せ」/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171111/jud17111120380003-n1.html 中矢力(28=ALSOK)は、3回戦で延長戦の末に一本負けを喫した。 「減量のプレッシャーがなくなった分、身長でハンディーキャップはあった」と言いながらも「ここで諦めたら意味がない。階級を上げたからには目指す。 時間をかけて、来年にはしっかりもうひと回り大きくなって戻ってきたい」と、東京五輪を視野に巻き返しを誓った。 男子73キロ級に出場した海老沼匡(27=パーク24)は準決勝で一本負けしたが、3位決定戦で一本背負いで勝利し銅メダルを獲得した。 ロンドン、リオ五輪66キロ級メダリストとしての意地を見せた海老沼は「金を取って東京五輪のスタートラインに立ちたかったが、気持ちの面が まだまだだった」と反省した。しかし「3位で勝つことで次につながる」と世界選手権出場に望みを託した。 ロンドン銀・中矢力 3回戦敗退も巻き返し誓う https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/othersports/825655/ 2012年ロンドン五輪女子78キロ級代表の緒方(了徳寺学園職)は準々決勝で敗れ、敗者復活戦も勝ち上がれなかった。進退を考える上で 今大会をポイントと捉えていた27歳のベテランは「ここ(の場所)で引退とかを決めることはない。今から考える」と明言しなかった。 練習をしっかりと積み、仕上がりは良かったそうだが結果が伴わず「うまくいかないこともあるんだなと。全力は出し切れた」と汗をぬぐった。 ベテラン緒方、進退明言せず「今から考える」/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171111/jud17111120520004-n1.html 男子は73キロ級で、ユニバーシアード優勝の立川新(東海大)が準決勝で66キロ級五輪2大会連続銅メダルの海老沼匡(パーク24)を破り、 2連覇につなげた。 男子73キロ級の立川は準決勝で海老沼の挑戦を退け、野上(筑波大)との決勝では重圧をかけ続けて反則勝ちにつなげた。2年連続で頂点に 立ち「ここでは負けられない。内容は良くないが、確実に勝つことができた」と胸をなで下ろした。 この階級にはリオデジャネイロ五輪金メダリストの大野(旭化成)や世界選手権覇者の橋本(パーク24)ら実力者がひしめく。勝利の余韻には 長く浸らず「(2人を)意識しているし、勝たないといけない。直接対決ができれば」と闘志をにじませた。 立川、連覇に胸なでおろす「ここでは負けられない」/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171111/jud17111121170005-n1.html 柔道の講道館杯全日本体重別選手権第1日は11日、千葉ポートアリーナで行われ、男子73キロ級で立川新(19=東海大)が連覇を果たした。 立川は持ち前の「受け」の強さを発揮して快勝。大混戦の階級で代表争いに名乗りをあげた。女子70キロ級は世界選手権団体戦代表の 新添左季(21=山梨学院大)が2連覇、男子66キロ級は丸山城志郎(24=ミキハウス)が4年ぶりに優勝した。 準決勝で2大会連続五輪代表の海老沼を退け、決勝で筑波大1年の野上に反則勝ちした立川は「上に2人いるので、ここでは負けられない」と言った。 リオ五輪の大野将平、17年世界選手権の橋本壮市と2人の世界王者に対し「勝たないと五輪はない。直接対決で勝って世界へ」と話した。 この1年、徹底して「受け」を磨いた。東海大の練習では2階級も上の選手の技を受け続けた。「どんな相手でも投げられることはない」という自信通り、 この日も投げられての失ポイントは0。同大の上水監督は「投げられなければ負けないのが今のルール。まず盾を磨いた」。強固な盾を手にいれた 19歳が、2人の世界王者に挑む。 立川新が連覇 2階級上の選手から技受け磨いた自信 - 柔道 https://www.nikkansports.com/sports/news/201711120000202.html 66キロ級から73キロ級に転向した海老沼は本戦で敗れたものの、3位決定戦は一本背負いで一本勝ち。「3位になったので次につながる」と汗をぬぐい、 「一戦一戦(この階級の)感覚をつかめている」と手応えを明かした。また、ロンドン五輪73キロ級銀メダルの中矢力(ALSOK)は81キロ級に出場。 3回戦敗退となったが、「パワー差は感じなくなってきた」と前向きだった。 海老沼匡、73キロ級での3位に「次につながる」 https://www.daily.co.jp/general/2017/11/11/0010724913.shtml 柔道の世界無差別級選手権第1日は11日、モロッコのマラケシュで男子が行われ、3位決定戦で王子谷剛志(旭化成)が影浦心(東海大)を下した。 リオデジャネイロ五輪100キロ超級金メダリストのテディ・リネール(フランス)が優勝した。 王子谷が3位決定戦で影浦下す 世界無差別級選手権/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171112/jud17111209020001-n1.html 【アスリート美ューティーTALK】ニッポン柔道は今夏の世界選手権で男女・混合団体を含めて8個の金メダルを獲得した。2020年東京五輪での 全階級制覇へ向けて準備を進めるなか、虎視眈々と女子78キロ級代表の座を狙うのが、鈴木伊織(19=環太平洋大)だ。強さと美しさを兼ね備えた 女性選手に迫る連載「アスリート 美ューティー TALK」では、“平成の三四郎”古賀稔彦氏(49)の弟子にあたる柔道美女をクローズアップ。 重量級では小柄ながら頂点を目指すホープの胸の内は――。 中学は親元(広島)を離れて愛知・大成中に進学 鈴木:同学年の鍋倉那美(20=三井住友海上)に誘われて一緒に行きました。母がハンドボールの日本代表にも選ばれたことがあるのですが、 スパルタ教育で「勝負の世界に入ったならとにかく勝て」と言われていました。親から離れた寮生活にはわくわくしていたし特に心配もなかったけれど、 入ってからは先輩からの注意がキツかったりして、帰りたくなる時もありました。それでも、私生活から一人でできるようになって少しずつ自分の 柔道が出来上がってきました。失敗もあった 鈴木:自分はマイペースでギリギリまで寝てたいタイプ。あと30秒だけと目をつぶったら30分たってたことも(笑い)。それで制服もちゃんと着ないまま 慌てて学校に行ったら結局バレて、最長で1か月間、道場に入れませんでした。 そんな厳しい中高生活で大きく成長した 鈴木:中学1年から、ほぼ同じ力の人と1〜2時間ずっと乱取りをやる練習があるんです。それで忍耐力や最後までやる強さ、体力でもなんでも 自信がつきました。あとは感謝の気持ちですね。自分が柔道できるのは周りの支援があったからこそ。 岡山の環太平洋大に進学した 鈴木:同じ階級(女子78キロ級)の(2015年世界選手権優勝の)梅木真美さん(22=ALSOK)や70キロ級でも強い先輩がいて、ここだったら 強くなれると思ったし、(矢野)監督の情熱にもひかれました。強い人との練習や試合が面白いし、相手が梅木さんでも勝ちたい、投げたいチャレンジ 精神があります。 自身の柔道のアピールポイントは 鈴木:目立つのが好きなので、きれいな一本を取るのを見てもらいたいです。身長が小さくても、自分より大きな相手に勝てるという柔道の醍醐味を 見てほしい。周りからの「こいつでも勝てるんだ」っていう反応が好きなんです。 他の格闘技に興味は 鈴木:中学時代から至学館大学レスリング部の練習に年に1、2回参加して、吉田沙保里さん(35=至学館大職)とスパーリングをしたこともあります。 吉田さんはタックルなしで寝技に持ち込んだり、ほぼ柔道。テレビで見て思ってたより小さくて体格差もあったんですが、組み合ったらすごい力なんです! 簡単に持ち上げられました。 国民栄誉賞受賞者からの“教え”は、柔道にも生かせる経験だ 鈴木:レスリング部でやっていた、手をつないで輪になってジャンプするトレーニングを学校で紹介しました。懸垂でも上がったら止まり、 下がっても止まる、持久力をつけるやり方を学びました。反対に「柔道技を教えて」とも言われましたね。 他競技が刺激になっている 鈴木:あと、総合格闘技の「RIZIN」で柔道の技を使うKINGレイナ(21)の試合を見ていると「これは使えるかな」とか「そこなんかかけたらいけるんちゃう?」 と思います。何でも柔道と結び付けて見ると面白いです。 プライベートではおしゃれ好き 鈴木:ストリート系が好きで、去年の冬ぐらいにペニースケートボードを買いました。ちょっとした交通手段としても使っています。最近は(タレントの) 渡辺直美さん(30)の渋谷のお店にも行きました。面白いのはもちろん、渡辺さんみたいに大柄な方がおしゃれしているのがすごい。 自身の目標は 鈴木:先のことよりも一戦一戦こつこつと成績を出したいです。まずは目の前の講道館杯(11、12日、千葉ポートアリーナ)で3位以内に入って (12月の)グランドスラム東京に出たいですね。いずれは夢の舞台であるシニアの国際大会に行きたいです。世界選手権や東京五輪は将来の夢。 全ての大会でチャンピオンになりたいです! 【古賀氏「投げが得意なところは私に似ている」】環太平洋大学女子柔道部総監督でバルセロナ五輪男子71キロ級金メダリストの古賀氏は、 鈴木について「彼女の好きな言葉は、負けん気。まさに負けず嫌いな性格」と評する。技術面では「私と似て背負い投げや袖釣り込み腰などが得意。 78キロ級では小柄だが、このような担ぎ技はとても有効」と話し、必殺の背負い投げを武器に頂点に上り詰めた自身の姿に重ね合わせた。 一方でトップ選手と戦う機会も増え「ステージが上がり、多少自分の柔道に悩みながら苦労している」と見ているが「自分も同じ苦労をした。 ここを乗り越えれば世界を視野に入れた飛躍ができる」と教え子のブレークスルーに期待を込めた。同大女子柔道部の矢野智彦監督(44)も 「意地が強く負けん気が強い、牙をむく。誰が相手でも食ってやろうという勢いがあった」と、その精神面を高く評価。“三四郎級”の負けん気の 強さと担ぎ技で頂点を目指す。 【柔道】平成の三四郎の弟子・鈴木伊織 美しい一本で全体会V狙います https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/othersports/820597/ 柔道の講道館杯、全日本体重別選手権の大会最終日、女子52キロ級では、世界ジュニア選手権を制した17歳の高校2年生、阿部詩選手が 初優勝を果たしました。 この大会は、来年夏に行われる世界選手権の第1次選考会も兼ねていて、ことしの世界選手権の個人の代表を除く国内のトップ選手が出場し、 最終日の12日は、男女合わせて7つの階級が行われました。 このうち女子52キロ級には、ことし10月の世界ジュニア選手権を制した17歳の高校2年生、阿部選手が出場しました。 阿部選手は、ことしの世界選手権、男子66キロ級で金メダルを獲得した阿部一二三選手の妹で、持ち味のスピードを生かして多彩な技を繰り出し 決勝まで勝ち上がりました。 決勝では、大学3年生の立川莉奈選手を相手に、終始攻め続けながらポイントを奪えず延長に入りました。そして延長39秒に「大外刈り」で技ありを 奪い、優勢勝ちして、この大会、初優勝を果たしました。 阿部選手は「何が何でも勝ちたかったので、優勝できてうれしい。日本に世界チャンピオンがいる階級なので、並べるように頑張りたい」と話し、 3年後の東京オリンピックに向け、ことしの世界選手権を制した志々目愛選手などとのしれつな代表争いに名乗りを上げました。 柔道 講道館杯 女子52キロ級 17歳の阿部詩が初優勝 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171112/k10011221041000.html 来年の世界選手権(バクー)代表第1次選考会となる柔道の講道館杯全日本体重別選手権最終日は12日、千葉ポートアリーナで男女計7階級が 行われ、女子52キロ級は世界ジュニア選手権覇者で17歳の阿部詩(兵庫・夙川学院高)が決勝で立川莉奈(福岡大)に延長の末に優勢勝ちし、初優勝した。 女子48キロ級は昨年3位の遠藤宏美(ALSOK)が初制覇。57キロ級は山本杏(パーク24)が5年ぶりの頂点に立ち、63キロ級は土井雅子 (環太平洋大)が初めて制した。 男子は100キロ超級決勝で、五輪銀メダリストの直也氏を父に持つ小川雄勢(明大)が2012年ロンドン五輪代表の上川大樹(京葉ガス)に 一本勝ちして初優勝。100キロ級は昨年2位の飯田健太郎(国士舘大)、90キロ級は向翔一郎(日大)がともに初めて制した。 井上康生・男子日本代表監督の話 「2020年世代の選手たちが出てきたのは明るい材料。階級ごとの層を厚くするためのさらなる努力を続けていかないといけない」 増地克之・女子日本代表監督の話 「阿部はこの1年ですごく成長した。以前のような組み負ける場面が見られず、最後まで投げにいく心の強さを感じた」 山本杏の話 「ここに来るまで本当に遠回りをした。勝つことを目指して諦めないでやってきて良かった。まだ23歳で若いし、力もついてきている。 積み重ねていきたい」 遠藤宏美の話 「結果を出さないといけなかったので、うれしい。あまり深く考えず、いつも通りやることを考えた。投げる技術を確立しないと上には上がっていけない」 向翔一郎の話 「狙っていたところで(技ありとなった)背負い投げが入った。90キロ級は誰が世界に出てもおかしくない。いいアピールをするのに必死だった」 土井雅子の話 「(決勝はリオデジャネイロ五輪代表の田代が相手で)自分の知らない舞台に立っているので緊張した。これまでやってきたことを思い出すと、 体が自然と動いた」 女子52キロ級で17歳阿部が初優勝 男子100超は小川が制す/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171112/jud17111219260002-n1.html 一つ一つ勝っていく 山本杏 社会人になって改めてやり直そうと、ここで勝つことを目指してきた。まだ23歳。諦めずに一つ一つ勝っていきたい 講道館杯柔道・談話 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017111200403 全日本柔道連盟は12日、東京体育館で12月2〜3日に開催するグランドスラム(GS)東京の男女代表56人を発表した。計14階級で各4人を選び、 男子73キロ級はリオデジャネイロ五輪金メダルの大野将平(旭化成)、同100キロ超級はリオ五輪銀メダルの原沢久喜(日本中央競馬会)らが名を連ねた。 大野は、今夏の世界選手権代表選考会を兼ねた4月の全日本選抜体重別選手権を欠場。体重無差別で争う全日本選手権に出場するなどしていた。 原沢は体調不良で今月の世界無差別級選手権代表を辞退したが、全柔連の井上康生監督がGS東京出場の意思を確認した。 GS東京代表に大野、原沢ら=柔道 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017111200432 全日本柔道連盟は12日、グランドスラム(GS)東京大会(12月2〜3日・東京体育館)の男女代表計56選手を発表し、リオデジャネイロ五輪 男子73キロ級優勝後は国際大会から離れている大野将平(旭化成)らが選ばれた。 日本代表は各階級4人。リオ五輪男子100キロ超級銀メダルで世界無差別級選手権を辞退した原沢久喜(日本中央競馬会)も名を連ねた。 講道館杯全日本体重別選手権覇者では男子100キロ超級の小川雄勢(明大)、100キロ級の飯田健太郎(国士舘大)、女子52キロ級の 阿部詩(兵庫・夙川学院高)らが選出された。 男子66キロ級の阿部一二三(日体大)、100キロ級のウルフ・アロン(東海大)ら世界選手権金メダリストも代表に決まった。リオ五輪男子 90キロ級金メダルのベイカー茉秋(日本中央競馬会)は右肩の故障のため選ばれなかった。 大野らがGS東京大会代表に選出 小川、阿部兄妹も/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171112/jud17111220530005-n1.html l 柔道の講道館杯全日本体重別選手権最終日は12日、千葉ポートアリーナで男女計7階級が行われ、男子100キロ超級は小川雄勢(明大)が 決勝で上川大樹(京葉ガス)に一本勝ちし、初優勝を果たした。小川は1992年バルセロナ五輪男子95キロ超級銀メダリストの小川直也さんの長男。 七戸龍(九州電力)は4回戦で一本負けし、3位決定戦でも敗れた。 女子の52キロ級は、兵庫・夙川学院高2年の阿部詩が初制覇した。63キロ級は土井雅子(環太平洋大)が決勝でリオデジャネイロ五輪代表の 田代未来(コマツ)に延長の末、優勢勝ち。57キロ級は山本杏(パーク24)が制した。 男子100キロ級は飯田健太郎(国士舘大)が初優勝した。 小川、男子100キロ超級制す=女子52キロ級は高校生阿部−講道館杯柔道 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017111200366 栄光の柔道人生を歩んだ父直也さんも立った表彰台の中央で、小川が喜びをかみしめた。男子100キロ超級を制し「おやじにはまだまだと言われる と思うが、ここで何としても優勝したい気持ちだった」と実感を込めた。 「一つ一つ目の前の相手を倒すつもりでいけ」という父の助言を胸に戦った。7分38秒の消耗戦となった準決勝は辛勝。決勝では、明大の先輩に 当たるベテラン上川と頂点を争った。 相手は世界選手権の無差別級で優勝経験があり、2012年ロンドン五輪代表にもなった実力者。「稽古でもやっていて分が悪いとは思ったが、 チャンスに思い切りいくつもりだった」と勝機を探った。序盤から圧力をかけられながら、しっかり受けた。2分すぎ、攻めに転じ左大内刈り。鮮やかな 一本を奪った。 同じ階級には、昨年のリオデジャネイロ五輪銀メダリストの原沢久喜(日本中央競馬会)ら乗り越えなければならない存在がいる。「これまでは差を 広げられるばかりだった」と自覚。まずは12月のグランドスラム東京で、強豪たちに再び挑む。 小川、先輩倒し初の頂点=偉大な父の助言胸に−講道館杯柔道 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017111200410 決勝では明大柔道部の先輩・上川大樹(28=京葉ガス)と対戦。「胸を借りるつもりだった」と挑戦者の気持ちで試合に臨み、大内刈りを決めてみせた。 「この1年はライバルと差がついて苦しかった。優勝したいと思っていた」という中で勝ち取った栄光だが「これはチャンスだと思う。今年1年どれだけ頑張れるか」 と慢心はない。 父も1995年大会の95キロ超級で優勝を飾っているが「“まだまだ”と言われる。だから、まだ頑張る」と気を引き締めた。 小川直也長男・雄勢が講道館杯初制覇「優勝したいと思っていた」 https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/othersports/826042/ 男子は100キロ超級決勝で、五輪銀メダリストの直也を父に持つ小川雄勢(明大)が2012年ロンドン五輪代表の上川大樹(京葉ガス)に一本勝ちして初優勝。 男子100キロ超級は小川が初優勝。1992年バルセロナ五輪銀メダリストで95年大会の95キロ超級を制した父直也との「親子優勝」となった。 決勝では「憧れている」という大学の先輩の上川と対戦。何度も練習でぶつかり、分が悪い相手だったが、思い切りが奏功。2分すぎに大内刈りを 仕掛け、豪快に倒して一本勝ちし「胸を借りるつもりでいった。一発にかけるつもりで狙っていた」と笑顔を見せた。ホープとして期待されながら、 このところ成績が振るわなかった息子の闘いぶりに、観戦した直也は「びっくりした。あっぱれだね」と、目を細めた。 小川直也、息子・雄勢のVに「びっくりした。あっぱれだね」/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171112/jud17111220240003-n1.html 高校生ながら女子52キロ級の第一線で活躍する阿部は、常に自分に厳しい。決勝は、延長戦に入ってから大外刈りで技ありを奪い決着。初優勝にも 「(一本で)決めたかった。もう少し違った攻め方ができたかな」と課題を挙げた。 2月のグランプリ大会で優勝して注目を集めたが、世界選手権の代表入りを逃した。兄の一二三(日体大)は世界王者となり、「今度はきょうだい そろって金メダルを取りたい」と誓った。 阿部、自分に厳しく=講道館杯柔道 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017111200420 順当に準決勝に勝ち上がると、渡辺貴子(22=帝京大)をわずか16秒で内股を決め貫録勝ち。決勝の相手は立川莉奈(21=福岡大)。 決めきれず延長戦に突入したが、4分39秒、大外刈りで技ありを奪った。 シニアの大会での初優勝に「何が何でも勝ちたいと思っていた」。また「自分が強いと自信を持てるようになったのが一番の成長。次につながる」と 収穫を挙げた。 阿部詩が講道館杯初V「自分が強いと自信を持てるようになった」 https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/othersports/826030/ 100キロ級は昨年2位の飯田健太郎(国士舘大)、90キロ級は向翔一郎(日大)がともに初めて制した。 男子100キロ級は昨年決勝で敗れた飯田が頂点に立った。ただ、延長に入ってから大外返しで技ありを奪った決勝の内容に「何とか返し技が 決まったけど、自分の技で投げたかった。悔いが残る」と不満げだった。 出場を逃した世界選手権では、同階級のウルフ(東海大)が優勝し「自分は何をやっているんだという思いになった」と明かす。ともに代表となった 12月のグランドスラム東京大会に向け「(ウルフに)4連敗しているので勝ちたい」と意欲を示した。 男子100キロ級の飯田、優勝も内容に不満「自分の技で投げたかった」 http://www.sanspo.com/sports/news/20171112/jud17111220530004-n1.htm 来月、東京で行われる柔道の国際大会、グランドスラム東京の出場選手が発表され、リオデジャネイロオリンピックで金メダルを獲得し、 ことしの世界選手権には出場しなかった大野将平選手が日本代表に復帰しました。 グランドスラム東京は国内のトップクラスの選手と海外の強豪が参加する国際大会で、全日本柔道連盟は12日夜、出場選手を発表しました。 男子73キロ級ではリオデジャネイロオリンピックの金メダリストの大野選手が選ばれました。 大野選手はことし、体重無差別で争う全日本選手権に挑戦しましたが、全日本選抜体重別選手権は欠場したため、世界選手権には出場して いませんでした。 大野選手の選出理由について、男子日本代表の井上康生監督は「東京オリンピックを目指すという本人の強い意欲が確認できた」と話しました。 このほか、代表には、ことしの世界選手権に出場した選手と12日まで行われた講道館杯、全日本体重別選手権で優勝した女子52キロ級の 阿部詩選手、男子100キロ級の飯田健太郎選手、男子の100キロを超えるクラスの小川雄勢選手など、各階級4人ずつ合わせて56人が選ばれました。 柔道 グランドスラム東京 大野将平が代表復帰 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171112/k10011221311000.html 女子52キロ級決勝で、世界ジュニア女王の阿部詩(うた、17)=兵庫・夙川学院高=が、立川莉奈(福岡大)に延長戦で優勢勝ちし、初優勝を果たした。 同大会では山本杏、朝比奈沙羅、嶺井美穂に続く史上4人目の高校生女王に輝いた。 阿部は「自分の柔道は一本を取りにいく柔道」と初戦から決勝まで投げにいく姿勢を貫いた。優勝候補として警戒される中で、4試合中2試合で 一本勝ち。「今年一番目標にしていた大会なので、いつもは(優勝すると)ホッとするけど、今回は特にうれしい」と喜びを爆発させた。 14年大会に優勝した兄・阿部一二三と同じ高校2年で講道館杯を制し、「今の時点では(兄に)追いつくことができた。次は超えたいですね」と詩。 一方で、観戦した兄の一二三は「強かった。落ち着いて戦っていたし、さすがやなって感じですね」と称賛し、「僕の(優勝した)時は勢いで勝ったけど、 妹は研究もされる中で自分の柔道をした。自分も負けていられないですね」と刺激を受けた様子だった。 12月のグランドスラム東京大会(東京体育館)にはそろって代表に選出された。昨年は兄が金メダル、妹は銀メダルだったが、「次こそきょうだいで 優勝する」と声をそろえた 高2の阿部詩が講道館杯初V 兄・一二三に「追いつけた」 https://www.daily.co.jp/general/2017/11/12/0010727583.shtml 柔道の世界無差別級選手権最終日は12日、モロッコのマラケシュで女子が行われ、世界選手権の78キロ超級で2位となった世界ランキング1位の 朝比奈沙羅(東海大)が決勝で同級世界ランク2位のラリサ・ツェリッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)を下し、優勝した。朝比奈は初戦の 2回戦からの4試合を全て一本勝ちした。 朝比奈が全試合一本で優勝 世界無差別級選手権/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171113/jud17111308500003-n1.html 柔道の世界無差別級選手権最終日は12日、モロッコのマラケシュで女子が行われ、世界選手権78キロ超級準優勝で世界ランキング1位の 朝比奈沙羅(東海大)が決勝でラリサ・ツェリッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)に一本勝ちして優勝した。 朝比奈は準決勝で、リオデジャネイロ五輪銀メダリストのイダリス・オルティス(キューバ)を破るなど初戦の2回戦から4試合全てで一本勝ちした。 朝比奈が優勝=世界無差別級柔道 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017111300298 柔道・講道館杯全日本体重別選手権最終日(12日、千葉ポートアリーナ)高まる期待を力に変えた。女子52キロ級の阿部は重圧を感じさせない 豪快な柔道を貫き、頂点に立った。 「何が何でも勝ちたいと思っていた。うれしい」 男子66キロ級で兄の一二三(20)=日体大=が世界王者となって脚光を浴びた。自身も注目を集める中で迎えた大会で持ち味を失わず、 準決勝は16秒で相手を畳にたたきつけた。決勝は優勢勝ちだったが「一本を取りにいくのが自分の柔道」と次々と鋭い投げを仕掛けた。 3位に終わった1年前に比べ「自信を持てるようになって、力負けしなくなった」と分析する。今年2月にグランプリ大会(ドイツ)を制すなど成長を続け、 この日会場で応援した兄と同じ高校2年で講道館杯を制覇した。 同階級で世界女王の志々目愛(23)=了徳寺学園職=ら強豪への対抗心を隠さない。「絶対に負けない自信がある。向かっていくだけ。 (東京五輪で)きょうだいそろって金メダルを取ります」と言い切った。 増地克之・女子日本代表監督 「阿部はこの1年ですごく成長した。以前のような組み負ける場面が見られず、最後まで投げにいく心の強さを感じた」 阿部詩、兄妹制覇!東京五輪も「そろって金」/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171113/jud17111305020002-n1.html 女子52キロ級で阿部詩(兵庫・夙川学院高)が地力の差を見せつけて初優勝。「今年一番の目標だったのでうれしい」と話した。 3日前から風邪気味だったが誰にも明かせず、「怖くて熱も測らなかった」という体調不良をものともしなかった。高2での講道館杯制覇は 兄・一二三(日体大)と同じ。「この時点では並べたかな」と話し、世界選手権優勝の志々目、準優勝の角田(ともに了徳寺学園職)が待つ GS東京大会へ「絶対に優勝する」と気合を入れた。 阿部詩 風邪に耐え初優勝 兄・一二三に「並べたかな」 https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/11/13/kiji/20171113s00006000068000c.html 柔道家の遺伝子を受け継ぐ若き才能が、一気に頂点へ駆け上がった。男子100キロ超級で、小川が初優勝。1992年バルセロナ五輪銀メダリストで 95年大会の95キロ超級を制した父の直也氏との「親子優勝」を達成した。 「胸を借りるつもりでいった。一発にかけるつもりで狙っていた」 決勝では「憧れている」という明大の先輩、上川と対戦。何度も練習でぶつかり、分が悪い相手だったが、思い切りが奏功した。 2012年ロンドン五輪代表の実力者を相手に、果敢に攻めた。2分すぎ。流れを一変させた。小川が大内刈りを仕掛け、豪快に倒して一本勝ち。 来年9月の世界選手権(アゼルバイジャン)代表第1次選考会となる重要な舞台で、成長ぶりをアピールした。 小川は、これまでに2014年世界ジュニア選手権団体(米フロリダ州フォートローダーデール)金メダル、15年世界ジュニア選手権(アブダビ)銅メダル、 16年グランドスラム(ロシア・チュメニ)銀メダル獲得など実力を発揮し、早くからホープとして期待された。だが、このところ成績が振るわなかっただけに、 この初優勝は喜びもひとしおだ。息子の闘いぶりに観戦した直也氏は「びっくりした。あっぱれだね」と目を細めた。 女子52キロ級でも、世界ジュニア選手権覇者の阿部が初優勝を飾った今大会。2020年東京五輪を目指す若きスター候補が輝きを放った。 井上康生・男子日本代表監督 「2020年世代の選手たちが出てきたのは明るい材料」 男子100キロ級を制した飯田健太郎(国士舘大) 「(決勝は)何とか返し技が決まったけど、自分の技で投げたかった。悔いが残る」 男子100キロ超級の現状 今年9月の世界選手権(ブダペスト)で、王子谷剛志(25)=旭化成=は3回戦敗退、2016年リオデジャネイロ五輪銀メダルの原沢久喜(25)= 日本中央競馬会=は2回戦敗退だった。今年2月のグランドスラム(GS)パリでは七戸龍(29)=九州電力=が銀メダルを獲得。世界では、 五輪2大会連続金メダルのテディ・リネール(28)=フランス=が王者に君臨する。 小川Jr.雄勢、父子V!ロンドン五輪代表・上川に一本勝ち/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171113/jud17111305030001-n1.html 男女計7階級が行われ、男子100キロ超級で小川雄勢(21=明大)が国内のシニア大会初優勝を飾った。決勝ではベテランの上川大樹(京葉ガス) から大内刈りで一本。92年バルセロナ五輪95キロ超級銀メダリストの父・直也氏(49)との父子優勝を果たし、20年東京五輪の代表争いに 名乗りを上げた。大会後に来月2、3日のグランドスラム(GS)東京大会の代表選手計56人が決定した。 かつて絶対王者リネールを破った上川を背中倒しにした瞬間、直也氏は「びっくりした。拍手しちゃった」という。両者指導1で迎えた2分5秒、 小川は大きく踏み込み「一発狙っていた」という大内刈り。場外にもつれ込みながらも145キロの巨体を完璧に倒し「去年のこの大会で負けてから 同階級のライバルと差がつく状況になった。最後は投げられてうれしかった」と満面の笑みを浮かべた。 上川は明大の先輩で、稽古では何度も対戦。そのたびに「ぼこぼこにされている」(直也氏)ものの、この日は違った。父が「ここ1カ月くらいで体に 力が付いてきた。成人の力」と語ったように力負けすることなく互角の戦い。けんか四つのため一歩間違えれば返される恐れのある大内刈りを放った 際も、相手の体をしっかり制御する腕力が備わっていた。 くしくも日本時間未明に行われた無差別の世界選手権で、日本勢2人は決勝にすら進めなかった。リオ五輪銀メダルの原沢も不調が続くタイミングでの 優勝に、小川は「今は誰も(国際大会の100キロ超級で)勝てていないのはチャンス」と話す。加えて左組みは最重量級で近年マイナーとなっており、 五輪2連覇中のリネールも不得意。他の選手にない長所を磨けば、東京五輪代表争いの先頭に躍り出る可能性もある。 息子を称賛し続けた直也氏も、最後は「大したタイトルじゃない。日の丸を付けて国際大会に行ける権利を得ただけ」と辛口。それでも名実ともに、 五輪候補に名乗りを上げたのは間違いない。父子の血のつながりについては「よく分からない」と苦笑いした孝行息子の中で、暴走王のDNAが 確実に覚醒しつつある。 小川直也氏Jr雄勢がシニア大会初V 五輪代表争い名乗り https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/11/13/kiji/20171113s00006000064000c.html 女子57キロ級の山本杏(23=パーク24)が同階級で5大会ぶり2度目の優勝を果たした。決勝では渡部優花(24)に一本勝ちを収め涙した。低迷した 国士舘大時代から再起した背景には園田隆二監督の指導があった。 苦労人の山本が復活した。決勝開始1分24秒。小外刈りなどの足技で攻め続け、キレのある袖釣り込み腰で一本を決めた。「柔道を辞めようと 思ったこともあるけど、監督やチームを信じて救われた」と涙した。 初出場した中3の講道館杯でいきなり3位。神奈川・桐蔭学園高時代の講道館杯は52キロ級と57キロ級で優勝するなど「期待の星」として 注目を集めた。しかし、国士舘大進学後は低迷した。負けん気が強く、負け試合が続くと「気持ちが追い込まれていった」。今年4月、パーク24に 入社したことが転機となった。女子は1人で女子日本代表前監督の園田氏の指導を受けた。出稽古に付き合ってもらったり、同じ所属の高藤直寿ら と稽古することで世界レベルを体感。技も細かく丁寧に伝授されて、自信を取り戻した。「今日は新たなスタート。五輪という大舞台で(園田氏らに) 結果で恩返ししたい」と誓った。 山本杏5大会ぶりV2、高藤と稽古で世界レベル体感 - 柔道 https://www.nikkansports.com/sports/news/201711130000202.html 女子78キロ超級では今春の全日本選抜体重別選手権を制した素根輝(福岡・南筑高2年)が2位に終わった。 初優勝が期待された素根だが、決勝では「油断した。しっかり守れていなかった」ところを寝技に持ち込まれて一本負け。3月の選抜体重別以降から 続いていた連勝も途切れ、ぼうぜん自失の表情だった。 それでもGS東京大会の出場は確実。女子日本代表の増地克之監督は「若さが出たが、勝ち上がりは持ち味が出ていた」と一層の奮起に期待した。 素根ぼうぜん2位「油断した」 3月からの連勝ストップ https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/11/12/kiji/20171112s00006000036000c.html 斉藤仁さんの次男・立(たつる、東京・国士舘高)は男子100キロ超級3回戦で敗退。ほろ苦いシニア大会デビューに 「実力で負けた。簡単に持たせてくれなかった」と話した。 ただ初戦の2回戦は6歳年上の大学生を相手に延長戦の末に体落としで一本勝ち。すでに体重は156キロと横綱級の15歳は「技は使えた。 組み手と寝技を磨きたい」と前を見据えた。 斉藤仁さんJr、3回戦で敗退「実力で負けた」 https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/11/13/kiji/20171113s00006000067000c.html 男子81キロ級では佐々木健志(筑波大3年)が決勝で一本勝ちして初優勝を飾った。日本国内では1強と言える存在だった永瀬貴規(旭化成)が 長期離脱する中、大学の後輩が2番手候補に躍り出た。 男子日本代表の井上康生監督が「ここ数年は層が薄いと見ている」という階級を制した佐々木は「自分の長所を出し、受けが弱いところは克服できた」と 汗を拭った。初戦から多彩な技を駆使して勝ち上がり決勝では開始45秒で腕ひしぎ十字固めで一本。 大学の道場で胸を借りる永瀬が、今夏の世界選手権で右膝じん帯損傷。「こういう形だがチャンスが回ってきた。逃さないように」と出場が確実となった 12月のグランドスラム(GS)東京大会を見据えた。 佐々木が初優勝 81キロ級2番手名乗り 12月GSへ弾み https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/11/12/kiji/20171112s00006000033000c.html 世界選手権女子78キロ超級銀メダルの朝比奈沙羅(21=東海大)が念願の「世界女王」の称号を手にした。決勝で世界ランキング2位の ツェリッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)を下し、優勝した。得意の支え釣り込み足から押さえ込みにつなげる“必勝パターン”で全4試合一本勝ちした。 最大のヤマ場は準決勝のオルティス(キューバ)戦だった。世界女王に3度輝いた相手に対して安定した試合運びを展開し、最後は縦四方固めで勝利した。 世界選手権後の初試合となり「悔しい気持ちを忘れず、しっかりと無念を晴らしたい」と意気込んで臨んだ。柔道界では異例の優勝賞金約1000万円も獲得した。 20年東京五輪後に医学部入学を目指しており、9月末に東海大女子柔道部を「卒部」してから独自の活動を続けてきたが、早速結果につなげた。 次はグランドスラム東京大会(12月2〜3日、東京体育館)に出場する。 朝比奈沙羅が念願の世界女王 全試合一本勝ち 柔道 - 柔道 https://www.nikkansports.com/sports/news/201711130000505.html 柔道の講道館杯最終日(12日、千葉ポートアリーナ)、女子52キロ級は阿部詩(17=兵庫・夙川学院高)が順当に制した。 12月のグランドスラム(GS)東京大会(2〜3日、東京体育館)で世界選手権代表と国内最強の座を争う。 どうしても負けられなかった。今夏の世界選手権女子52キロ級は、志々目愛(23=了徳寺学園職)が金メダル、角田夏実(25=同)が銀メダルを獲得。 立川莉奈(21=福岡大)との決勝を延長で大外刈りによる技ありで制した詩は「同じ階級に、世界チャンピオンと2番がいる。この優勝をつなげて いきたい。『52キロ級には阿部詩もいるんだぞ』ってアピールできたら」と追撃態勢を整えた。 4月の選考会に敗れ、世界選手権代表を逃した。兄で男子66キロ級の阿部一二三(20=日体大)がひと足先に世界一になり、負けん気に火がついた。 10月の世界ジュニア選手権で優勝。全日本女子の増地克之監督(47)をして「以前は組み負けた場面でも、組み負けず、最後まで投げにいく 心の強さを感じた」と言わしめる成長ぶりを示した。 GS東京大会には兄も出場する。詩は「きょうだい揃ってチャンピオンになる」とアベック優勝を誓ったが、所属の松本純一郎監督(49)の野望は さらに大きい。「GS東京で(志々目、角田の)2人を抜いて、阿部の時代を東京まで続けますよ。阿部一二三、詩の時代を柔道の歴史に刻んでいく」と 東京五輪までの“独走”を宣言した。 詩が強すぎるあまり、うれしい悩みもある。「このごろの阿部は何も言わなくていい。自分たちが想像している以上のスピードで強くなっている。 末恐ろしいというか、私たちが怖い。彼女の強さに指導者がついていけるかが心配」(松本監督)。急成長する詩は指導者の予測を超えて “怪物化”しているという。 怪物の妹もまた怪物ということ。目指すゴールはもちろん一つだ。 【柔道 講道館杯】阿部一二三の妹・詩が女子52キロ級V 世界王者・志々目の追撃態勢整った https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/othersports/826366/ 男子100キロ超級で暴走王・小川直也(49)の長男・小川雄勢(21=明大)が決勝で圧巻の一本勝ち。12月のグランドスラム(GS)東京大会(2〜3日、 東京体育館)で世界選手権代表と国内最強の座を争うが、ここまでの道のりと、陣営が描く今後の戦略とは――。 ロンドン五輪代表で2010年世界選手権無差別級王者の上川大樹(28=京葉ガス)との決勝。雄勢は頭を下げられた苦しい状態から、起死回生の 大内刈りで豪快に一本勝ちした。「一発思い切ってやってみた。相手は強い選手だから自信になる」(雄勢)。観戦していた父の小川や、明大の先輩に あたるバルセロナ五輪金メダルの吉田秀彦氏(48=パーク24総監督)が揃って「びっくりした」と第一声を発するほどのインパクトだった。 1年前、この大会で敗れた雄勢は下り坂を転がり落ちた。ふがいない試合が続き、学生の大会でも結果を出せなかった。一時は「腐りかけた」 (小川)ほど。9月には明大の猿渡琢海監督(41)から「こんなんじゃ講道館杯も勝てないし、オヤジも超えられないぞ」と部員の前で猛ゲキを飛ばされた。 雄勢は「心に響きました」と目の色を変えた。 来年は勝負の年となる。これまで国際大会への派遣に慎重だった暴走王も、ついにGOサインを出した。「世界選手権を目標にしてやってもらいたい。 本人もそれを念頭にやっている。目指せる権利をもらった」 来年9月の世界選手権アゼルバイジャン大会出場はGS東京大会で勝つことから始まる。今大会に出場していなかった今夏の世界選手権代表を 迎え撃つからだ。全日本男子の井上康生監督(39)は「本人も20年(東京五輪)を目指すなかで、この大会の重要性を感じていた」と雄勢を 評価しつつも、スタートラインに立ったにすぎないことを強調した。 もちろん雄勢も分かっている。「まだまだ地力をつけていきたい。優勝を目標に頑張りたい」。父は五輪2大会に出場したが、金メダルには届かなかった。 親子2代の夢へ向けて、いよいよ動きだすことになる。 【柔道 講道館杯】小川直也の長男・雄勢が男子100キロ超級V https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/othersports/826354/ この1年で、これほど成長した柔道家がいるだろうか。『平成29年度講道館杯 全日本柔道体重別選手権大会』(11月11?12日・千葉ポートアリーナ) 女子52キロ級は阿部詩(夙川学院高)が初優勝を遂げた。 「詩はモノが違う。当たり前のように優勝すると思うよ」 大会2日目、もう30年柔道を見続けているベテラン記者はそう断言した。 案の定、その読みはズバリ的中する。阿部が技を仕掛けるたびに何度会場からどよめきが起こったことか。キレが違う。スピードが違う。瞬発力が違う。 いまの阿部の実力を高校生というカテゴリーだけに閉じ込めるのはナンセンスと言わざるを得ない。 邉貴子(帝京大)との準決勝では、試合開始わずか16秒で得意の内股を決めた。相手をクルリと一回転半もさせたので、その直後には一本なのか 技ありなのかで審議があったほどだ。 決勝では阿部にプレッシャーをかけられただけで立川莉奈(福岡大)が場外に出てしまう場面もあった。ゴールデンスコア方式の延長戦に突入したのは、 今夏台湾で行われたユニバーシアードを制したほどの腕前の大学生が、阿部のプレッシャーに押されまくり防戦一方になっていたからだろう。 本戦で指導をふたつとっても、阿部が攻めの姿勢を崩すことはなかった。 「自分の柔道は一本を取りに行く柔道。最後は(一本を)決めたかった」 とどめを刺したのは担ぐ素振りを一瞬見せかけ、相手の大学生の重心を下げさせたところで技ありを奪った大外刈りだった。17歳にして、この駆け引き。脱帽 するしかなかった。 「警戒されて決めにくくなる部分もあるだろうと思っていたけど、内容的にそんなに不満はない。ただ、もっと違うこともできたと思います」 もっと違うこととは? 「逆の技を入れたら、もっと自分の展開につなげられたかと」 昨年の講道館杯では今年の世界選手権で2位の角田夏実(了徳寺学園職員)の腕ひしぎ十字固めに屈して3位に終わっている。ヒロインインタビューで 去年と比べて成長した部分を問われると、阿部はハッキリと答えた。「自分に自信を持てるようになったことです」 そうなったのは今年2月、IJFワールド柔道ツアーのひとつ『グランプリ・デュッセルドルフ』を史上最年少で優勝したことがきっかけだった。 「大会前は1回か2回勝てばいいと思っていた。いまの自分はそのくらいの実力だと思っていたら、優勝することができた。あの優勝が一番大きかった と思います」 何かをきっかけに、人は大きく飛躍する。今大会の優勝によって、阿部は12月2・3日に開催の『グランドスラム東京』(以下グランドスラム)へと駒を進めた。 しかしながら、この大会の頂きを極めるのは至難の業と言える。今年の世界選手権52キロ級で決勝を争った志々目愛(了徳寺学園職員)と前述の角田も 出場することがすでに決まっているからだ。 阿部は昨年のグランドスラムにも出場しているが、決勝で直前の講道館杯の時と同じように角田の腕ひしぎの前に涙をのんだ。通算戦績では 勝ち越しているが、志々目にも今年4月の『全日本選抜柔道体重別選手権大会』(以下・体重別)で逆転負けを喫している。海外勢の対策もさることながら、 阿部はかつて辛酸をなめさせられた国内にいる世界選手権優勝者と準優勝者をマークしなければならない。 講道館杯は、グランドスラムと2018年からの海外遠征の出場権利を得るための大会と位置づけられている。今回のグランドスラムで詩とのアベック 優勝が期待されている実兄・阿部一二三(日本体育大)は、一昨年の講道館杯で3位に終わったために同年のグランドスラムへの出場権を逸し、 目標としていたリオデジャネイロ五輪出場の道を閉ざされた。 つまり講道館杯で優勝してグランドスラムや海外遠征でも好成績を収め、体重別でも結果を残さなければ、日本代表に選ばれることはない。 現在の阿部は″スーパー高校生″というべき規格外のスケールを感じさせるが、冷静に見ればまだ第一関門を突破したばかり。 記者団に囲まれたインタビューのさなか、阿部は3日前から風邪気味だったことを打ち明け、コホンコホンと小さな咳をしながらグランドスラムへの抱負を述べた。 「去年よりは研究されていると思う。海外でも結構知っている選手が多くなった。厳しいかもしれないけど、そこをどう勝ち抜くか」 志々目と角田、どっちの方が怖い? 「う?ん、怖さでいったら志々目さんかな。やっぱり世界一になって絶好調だと思うので。勢い(を持っている選手)が一番怖い。この1年で関節技にも 結構反応できるようになってきました。まだまだ角田さんのように、うまい人にかけられたらどうなるかという部分もあるけど、これからもっともっと 研究していきたいと思います」 小4から阿部を指導する夙川学院高の松本純一郎監督は親バカと言われるかもしれないけどと前置きしながら明るい青写真を描く。 「いつも技を受けている私から見ても、阿部の技のキレが一番。(グランドスラムで)勝ったら、阿部の時代が来る」 兄とともに、どこまで強くなるのか。 講道館杯初V、阿部詩はモノが違う! 兄・一二三と「兄妹の時代」来るか https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201711140003-spnavi 柔道の世界無差別級選手権最終日は12日、モロッコのマラケシュで女子が行われ、世界選手権78キロ超級銀メダルで世界ランキング1位の 朝比奈沙羅(21=東海大)が決勝で同級世界ランク2位のツェリッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)を下し、優勝した。支え釣り込み足からの 抑え込みにつなげる必勝パターンで2回戦からの全4試合を一本勝ちした。 6年ぶりに開催された今大会を世界選手権のリベンジ機会として「しっかりと無念を晴らしたい。(世界王者に与えられる)赤ゼッケンを取りにいく」と臨んだ。 柔道界では異例の優勝賞金約1000万円を獲得し、付き人に道着をプレゼントするという。次はグランドスラム東京大会(12月2、3日、東京体育館)に 出場する。 朝比奈沙羅オール一本勝ちV 異例の賞金1000万 https://www.nikkansports.com/sports/news/201711140000128.html 柔道の世界無差別選手権で、4試合オール一本勝ちで初優勝した女子の朝比奈沙羅(21)=東海大=が14日、開催地のモロッコから羽田空港に帰国した。 準決勝では、ロンドン五輪女子78キロ超級金メダリストのイダリス・オルティス(キューバ)に縦四方固めで完勝。過去3戦全敗だった女王から初白星を 挙げ、「優勝したことよりもオルティス選手に勝てたことがうれしい。以前対戦したときよりも冷静に試合の状況を把握しながら戦えた」と成長に胸を張った。 得たものは自信だけではない。今回の優勝賞金は、柔道では破格の約1000万円(8万ユーロ)。ただ、朝比奈は2020年東京五輪後に医学部進学を 目指しているだけに、「貯金します。これから学費もかかるし、親に迷惑もかけられない」と浮ついた様子はなかった。 国内では、12日の講道館杯で同学年の井上あかり(環太平洋大)が初優勝し、17歳のホープ素根輝(福岡・南筑高)が2位。「日本でも力のある 選手がこれからも出てくる。今回の結果に満足せず、勝ってかぶとの緒を締めて頑張りたい」と、3年後の東京五輪代表争いに向けて気を引き締めた。 医学部志望の柔道・朝比奈 賞金1000万は「貯金して学費」 https://www.daily.co.jp/general/2017/11/15/0010733261.shtml 「世界女王」の称号を手にした朝比奈は「結果もそうですが(絶対女王の)オルティス選手(キューバ)に勝てた方がうれしかった。以前よりも冷静に 状況を把握出来た」と振り返った。 オルティスは12年ロンドン五輪金メダル、世界選手権連覇など女子重量級の「絶対女王」として知られている。朝比奈は過去3敗し、4度目の対戦で 初勝利した。世界選手権銀メダルで終わった悔しさを胸に約2カ月間、組み手を強化したことが勝因につながった。 絶対女王から学ぶこともあった。オルティスとの準決勝終了後、オルティスから近づきハグされた。「感動した。女王というのはこういうことなんだなと思った」と、 その温かい対応に感銘を受けた。 大会後は日差しが強い中、付き人とモスクや市場などの観光地を馬車で回った。ラクダにも乗ったが「落とされそうで(けがしないようにと気を付けて) 疲れた。乗り心地も良くなかった」と苦笑いした。 約2週間後にはグランドスラム東京大会(12月2〜3日、東京体育館)が控える。「連覇がかかっているのでしっかりと連覇したい。ここで満足することなく、 継続して苦手をつぶしていく」と気を引き締めた。 同じ便で帰国した同選手権男子3位の王子谷剛志(25=旭化成)は「絶対王者」のリネール(フランス)と対戦出来ずに終わってしまった。「今年中に 勝負したいという思いでした。負けは負けですが、世界選手権の時よりも余裕があり自分らしい柔道も出来た。次につなげたいです」と前を向いた。 朝比奈沙羅が凱旋帰国、女王オルティスに品格学んだ https://www.nikkansports.com/sports/news/201711150000019.html 100キロ超級のリオ五輪銀メダリスト・原沢久喜は不振の印象が色濃く、今春の全日本選手権で連覇を達成した王子谷剛志に次ぐ二番手の立ち 位置に後退している。その王子谷と原沢は8月にブダペストで開催された世界選手権100キロ超級に出場するも、ともにメダルには届かなかった。 同大会では東海大4年のウルフ・アロンが100キロ級を制し、初めての世界一に輝いた。しかし、リオ五輪の同階級銅メダリストの羽賀龍之介は 2回戦で一本負け。柔道男子の重量級戦線はまさに群雄割拠。若手にもチャンスが広がり、東京五輪に向けた代表レースは混沌としている。 そして、世界選手権代表が不在のなかで争われた今年の講道館杯(11月11日、12日千葉ポートアリーナ)は、虎視眈々と代表の座を狙う 若手の活躍が光った。 講道館杯でシニア大会初となる日本一を達成した小川直也氏の長男・小川雄勢 100キロ超級では柔道王・小川直也氏の長男である雄勢 (明治大3年)がシニアで初めての日本一。190センチ、137キロの体格を生かした左組みから相手の奥襟を掴んでいく柔道は、まさに父親譲り。 相手を組み伏すような直也氏の豪快さとは異なるものの、決勝では明治大学の先輩であり、ロンドン五輪の同階級代表である上川大樹を 大内刈り「一本」で破った。 「去年、この大会で負けて、ライバルたちとの差が広がってしまった。ライバルは世界大会とかに出ているのに、自分は何をしているんだろうって、 悔しい思いをしました。自分は技が切れる選手ではないし、センスもない。地道に努力するというのが僕のスタイルです」 課題は、雄勢自身も口にしているように、一発で仕留める技がないことだろう。その点に関し、父親である直也氏は、以前こう語っていた。 「得意技がないのがアイツの弱点。今はいろんな技に取り組んでいて、それがバリエーションの豊富さにはつながっているけど、どうしても (成長を)急いでいるように見えるし、このままでは”二兎を追う者は一兎をも得ず”になりかねない。技は1年にひとつずつ磨いていけばいいとは思うけど、 今はあえて何も言いません。俺の柔道を継ぐ以上は、俺のような柔道家を目指してほしい」 その小川に体格で勝るのが、身長189センチ、体重が実に160キロに迫る斉藤立(さいとう・たつる/国士舘高校1年)だ。2015年に亡くなった 柔道界のレジェンドである斉藤仁氏の次男であり、顔だけでなく、試合中のちょっと落ち着きのないように首を左右に振る仕草までうりふたつ。 シニアデビュー戦となった講道館杯では、初戦(2回戦)を父親の得意技である体落としで勝利。しかし、3回戦では倍近い年齢の社会人選手に 強引に技を掛けたところを返され、抑え込まれた。 しかし、大器の片鱗は見せた。敗戦後、報道陣の前に現れた斉藤は、やはり首を左右に振りながら、強気な発言も残した。 「技の威力に関しては、シニアの選手たちと差は感じませんでしたが、組み手と寝技がまったく手応えを感じられなかった。来年もこの大会に 出場してリベンジし、国際大会とかにどんどん出場していって、この階級で一番強い相手をぶん投げたいです」 さらに100キロ級では、高校生ながら今年2月のパリ・グランドスラムを制し、あらゆる柔道関係者が「天才」「怪物」と、その才能を評価する 飯田健太郎(現在、国士舘大1年)が国内のシニア大会で初戴冠。体幹が強く簡単には相手に崩されない受けの強さを備え、右組みから井上康生 (現・男子チーム監督)を彷彿とさせる内股に加え、10分近い試合となった準決勝で勝負を決めた「俵投げ」も大きな武器だ。 「自分の課題にしてきたスタミナについては、去年と比べて長い時間を戦うことができた。あらゆる稽古で、自分をとことん追い込んだあとの、 さらにもう一本を意識的に取り組んできた。その成果は出せました」 1年前は体重90キロ台で、減量することなく100キロ級の試合に出場していた。当時、「いずれは普段104キロぐらいの体重で、試合前に100キロまで 減量するような体格で戦っていきたい」と話していたが、食事とトレーニングによって、理想的な体を手に入れた。試合では、昨年までは掛けなかった 背負い投げを仕掛ける場面もあった。背の高い外国人選手対策だという。 飯田がターゲットにする柔道家はひとりしかいない。現在、飯田が4連敗中のウルフ・アロンだ。現・世界王者に勝たなければ飯田の世界選手権の道も、 東京五輪の道もない。 「パワーとスタミナで差がある。4連敗しているので、(12月の)グランドスラム東京ではウルフさんと対戦するところまで勝ち上がって、絶対に勝ちたい」 グランドスラム東京や来春の選抜体重別選手権の結果によっては、来年、アゼルバイジャンのバクーで開催される世界選手権代表の顔ぶれが ガラリと変わっている可能性すらある。 混沌とする男子の重量級戦線から抜け出す柔道家は現れるのか 小川直也Jrの優勝でさらに激戦。男子柔道重量級は壮絶サバイバルに https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/fight/2017/11/14/jr_split/index.php 全日本柔道連盟会長で国際柔道連盟(IJF)の山下泰裕理事(60)が14日、来年1月から採用される新ルールを歓迎した。 合わせ技一本の復活などの変更を4日にIJFが発表。「日本が勝ちすぎ、という風潮があったので、マイナス方向の動きがあるかと心配したが、全 くなかった」という。今年から「有効」廃止などを導入し一本の価値を高める流れにあり、20年東京五輪まで続く見通し。「投げ技一本の価値、 ハッキリした勝敗を重視する流れは予想以上だった」と感想を述べた。 全柔連・山下泰裕会長、新ルール歓迎「マイナス方向の動きがあるかと心配したが全くなかった」 http://www.hochi.co.jp/sports/etc/20171115-OHT1T50041.html 全日本柔道連盟の山下泰裕会長が、無差別の世界選手権(マラケシュ)視察を終えて羽田空港に帰国し、今月初旬に国際柔道連盟(IJF)が発表した20年東京五輪で 採用される新ルールについて「日本にマイナスになる動きを心配していたが、全くなかった。はっきりした勝敗を大事にしている(ルール)」との見方を示した。 今年の試験導入では廃止された技あり2つによる合わせ技一本が復活するなどの変更点があった。世界選手権については、初優勝した女子の 朝比奈沙羅(東海大)について「頑張った。気力も充実していた」と称えた。 山下会長、20年柔道新ルールに見解「マイナスはなかった」 https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/11/15/kiji/20171114s00006000295000c.html 男子100キロ超級で、元世界王者で92年バルセロナ五輪銀メダルの小川直也氏(49)の長男、雄勢(21)=明大3年=が初優勝した。決勝で 10年世界選手権無差別級覇者の上川大樹(28)=京葉ガス=に大内刈りで一本勝ち。大会後に発表されたグランドスラム(GS)東京大会 (12月2、3日)代表入りを果たし、最重量級での20年東京五輪出場争いに名乗りを上げた。 大一番で才能が目覚めた。決勝の残り1分55秒、劣勢の小川は「狙っていた」大内刈りで、上川を倒した。手の内を知られ、稽古で何度も畳に転がされた 明大の先輩を一本でリベンジ。「何とか優勝したかった」。シニアの国内大会初タイトル、さらに世界の強豪に挑戦する権利を手に入れた。 父と同じ奥襟を持って圧力をかけるスタイル。期待されながら昨年は3回戦で敗れ、世界選手権の代表争いから外れた。100キロ超級は リオ五輪銀メダルの原沢久喜(25)=日本中央競馬会=、世界無差別級選手権(モロッコ)出場の王子谷剛志(25)=旭化成=、影浦心(21)= 東海大4年=ら強豪が並ぶ。「1年でどんどん差が開く状況」に耐えた。上半身で相手を振り回す力を付け、父譲りの技が花開いた。 世界では五輪2連覇、世界選手権8連覇のテディ・リネール(28)=フランス=が君臨。日本勢は08年2月にこの階級で棟田康幸、10年9月に 無差別級で上川が勝った以外は20戦18敗。絶対王者は左組みを嫌がる傾向があり「誰も勝てていないのはチャンス」と考えている。男子日本代表の 井上康生監督(39)も「重量級の核となってほしい」と期待する。 GS東京は来年9月の世界選手権(アゼルバイジャン)の選考に影響し、東京五輪にも関わるため「優勝だけを狙っていく」と宣言した。 幼い頃クラシックバレエを習っていた変わり種。「技が切れるわけでもセンスがあるわけでもない。地道にやるスタイル」と自己分析する新星が、 父が立った五輪の舞台を目指す。 会場で観戦した95年大会95キロ超級覇者の父・直也氏は雄勢に「アッパレ」を贈った。上川を倒した大内刈りは「ここしかない、というタイミングでいった。 あんな技、練習はしているけど試合で見たのは初めて」という。普段は辛口だが「ビックリして拍手しちゃった」と目尻を下げた。96年アトランタ五輪で5位に 終わり引退を決意した日に体重2800グラムで誕生した息子に、自身の力強いスタイルを継承しようと自身の道場1期生として教え続けた。技術が点に なり、年齢と共に線となって結果に結びついた。今後挑んでいく世界を知るだけに「まだ(世界選手権の)1次選考だから。これからが大変」と厳しさも 忘れていなかった。 親子五輪へ、小川雄勢が全日本体重別初優勝…父・直也氏「アッパレ」 http://www.hochi.co.jp/sports/etc/20171112-OHT1T50357.html 全日本柔道連盟の山下泰裕会長(60)が17日、都内で会見し、来年1月から導入される新ルールについて説明した。 同ルールは国際柔道連盟(IJF)が4日に発表し「合わせ技一本」が復活するなどの修正が加えられた。また、ゴールデンスコア方式の延長戦では 指導の差による決着をなくし、技によるポイントか「指導3」による反則負けで勝敗を決めることになった。 IJF理事も兼ねる山下氏が最も影響を心配したのは、延長戦での決着方法。会議では自身も含めて反対意見だったことを明かし 「日本だとものすごく試合が長くなる。なんらかの形で縛り、くくりをつけないと」と話し、代表選考大会を含めた国内大会での適用に慎重な姿勢を示した。 一方、互いに消極的な姿勢だった場合などに下される両者反則負けは、ともに失格となり、メダルや賞金も授与されない。山下氏は五輪の 決勝戦も例外ではないことを示唆した上で「そんな試合を起こさないために、両者反則負けがある」と抑止力としての効果を期待した。 また、ルールは東京五輪まで採用されるが、今後、修正される可能性も言及した。 【柔道】山下泰裕会長が新ルールの“懸念と効果”に言及 https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/othersports/831679/ 全日本柔道連盟の山下泰裕会長は17日、国際柔道連盟(IJF)が今月上旬までに決定した新ルールについて東京都内で説明会を開き 「明らかな問題があったら来年の世界選手権後に(再修正の)議題に挙がる可能性はあると思う」と語った。 再修正の余地を残すルールの一つが、復活した「合わせ技一本」。既に廃止されている「有効」に近い「技あり」が二つでも試合が終わることになり、 IJF理事でもある山下会長は「(会議で)意見が分かれるところではあった」と認めた。 延長で指導の数に差がついても決着しなくなることで、長時間試合の増加も懸念される。同会長は「個人(的意見)としては(力量の近い選手が多い) 日本でこれをやったらとんでもないことになる。国内的には何らかの対策を考えないといけない」と述べた。 新ルールは来年から適用される。 山下会長が「合わせ技一本」復活の新ルール説明 世界選手権後に再修正も/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171117/jud17111720370001-n1.html 全日本柔道連盟の山下泰裕会長(60)は17日、都内で18年1月からの国際大会で適用される新ルールについての説明会を行った。国内大会では4月 の全日本体重別選手権(福岡)から導入される見通し。 新ルールでは今年の試験導入では廃止された技あり2つによる合わせ技一本が復活。一方で同時期に廃止された有効は復活しなかった。 山下会長によると「有効(復活)の議論はなかった」という。 延長戦(ゴールデンスコア)における勝敗決定方法はスコア、もしくは反則負けのみで、指導差による決着はなくなった。日本側は試合時間が 長くなることへの懸念を示したが、国際柔道連盟(IJF)のビゼール会長は「重大な欠陥が出れば、18年の世界選手権の後に再修正もある」とした。 山下会長は「日本でこれをやると大変なことになるので、国内ルールを作って対応したい」と、話した。 また、五輪代表資格枠については、現行のシステムを継続することが決定。資格が与えられるIJFランキングで日本選手が複数いる場合は、 どちらを代表にするかは国内連盟が選考できる。山下会長は「ランキング上位者を自動的にという声もあったが、これが通ると強化がやりづらく なっていた。心配していたけど、変更なしになった。ただ、選考の透明性が求められるので、しっかりとやっていきたい」と、した。 柔道新ルール 合わせ技一本復活も有効は廃止のまま…試合時間長期化への懸念も https://www.daily.co.jp/general/2017/11/17/0010741471.shtml 国際柔道連盟(IJF)理事を務める全日本柔道連盟の山下泰裕会長は17日、技あり二つによる「合わせ技一本」を復活させるなど、このほど改定が決まった IJFの新ルールについて東京都内で説明した。来年1月から導入され、2020年東京五輪も原則としてこのルールで行われるが、「来年(9月)の 世界選手権後にも再修正する余地を残しておこうということになった」と述べた。 10月のIJFルール会議に出席した山下氏は、新ルールには勝敗を分かりやすくする狙いがあると説明。合わせ技一本の復活について、従来の 有効程度の技二つでも一本となることに異論も出たが、「一本の基準が厳しくなっている。いくら投げても終わらないというのはどうか(という議論に なった)」と解説した。 指導は三つで反則負けとなる以外に、受けた回数の差で勝敗は決まらない。これまでは技によるポイントがない場合、延長戦で指導の差がついた 時点で決着した。新ルールでは試合時間が長引くケースが想定され、今後の課題となる。 また、山下氏は積極的な攻め合いを促すために「両者反則負け」が新ルールに明記された点を挙げた。極端に消極的な戦いを両者が続けた場合など に適用される。 新ルール、来年再修正も=山下会長が説明−柔道 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017111701243 女子柔道界の超新星、朝比奈沙羅選手(東海大3年生 21歳)をご存じだろうか。柔道ファンなら知らない人はいないだろうが、まだまだその魅力が全国に 知れ渡っているとは言えないかもしれない。 世界無差別級選手権(11月12日、モロッコ、マラケシュ)でツェリッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)を破り優勝を果たした朝比奈沙羅選手。 それは恐らくリオデジャネイロ五輪の代表を逃したことが大きく響いている気がする。しかし、彼女の実力とそのスケールの大きさを考えると、人気者に なるのはもう時間の問題だろう。 身長176センチ。 体重135キロ。 日本が世界に誇る重量級の逸材である。 11月12日に最終日を迎えた世界無差別級選手権(モロッコ、マラケシュ)からは、朝比奈選手らしいビッグなニュースが飛び込んできた。78キロ超級 世界ランキング1位の朝比奈は、決勝で同級ランキング2位のツェリッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)を破り優勝を果たした。 決勝までの全4試合をすべて一本勝ち。その勝ちっぷりも見事だったが、すごいのはこの優勝賞金だ。なんと1000万円である。 他のプロスポーツでは、もちろんもっと高額な優勝賞金を設定している大会がいくつもあるが、柔道もいよいよ稼げるスポーツになってきたと言える金額だ。 今後、競技環境が変わる彼女にとっては、こうした賞金も大きな支えになることだろう。というのも、朝比奈選手は今年9月いっぱいで東海大の柔道部を退部している。 今後は東海大に在学しながらも、フリーの立場で世界を舞台に戦っていくというのだ。 その理由については「強化方針に対する考え方の相違がある」との報道もあるが、彼女が将来的に医学部を目指していることに起因しているのではないかと私は 思っている。 朝比奈選手に初めて会ったのは、彼女が渋谷教育学園渋谷高校の柔道部に在籍している時だった。同校は柔道の名門校であるが、それ以上に学業優秀な 進学校として名を馳せている。当時から超高校級の活躍を見せていた朝比奈選手だが、勉強も抜群にできるということだった。両親が医者なので、彼女もいずれは 医者になりたいと当時から話していた。 将来を嘱望されていたのは柔道だけでなく、医学の道に進むことにおいても周囲の期待は高まっていたのだ。 しかし、これだけの才能を柔道界が放っておくはずがない。東海大に進学して名門柔道部に籍を置き、まずは日本代表として柔道に専念する日々を選んだのだ。 ただ柔道部を退部したこれからは、個人で練習を続けながら2020年東京五輪への出場を目指し、五輪後は医学部への進学を目標にすると言う。そのために 勉強する時間もしっかり確保したい。それがフリーになった一番の理由のようだ。 こうした彼女の決断に、もしかすると懐疑的な声もあるのかもしれない。 朝比奈選手は昨年の講道館杯全日本体重別選手権で女子初の4連覇を達成。今年も体重無差別で争う4月の全日本女子選手権を初制覇した。ハンガリーで行われた 世界選手権78キロ超級では銀メダルに終わったものの、前述の無差別級選手権では世界チャンピオンに輝いている。 大学柔道部という厳しい環境に身を置くことで、その強さをさらに伸ばすことができる。フリー(ひとり)では甘さが出てしまうのではないか。それでは東京五輪金メダル 候補の将来が心配だ。こうした声にも説得力はある。 しかし、これだけのレベルの選手になったら、これからの課題は本人のモチベーションと自覚の問題だと思う。その意味では、大学柔道部を離れてフリーで戦うことは、 彼女の自覚をより高めるのではないかと私は思っている。そればかりか、五輪後に医学部への進学を目指すことで、柔道と勉強への意欲は今まで以上に 増すのではないかと期待している。 スポーツ界は今、プロ野球北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手の二刀流(投手と打者の両方に挑む)に注目が集まっているが、朝比奈沙羅選手の選択も これもまた見事な二刀流と言えるだろう。それは同時に2種目にチャレンジする形ではないが、時期をずらして柔道と医学に挑むという立派な二刀流だ。 明確な目標が決まることで私たちのエネルギーはより集約される。やるべきことに迷うことなく向かうことができる。朝比奈選手には、「こうした道(選択)もあるんだ」 ということを後進に伝える意味でも、この二刀流を是非やり遂げてもらいたいと思っている。 得意技は、「払腰(はらいごし)」と「支釣込足(ささえつりこみあし)」。いや、「柔道」と「学業」だ。 柔道世界王者の朝比奈沙羅がフリーを選ぶ訳 http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/122600093/111600043/ 国際柔道連盟(IJF)理事の全日本柔道連盟山下泰裕会長(60)は17日、都内で新ルールの説明会を行い、混合団体の試合順決定方法が抽選になることを明かした。 混合団体は20年東京五輪の新種目で、今夏の世界選手権でも実施。男女各3人が軽量級から順に対戦したが、来年以降は抽選で順番を決めるという。 決定の裏には「強すぎる日本柔道」の影響がある。世界選手権では国際オリンピック委員会(IOC)バッハ会長が見守る中、日本が圧倒的な強さで優勝。軽量級に 世界王者がそろう日本は、早々と勝負を決めてしまっていた。また、勝敗が決した後の試合は行わないことも決まった。 柔道混合団体、試合順は抽選「強すぎる日本」の影響 - 柔道 https://www.nikkansports.com/sports/news/201711180000171.html 全日本柔道連盟の山下泰裕会長が17日、都内で20年東京五輪で適用される国際柔道連盟(IJF)の新ルールの説明会に臨み、ゴールデンスコア(GS)の 延長戦については日本国内独自のルールを実施する方針を示した。 今年採用された試験運用ルールでは、延長戦で指導差が生じた場合に勝敗が決するが、新ルールでは技によるスコアか反則負けのみで勝敗が決まる。この場合、 延長戦がさらに長期化し、五輪などの選考大会で実力者に不利に働くことが懸念される。同会長は「国内ルールをつくり、何らかの形で(延長戦長期化に)縛りを つけないと。各委員長と検討したい」と話した。新ルールでは合わせ技一本も復活するが、技ありの適用範囲は16年までの「有効」も含まれており、今後議論を 呼ぶ可能性がある。 山下会長はIJFのビゼール会長が「重大な欠陥があれば来年の世界選手権(9月、バクー)後に修正する余地を残す」と発言したことも紹介。再改正の可能性を示した。 柔道・山下会長、東京五輪ルール説明 延長戦は“日本独自”方針 https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/11/18/kiji/20171118s00006000019000c.html 全日本柔道連盟の山下泰裕会長(60)は17日に都内で会見し、来年1月から国際柔道連盟(IJF)が導入する新ルールについて、国内大会では 一部項目について採用しない考えを示した。 新ルールは「合わせ技一本」の復活などを明記している。山下会長はゴールデンスコア方式の延長戦が指導の差でなはく、技によるポイントか 「指導3」による反則負けで決着となったことについて「日本は考えないと、とんでもないことになる。お互いがヘロヘロになって、エンドレスになる 可能性がある」と強い懸念を示した。 ルールは修正の可能性も残しているが原則、東京五輪まで継続される。となれば、日本は国内で予定する東京五輪の代表選考会も“独自ルール” で行うことになるが…。 山下会長は「日本人の場合、お互い知っているからね。一生懸命攻めても決まらないことはありうる。長くなったらどっちかがちょっとした差を見せて、 決まるんだったらいいけど」と強調。上位の実力が他国以上に拮抗していることが理由とし“日本は例外”の正当性を説いた。 実際、組み合わせの運で強豪同士が早くから当たれば疲弊してしまう可能性がある。その結果、本来勝つべき選手が代表権を得られない事態も 起こりうる。それを防ぐ措置を山下会長は今後、講じていく考えだ。 【柔道】山下会長が新ルールに「国内大会では一部採用しない」 https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/othersports/831982/ 柔道男子の100キロ級で、2020年東京五輪に向けた代表争いが早くも熱を帯びている。今夏の世界選手権王者、ウルフ・アロン(東海大)は 10月に兵庫県尼崎市のベイコム総合体育館で開かれた全日本学生体重別団体優勝大会で5戦全勝し、チームの優勝に貢献。一方、今月の 講道館杯全日本体重別選手権(千葉)を制した19歳の飯田健太郎(国士舘大)も伸びしろを感じさせる逸材で、リオデジャネイロ五輪銅メダルの 羽賀龍之介(旭化成)も負けじと爪を研ぐ。日本の「エース階級」のトップを3人が奪い合うことになりそうだ。 世界王者に隙なし この階級ではウルフが今、最も脂が乗っているだろう。「根性とスタミナ」が持ち味と自己分析する21歳だ。 今年4月の全日本選抜体重別選手権(福岡)決勝で大学の先輩にあたる羽賀を破って2連覇を達成。さらに世界選手権で優勝し、全日本 学生体重別団体優勝大会でも強さが際立った。初戦の2回戦は試合開始17秒で肩車を決めて一本勝ち。3回戦でウルフに敗れた早大の 選手は驚いた顔で「(懐に)近づけない」とつぶやくほど圧倒的な実力差を見せつけた。 次の照準は来年の世界選手権の選考会を兼ねて行われる12月のグランドスラム(GS)東京だが、直前まで母校の東海大浦安高(千葉)で 体育の教育実習があるという。高校の体育科教諭になるのが将来の夢だ。満足に練習できない懸念もあるが「どんな状況でも最善の 調整をするのが一流」と言葉に世界王者の自覚がにじみ出る。 全日本学生体重別団体優勝大会の決勝でウルフに優勢勝ちを奪われて敗れた飯田は、188センチの身長と長い両腕のリーチから 「投げて一本を取る柔道」を信条とする。今年2月のGSパリは高校生ながら優勝。世界選手権の出場は逃したものの、学生界ではウルフ に次ぐ「東京五輪世代」の新鋭だ。 ウルフとの差を「パワーとスタミナ」と痛感している。今年は弱点だった下半身と背中の筋力を徹底的に鍛え、体重も一時105キロまで増えた。 試合を通して相手を投げきる力をキープできなければ、重量級で勝つのは難しい−と考える。「ウルフさんが世界選手権で優勝し、(差が) 離されてしまったけど、挑戦者として立ち向かいたい」と飛躍を誓う。 一方、ともに代表となった12月のGS東京に向けては、「(ウルフに)4連敗しているので勝ちたい」と意欲を示した。 復活期すリオ五輪銅メダリスト 100キロ級は、男子日本代表を率いる井上康生監督や、国士舘大の鈴木桂治監督らが現役時代に世界のトップに君臨した「エース階級」。 だが、2014年の世界選手権では「世界で勝負できる選手がいない」との理由で大会派遣が見送られた苦い過去もある。 羽賀は翌15年の世界選手権で優勝し、リオ五輪でも銅メダルを取るなど長く重量級を支えてきた。そんな26歳も今年は足踏みが続き、 全日本選抜体重別選手権の決勝では、延長の末にウルフに競り負けた。 ウルフに次ぐ2番手として出場した世界選手権は序盤で敗れ、敗者復活戦にも回れなかった。 この結果を受け、井上監督は「まだまだ世界で戦える力はあると思うし、この悔しさを次につなげていけるように」と奮起を促した。 台頭する若手の躍進をただ見つめるだけでは終わらないだろう。 頭一つ抜けるウルフを2人が追う展開。2020年の主役に躍り出るのは誰か。 【スポーツの現場】ニッポン柔道、100キロ級の主役は俺だ 「エース階級」世界王者ウルフに国士舘大飯田、リオ銅羽賀ら http://www.sankei.com/west/news/171121/wst1711210007-n1.html 五輪メダリストを父に持つ柔道界の逸材が大器の片りんをみせた。1992年バルセロナ五輪銀メダリストの小川直也さんの長男で21歳の 雄勢(明大)が、12日の講道館杯全日本体重別選手権100キロ超級で初優勝。今夏の世界選手権でメダルを逃し、不振が目立つ 日本の最重量級に久々に明るい話題となった。 2012年ロンドン五輪代表の上川大樹(京葉ガス)との決勝。試合開始2分過ぎ、奥襟を持ってコントロールすると、大内刈りできれいに 相手を畳に沈めた。7歳上の大学の先輩相手に「胸を借りるつもりで思い切っていった」という会心の一本勝ち。優勝を決めると、小川は 「どうしても優勝したかったのでうれしかった」と笑顔を見せた。 190センチ、137キロと恵まれた体格で、大学1年だった15年の講道館杯で3位に入るなど、早くから実績を残していたが、昨年の講道館杯は 3回戦で敗れるなど、伸び悩んだ。相手を力で押して指導を与えて勝つ試合が多く、決定力のある得意技がなかったのが要因だった。 変化の兆しはあった。練習を定期的に見る直也さんは1カ月前から「体が使えるようになってきた。今まで教えてきた点と点が線になりつつある」と 感じていた。小川も「技が切れる選手でもなく、センスがあるわけでもない」と自覚し、地道に努力を続けてきた成果が表れた。直也さんは決勝の 大内刈りを「練習でも見たことがない。思わず拍手した」とたたえた。 代表に選ばれた12月のグランドスラム東京では昨夏のリオデジャネイロ五輪銀メダルの原沢久喜(日本中央競馬会)、今夏の世界選手権代表の 王子谷剛志(旭化成)との勝負になる。「今は誰も(国際大会で)勝てていないのは僕にとってチャンス。優勝だけを狙って頑張る」と意欲を燃やしている。 <柔道>小川、最重量級の光 メダリストの父も拍手の技でV https://mainichi.jp/articles/20171121/dde/007/050/039000c テレビ朝日「報道ステーション」では、柔道男子66キロ級・阿部一二三のインタビューを放送。8月の世界選手権では、6試合中5試合で一本勝ち。 圧倒的な強さで優勝し、東京五輪での金メダル獲得に期待が高まる阿部に松岡修造氏が迫った。 「『圧倒的に勝つ』とずっと世界選手権の前に言ってきて、有言実行でした。それは自分にとってこれから成長できるもの。プラスになった」。 こう手応えを口にした阿部は、準々決勝のザンタラヤ戦で背負い投げを決めたシーンをあげ、「少し勢いを殺して自分自身をコントロールして、 背中から付けにいった」と説明。投げをいなすことが得意なザンタラヤを相手にしても、「一瞬で考えた理想の投げができた」と自賛した。 だが、これまでの阿部は決して順風満帆にきたわけではない。2014年11月の講道館杯で史上最年少優勝を果たすも、リオデジャネイロ五輪出場の 夢は叶わず。 「試合をしている時にプレッシャーを初めて感じて。周りからの『絶対勝つやろ』っていう目がすごい自分の中にあって。怖かった」と振り返った阿部は、 去年11月の講道館杯でもまさかの一本負け。7位という結果に終っている。 「リオのオリンピックが終って、ここから東京オリンピックに向けて自分の時代、66キロ級で引っ張っていけたらいいなっていうのはすごい思っていたので、 そこでの負けっていうのはすごい自分自身の中でも大きかった」と話すも、この敗北が阿部を変えたという。 その変化については、日本体育大学・山本洋祐監督も「試合までの調整であるとか減量であるとか、稽古に取り組む姿勢とか、変わったのは講道館杯 の負けからです。屈辱感、敗北感を味わって、そこから変わりました」と目を見張るほど。この敗北を糧にした阿部は、約3週間後のグランドスラム東京2016 で見事優勝を果たした。 「絶対にやるしかないという気持ちになった」という阿部は、「周りからのプレッシャーじゃなくて、わざと自分にプレッシャーかけて(臨んだ)。そこで少し 一皮むけた」とも――。その上で、インタビューの最後に松岡氏から「最終的に柔道でやりたい夢は?」と訊かれると、五輪3連覇を達成した野村忠宏氏の 名前をあげ、「その記録を抜きたい。4連覇。一二三を全部超す」と壮大な夢を口にした。 「一二三を全部超す」 阿部一二三が壮大な夢を語る http://news.livedoor.com/article/detail/13926089/ 柔道ファンの皆さん、目を覚ましてください−。そう言わんばかりの強烈なインパクトを与えた。11月に行われた柔道の講道館杯で最も印象に残ったのは、 男子100キロ超級で初優勝した21歳の小川雄勢(明大)だった。 1992年バルセロナ五輪銀メダリストの小川直也氏(49)を父に持つホープは、ベテランの七戸龍(九州電力)や若手の太田彪雅(東海大)ら 実力者33人が参加したサバイバル戦を勝ち抜いた。 特に圧巻だったのが決勝戦。ロンドン五輪代表の上川大樹(京葉ガス)相手に序盤は劣勢になりながらも粘り続け、2分過ぎに抜群のタイミングで 大内刈りに入ると、釣り手と引き手でうまくコントロールしながら背中を畳にたたきつけた。文句のつけようがない見事な「一本」で、大器の覚醒を予感させた。 “柔道王”の遺伝子を持ち、小学生時代から父の指導を受けてきた小川は、190センチ、140キロという恵まれた体格。高校時代に全日本ジュニア王者に 輝くなど期待は大きかったが、近年、シニアではなかなか殻を破れなかった。 先月、学生の団体戦でも精彩を欠いていたが、急成長を見せた要因について父・直也氏は「ここ1カ月で大人の力がついてきて、体の力を利用できるように なった。小さい頃から教えてきた点と点が徐々に線になってきた」と説明。上川からの一本勝ちについても「ビックリしたよ。あんな技は初めて見た。 俺も思わず拍手していたよ」と目尻を下げていた。 今夏の世界代表を逃し、全日本選手権2連覇中の王子谷剛志(旭化成)らに大きく後れを取っていたものの、この優勝で残り1枠だった12月の グランドスラム東京大会の出場権を獲得。小川は「やっと同じ舞台に立てる。世界に出ている選手を倒して優勝だけを狙う」と声を弾ませた。 小川への期待が高まる背景には、日本男子重量級の“台所事情”にある。リオデジャネイロ五輪で金2つを含む全7階級でメダルを獲得した日本男子だが、 井上康生監督の次なる課題は最重量級の復活だ。 男子100キロ超級は唯一、体重の上限がない。したがって、体格の劣る者が巨大な相手に勝つというダイナミックさを体現できる、柔道の花形とも言える 階級だ。しかし、近年では五輪、世界選手権を通じて2008年北京五輪の石井慧を最後に金メダルを獲れておらず、絶対王者のテディ・リネール(フランス) に五輪2連覇、世界選手権8連覇を許す状況となっている。 今月モロッコで行われた世界無差別選手権においても、リネールは他を寄せ付けず優勝。日本から出陣した王子谷、影浦心(東海大)の2人は決勝までに 敗退し、絶対王者に挑戦することさえできなかった。日本にとっては危機的な状況だが、小川は「誰も世界で勝てていないのは僕にとってチャンス」と 逆転の好機と捉えている。 井上監督は「われわれが見ているのは国内(の競争)ではなく世界で勝つこと」とした上で、その挑戦権を得た小川について「近年は結果を出せて いなかったが、講道館杯の優勝は自信になったのではないか」と評価。「世界で勝つためにはどうしなければいけないかを考えて、重量級の核になる 選手になってほしい」と期待を込めた。 世界選手権を制した直也氏でも届かなかった五輪の金メダルをつかみ取るという、父子2代の夢。3年後に迫った東京五輪に向けて、また楽しみな 話題が増えた。 【スポーツ】小川ジュニア ついに見えた世界への道 https://www.daily.co.jp/opinion-d/2017/11/24/0010757998.shtml 全日本柔道連盟は27日、グランドスラム東京(12月2〜3日、東京体育館)に出場予定だったリオデジャネイロ五輪男子100キロ超級銀メダルの 原沢久喜(日本中央競馬会)と、リオ五輪同100キロ級銅メダルの羽賀龍之介(旭化成)が欠場すると発表した。関係者によると、原沢は体調不良で 出場を断念。羽賀は左肩関節炎で、約3週間の加療が必要と診断された。 代わりに100キロ超級は上川大樹(京葉ガス)、100キロ級は西山大希(新日鉄住金)が出場する。 原沢、羽賀が欠場=柔道GS東京 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017112701048 全日本柔道連盟は27日、リオデジャネイロ五輪男子100キロ超級銀メダルの原沢久喜(日本中央競馬会)と同五輪男子100キロ級銅メダルの 羽賀龍之介(旭化成)が12月2、3日のグランドスラム東京大会を欠場すると発表した。 羽賀は練習中に負傷し、左肩関節炎で約3週間の加療が必要な見込みと診断されたため。関係者によると、原沢は蓄積した疲労が抜けきらず、 状態不良のためという。 100キロ超級は上川大樹(京葉ガス)、100キロ級は西山大希(新日鉄住金)が代替出場する。 【柔道】原沢久喜と羽賀龍之介が欠場 グランドスラム東京大会 http://www.sankei.com/sports/news/171127/spo1711270047-n1.html 全日本柔道連盟(全柔連)は28日、男子100キロ級世界王者のウルフ・アロン(東海大)が負傷のためグランドスラム東京大会(12月2、3日・東京体育館)を欠場 すると発表した。関係者によると、5月にけがした右胸を練習で再び痛めたという。熊代佑輔(ALSOK)が代替出場する。 ウルフは今大会で優勝すれば、来年の世界選手権代表に内定する対象選手だった。27日に欠場が発表されたリオデジャネイロ五輪男子100キロ超級銀メダルの 原沢久喜(日本中央競馬会)については、オーバートレーニング症候群で約1カ月の通院、加療の継続を要する見込みとの診断結果が発表された。 世界王者ウルフがGS東京大会欠場…原沢はオーバートレーニング症候群との診断結果/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171128/jud17112819300001-n1.html 全日本柔道連盟(全柔連)は28日、世界選手権男子100キロ級金メダルのウルフ・アロン(21=東海大)が12月2、3日のグランドスラム東京大会(東京体育館)を欠場すると発表した。 全柔連に診断書が届いてなく、欠場理由の詳細については後日発表するという。ウルフに替わり、熊代佑輔(29=ALSOK)が出場する。 また、合わせてリオデジャネイロ五輪男子100キロ超級銀メダルの原沢久喜(25=日本中央競馬会)の同大会の欠場理由も発表され、オーバートレーニング症候群で約1カ月の通院と 加療の継続が必要という。 ウルフGS東京大会欠場、熊代佑輔が代替出場 柔道 - 柔道 https://www.nikkansports.com/sports/news/201711280000567.html 全日本柔道連盟(全柔連)は29日、男子100キロ級世界王者のウルフ・アロン(東海大)がグランドスラム東京大会(12月2、3日・東京体育館)を 欠場する理由が「右胸鎖関節挫傷」であると発表した。27日に負傷し、3週間の加療を要する見込みという。 ウルフ・アロンは右胸挫傷 GS東京大会を欠場/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171129/jud17112915460001-n1.html 全日本柔道連盟は29日、今夏の世界選手権男子100キロ級覇者で、グランドスラム東京(12月2〜3日、東京体育館)の欠場が決まった ウルフ・アロン(東海大)について、右胸鎖関節挫傷で3週間の加療が必要と診断されたと発表した。 ウルフは加療3週間=柔道 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017112900987 柔道のグランドスラム東京大会(2、3日・東京体育館)に出場する男子日本代表が30日、東京都文京区の講道館で強化合宿を報道陣に公開し、 66キロ級の阿部一二三(日体大)、60キロ級の高藤直寿、73キロ級の橋本壮市(ともにパーク24)の世界王者が調整した。 世界王者の橋本は五輪金メダリストの大野との“頂上決戦”の実現を切望した。「2020年に向けていいスタートが切れるよう、どんな内容でも 勝ちたい」と東京五輪の日本代表争いで避けては通れないライバルを強烈に意識した。 橋本によると、過去の対戦成績は1勝1敗。相手の威力抜群の立ち技をしのいで持久戦に持ち込み、勝機を見いだそうともくろむ。「しっかり 組み手をやり切り、体力を奪ってから最後に投げられたらいい」とイメージした。 橋本、大野との“頂上決戦”実現を切望「どんな内容でも勝ちたい」/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171130/jud17113016380002-n1.html 高藤は来年の世界選手権代表の座を懸けて今大会に臨む。8月に2度目の世界王者に輝き、自信を深めたリオデジャネイロ五輪銅メダリストは 「今までのグランドスラム東京とは違った緊張感がある」と引き締まった表情で、静かに闘志を燃やした。 昨年から2連敗中の東海大の後輩、永山竜樹との対戦も注目される。世界選手権では実現しなかっただけに「ここで勝って、国内でも世界でも 自分が一番強いということを見せたい」と気合を入れた。 高藤、代表懸った大会で静かに闘志「今までとは違った緊張感がある」/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171130/jud17113017290003-n1.html 柔道の国際大会、グランドスラム東京(12月2〜3日、東京体育館)に臨む男子日本代表が30日、東京都文京区の講道館で強化合宿の練習を公開し、 66キロ級で今夏の世界選手権優勝の阿部一二三(日体大)らが打ち込みなどで調整した。全日本柔道連盟は、同一年に世界選手権とこの大会を制した 選手を翌年の世界選手権代表とする規定を今年から設けた。阿部は「勢いを止めずに優勝して、来年につなげたい」と意欲を見せた。 73キロ級では、世界王者の橋本壮市(パーク24)と、昨年のリオデジャネイロ五輪金メダルの大野将平(旭化成)の争いが注目される。橋本は 「お互いの柔道は分かり切っている。気持ちの闘いになる」と気合を入れた。大野は大学院の授業に出席するため、不在だった。 阿部「勢い止めない」=GS東京へ意気込み−柔道 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017113000902 世界選手権66キロ級金メダルの阿部一二三(20=日体大)は最後まで残って汗を流すなど、精力的だった。今年から世界王者が優勝すれば、来年の 世界選手権代表が内定する。「内定すれば長い期間、世界選手権に向けて調整できると思うので、グランドスラム東京は絶対取らないといけない思いで やってきた。何がなんでも優勝したい」と決意を語った。 また、世界選手権73キロ級金メダルで国際大会8連勝中の橋本壮市(26=パーク24)はリオ五輪金メダルの同級生・大野将平(25=旭化成)との 頂上決戦に向け「お互い柔道は分かり切っているので気持ちとの戦いになってくる。そこを強く意識してやっていきたい。世界選手権が終わって1発目 の試合なので、いいスタートを切れるように頑張ってきます」と闘志を燃やした。なお、大野は大学院の授業を理由に参加しなかった。 一方、井上康生監督(39)は右胸鎖関節挫傷で欠場となった100キロ級のウルフ・アロン(21=東海大)について「5月に同じ場所を痛めた。 (今回は)急激に上げようとした中でバキッと痛めた。今の状態では全力を出し切ることはできない」と説明。また、オーバートレーニング症候群に より欠場する100キロ超級の原沢久喜(25=日本中央競馬会)について「練習においても一歩一歩進んでいっている。本人自身もそういう言葉を、 直前に話すなかではもらいました」と話した。 【柔道】阿部一二三 グランドスラム東京大会へ決意「何がなんでも優勝したい」 https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/othersports/844684/ 17歳で史上最年少優勝を飾った大会で、頂点に立てば来年9月の世界選手権(アゼルバイジャン)代表に内定する。 他の選手が切り上げた後も1人道場に残り、黙々と汗を流した世界王者。「来年の世界選手権につながる大会で、(2020年)東京五輪にもつながる。 何が何でも優勝したい。今年1年の最後を良い形で締めくくりたい」と力を込めた。 阿部一二三、GS東京連覇で世界選手権代表内定「何が何でも優勝したい」/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171130/jud17113014300001-n1.html 柔道女子52キロ級のホープ・阿部詩(17=兵庫・夙川学院高)がリベンジを義務づけた。 「グランドスラム東京大会」(2日開幕、東京体育館)の組み合わせが1日、都内で発表され、出場選手たちの会見が行われた。 阿部は初戦でモンゴル選手と対戦し、順当なら準々決勝で世界選手権金メダルの志々目愛(23=了徳寺学園職)と、準決勝で同銀メダルの 角田夏実(25=同)と対戦する厳しいドローとなった。それでも、優勝を狙う気持ちにブレはない。 「厳しいところに入ったんですけど、自分が勝って上がるにはいいところと思っている。この組み合わせの中、しっかり勝ち切ってアピールしたい」 と宣言した。 支えになっているのは悔しさだ。この一年、要所で志々目、角田に敗れている阿部は世界選手権代表を逃した。2人が世界の1位、2位に君臨しただけに 借りを返せば、見返りも大きい。「今年は自分のリベンジをする大会と思っている。この大会で勝って自分のリベンジなのかなと思います」と気合を入れた。 目指すは兄で世界選手権男子66キロ級金メダルの一二三(20=日体大)との初のアベック制覇だ。 「世界選手権に出れなかった悔しさをこの大会に全部ぶつけるような気持ちで優勝目指して頑張ります」 阿部は臨戦態勢を整えた。 柔道・阿部詩「グランドスラム」でリベンジ誓う「しっかり勝ち切ってアピールしたい」 https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/othersports/846043/ 柔道のグランドスラム東京大会(2日開幕、東京体育館)の前日会見が1日、東京都内で行われ、男子66キロ級で今夏の世界選手権(ブタペスト)を制した阿部一二三(20)=日体大、 妹で52キロ級の詩(うた、17)=兵庫・夙川学院高=らが出席した。全日本柔道連盟が導入した新たな代表選考方式により、世界王者となった兄の 一二三は今大会で優勝すれば来年の世界選手権(アゼルバイジャン)代表に内定する。2連覇のかかる20歳は「一本を取りにいく柔道で優勝するだけ」 と腕ぶした。 妹の詩は52キロ級で、世界選手権でワンツーフィニッシュを飾った志々目(ししめ)愛(23)、角田夏実(25)=ともに了徳寺学園職=と争う。それぞれが 順当に勝ち上がれば、詩は準々決勝で志々目、準決勝で角田と対戦する。昨年は準優勝だった高校2先生は「52キロ級に自分がいるんだとアピール する大会にしたい」と誓った。 きょうだいそろっての優勝に期待が高まる。「妹がそう(2人で勝ちたい)思っていることは分かっている。兄として頑張れたら」と一二三が意気込めば、 「必ず2人で金メダルを取りたい」とは詩。阿部きょうだいが世界に衝撃を与える。 阿部一二三が腕ぶす「一本を取りにいく柔道で優勝するだけ」/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171201/jud17120117340002-n1.html 柔道のグランドスラム(GS)東京大会は、2日に東京体育館で開幕する。1日には東京都内で男女計14階級の組み合わせ抽選会と公式会見が開かれ、 男子66キロ級で2大会連続3度目の優勝を目指す阿部一二三(20=日体大)は「この大会を優勝すると、来年の世界選手権の代表が決まる。 しっかり意識して、あとは一本取りに行く柔道をして優勝したい」と意気込みを語った。 全日本柔道連盟が定めた新たな選考方式により、同一年の世界選手権とGS東京大会双方を制した選手は、翌年の世界選手権代表入りが内定する。 阿部は今夏の世界選手権(ブダペスト)を制しており、今大会に優勝すれば、来年9月にアゼルバイジャン・バクーで行われる世界選手権代表が決定。 大会まで約9カ月間は、海外武者修行や新技習得への着手など、さまざまな選択肢が広がるメリットを得られるだけに、是が非でも頂点を掴みたい ところだ。 今年はここまで負けなしだが、組み合わせ抽選の結果、順当なら準々決勝で過去2戦2敗のダバドルジ(モンゴル)と対戦することも決まった。 「ここでリベンジしたい」と誓った阿部だが、敗れた2試合はいずれも2年前の2015年で、当時から一回りも二回りも成長した。 2020年東京五輪へ、柔道界を背負って立つ存在に成長しつつある若き世界王者は「一本を取りに行く柔道に磨きが掛かったので、見てもらえれば いいと思う」とアピールした。 2大会連続3度目Vへ 阿部一二三「優勝すると、来年の世界選手権の代表が決まる。しっかり意識して」 https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/12/01/kiji/20171201s00006000215000c.html 柔道の国際大会、グランドスラム東京(2〜3日、東京体育館)に出場する女子日本代表が1日、東京都文京区の講道館で強化合宿を公開し、乱取りなどで直前調整した。 激しい争いが予想されるのが52キロ級。今夏の世界選手権金メダルの志々目愛、銀の角田夏実(ともに了徳寺学園職)に、成長著しい17歳の阿部詩(兵庫・夙川学院高)が 挑む。順当なら準々決勝で志々目と阿部が当たり、勝者が準決勝で角田と対戦する。 阿部は世界選手権男子66キロ級を制した一二三(日体大)の妹。練習後に東京都内で行われた記者会見に出席し、「52キロ級に自分がいるとアピールする大会になる。 自分の柔道を出し切れば勝てる」と自信を示した。 女子78キロ超級に臨む朝比奈沙羅(東海大)は「先月の世界無差別級選手権で優勝したので、覚悟と誇りを持って戦いたい」と意気込みを語った。 阿部詩「アピールする大会」=2日からGS東京−柔道:時事ドットコム https://www.jiji.com/jc/article?k=2017120101120& ;g=spo 日本男子の井上康生監督(39)が東京五輪のエース候補、男子66キロ級世界王者の阿部一二三(日体大)に、「自分の柔道は貫かないといけないが、色気やおごりは 絶対に出すな」と“色気禁止令”を出した。 阿部といえば豪快な投げ技で一本を取るスタイルで、今夏の世界選手権を初制覇。世間の注目度も上がる中、無理に一本を取りに行けば、そこに隙が生まれる。 井上監督は「周りの期待に応える展開もあるだろうが、(阿部に)『色気を出すとやられるよ』と話をした」と、隙を見せない鉄壁の戦い方を説いた。 さらに、「技術は時間のかかるもの。今大会出せなくても、次につながるように少しずつ高めていく心を持っていけば、彼自身が一回りも二回りも成長できると思う」と、 よりスケールの大きい柔道家への進化を期待した。 井上康生監督、一二三に“色気禁止令”「おごりを出すな」 https://www.daily.co.jp/general/2017/12/01/0010781411.shtml 女子63キロ級の津金恵(22=筑波大)は、今大会を「絶対に負けられない試合」と位置づける。 1日、東京・講道館での強化合宿に参加。今夏の世界選手権では63キロ級の派遣見送り、1度は決まった団体戦代表の取り消しと不運が続いた。津金は 「20年東京五輪の戦いは始まっている。目の前の1つ1つの試合に勝つしかなく『63キロ級は津金』ということを勝って証明したい。絶対に負けられない」と意気込んだ。 6月下旬の全日本学生優勝大会で左膝を痛め、全治2カ月のけがを負った。11月の講道館杯は5位に終わり、この期間は得意の内股以外の担ぎ技などを中心に強化した。 「調子は良い。試せる技があれば、どんどん試したい」。 同階級ではリオデジャネイロ五輪5位の田代未来(23=コマツ)も出場する。昨年11月には古傷の左手首を手術し、完全復活を目指している。「周りは気にせず自分の 柔道を貫くだけ。結果を出して、また世界の舞台に立つ」と気持ちを奮い立たせた。 GS東京大会は「63キロ級は津金」証明する戦い - 柔道 https://www.nikkansports.com/sports/news/201712010000736.html 柔道のグランドスラム(GS)東京大会が12月2、3日に東京体育館で行われる。世界選手権女子57キロ級銀メダルの芳田司(22)が1日、東京・講道館での強化合宿に 参加し、乱取りなど約2時間調整した。 「世界選手権の時と変わらず、担ぎ技と足技を出して大きな柔道をする。『継続する』ということに重点を置き、勝ちきりたい」と闘志を燃やした。 世界選手権後は、体重が過去最高の63キロまで増量した。これまでは食事の時間や食べる順番などを徹底していたが、同選手権後の開放感から「何も考えずに ご飯を食べていた」という。10月中旬ぐらいに本格的に減量を開始し、鶏肉とブロッコリー中心の食事に変えた。「かなり厳しい減量だったけど、なんとか間に合いました」 とニッコリ。 髪形もマッシュルームカットから後頭部を20センチ程度刈り上げたニューヘアーにした。「(毎回、大会の度に髪形を変えているが)いつも気づいてもらえないので、 思い切って刈り上げました」。勝負のカギは技術以上に「気持ち」と考える芳田らしく髪形も気合を入れて、戦闘モード全開をアピールした。 また、同階級では世界選手権男女混合団体代表の宇高菜絵(32=ともにコマツ)が、準々決勝でカナダ代表して出場する出口クリスタ(22=山梨学院大)と 対戦する可能性があり、注目の一戦となる。 柔道芳田司、GS東京大会へ髪刈り上げ戦闘モード - 柔道 https://www.nikkansports.com/sports/news/201712010000712.html 柔道のグランドスラム東京大会(東京体育館)に出場する有力選手が1日、東京都内で開幕前日の記者会見に臨んだ。 女子48キロ級で世界女王の渡名喜風南(帝京大)は持ち味の足技を入念に確認した。世界選手権後は痛めていた左手首と右膝の治療に時間を割いてきたこともあり 「挑戦者の気持ちで臨みたい」と落ち着いた口ぶりで話した。 優勝すれば、来年の世界選手権代表が決まる立場にある。来年の強化計画を大きく左右する大会とあって「何としても勝って、ここで決めたい」と語った。 渡名喜、代表決定へ意欲「何としても勝って、ここで決めたい」/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171201/jud17120119420003-n1.html 柔道のグランドスラム東京大会(2〜3日、東京体育館)の組み合わせ抽選会と会見が1日、都内で行われ、男子66キロ級の世界王者・ 阿部一二三(20)=日体大=が「一本を取りにいく柔道で優勝する」とオール一本勝ちでの2連覇を掲げた。 今年から新たに代表選考方式が導入され、世界王者がGS東京も制すれば、20年東京五輪に前進する来年9月の世界選手権 (アゼルバイジャン)代表切符をつかむ。開催国の日本は男女各階級に4人が出場。20年東京の代表争いが加速する中、2年前の講道館杯で 阿部のリオ五輪出場の夢を砕いた丸山城志郎(ミキハウス)ら因縁の相手も出る大会で、阿部は「世界選手権でより一本を取りにいく柔道に 磨きがかかった。そこを見てほしい」と予告した。 期待をかける男子の井上康生監督(39)は「防御を十分に考えろ。投げられなければ勝つ」と助言し、「周囲の期待もある中で、気持ち的に 色気が出たら隙ができる。色気やおごりを絶対出さず、1秒1秒、お前自身の柔道を貫け」と叱咤(しった)激励した。 妹・詩はリベンジ誓う 一二三の妹で、昨年の女子52キロ級準優勝の詩(17)=夙川学院高2年=は「自分にとってリベンジの大会になる。世界選手権に出られなかった 悔しさを晴らす」と奮起した。順当なら、準々決勝で世界女王の志々目愛(了徳寺学園職)と、準決勝では志々目と世界選手権決勝を争った 角田夏実(了徳寺学園職)と激突する組み合わせに。「厳しい組み合わせだけど、勝ってしっかり存在感をアピールしたい」と意気込んだ。 一二三、オール一本宣言!連覇で代表切符だ http://www.hochi.co.jp/sports/etc/20171202-OHT1T50017.html 女子52キロ級で前大会準優勝の阿部詩(17=兵庫・夙川学院高)は「力もついて自信もついた。進化しているし、絶対に昨年の借りを返す」と リベンジを誓った。同階級では世界選手権優勝の志々目愛、準優勝の角田夏実が立ちはだかる。男子66キロ級では前大会覇者で世界王者の兄、 一二三が出場する。「女子52キロ級では阿部詩がいることをアピールして、今年はお兄ちゃんと金メダルを取る」と兄妹優勝を宣言した。 柔道阿部兄妹V宣言「阿部詩がいることをアピール」 - 柔道 https://www.nikkansports.com/sports/news/201712020000152.html リオデジャネイロ五輪・柔道男子73キロ級金メダルの大野将平(25)=旭化成=が2日、東京体育館で開催中の柔道の国際大会 「グランドスラム東京」の3回戦を棄権した。 大野は「ケガに関してはノーコメント」と詳細を明らかにしなかったが「日本で唯一の国際試合ということもあり出場を決めたが、今無理を するより次につなげるほうがいい、という考えになった。自分自身も悔しいし情けないが、今日の試合が現状の限界。今はこれしかできなかった。 この経験をプラスにして、2020年に一番強い選手でありたい」を無念の思いを明かした。 大野は昨年のこの大会も欠場しており、リオ五輪後初の国際大会。優勝を期待されていたエースの棄権に、会場を埋めたファンもため息を漏らした。 柔道リオ五輪金・大野が国際試合復帰戦を棄権「今はこれしかできない」 http://www.hochi.co.jp/sports/etc/20171202-OHT1T50129.html 大野将平(旭化成)は初戦の2回戦に勝ったが、負傷のため3回戦の試合前に棄権した。 大野は負傷した箇所について「ノーコメント」と話した。関係者によると、大会前に右膝を痛めており、体重調整などに苦しんでいたという。 リオ五輪後は天理大大学院での学業を優先しており、今大会が五輪後初の国際試合だった。 リオ五輪金の大野将平「ノーコメント」負傷棄権 - 柔道 https://www.nikkansports.com/sports/news/201712020000457.html 体重別ではリオ五輪以来の試合となった大野は、初戦の2回戦でキルギス選手と対戦したが、動きに精彩を欠いた。技にも本来のキレがなく、 ポイントを奪えない。4分間の本戦では決着がつかないままゴールデンスコア方式の延長戦に突入。5分34秒、指導3による反則勝ちを収めたものの、 続く試合で畳に姿を見せることはなかった。 その後、取材に応じた大野は「悔しいし、情けないし、やるせない。あの程度の試合しかできない」と胸の内を吐露。負傷の詳しい箇所や程度については 口をつぐみ「(試合中に)痛めたというか、悪化したなという場面があった。壊れる前に潔く次につなげたほうがいいと判断した。休んだら完全に治る 自信はあります」と話した。 次戦は未定だが、2月の欧州遠征は選ばれれば出場する意思を示した。 【グランドスラム】リオ五輪金・大野将平 ヒザ痛め3回戦で棄権「情けない」 https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/othersports/846664/ 男子73キロ級でリオデジャネイロ五輪を制した大野将平(25)=旭化成=が、けがのため3回戦を棄権した。 負傷している箇所については「ノーコメントで」と話すにとどめたが、今大会を迎える前から状態に不安を抱いていたという。「けがのことを話すのも 言い訳も好きではない。『きょうは投げられないだろう』と予想していた。きょうの試合が現状の限界」と説明した。 大野にとって、リオ五輪以来の国際大会復帰戦。初戦の2回戦は延長の末に優勢勝ちしていた。 今後に向けて、「選ばれた大会で戦うしかない。目標は、2020年(の東京五輪)で一番強い大野将平であること」と淡々と話した。 大野、けがで3回戦を棄権「『きょうは投げられないだろう』と予想していた」/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171202/jud17120213510002-n1.html 柔道の国際大会「グランドスラム東京」が2日、東京体育館で行われ、日本勢は初日の男子3階級、女子4階級すべてで金メダルを獲得した。 阿部一二三(20)=日体大=と阿部詩(17)=夙川学院高=は兄妹アベックVとなった。 男子66キロでは阿部一二三(20)=日体大=は、決勝で丸山城志郎(24)=ミキハウス=に延長戦で一本勝ちして優勝し、来年の世界選手権 代表内定となった。 また同60キロでは高藤直寿(24)=パーク24=、同73キロは立川新(20)=東海大=が制した。 女子48キロでは近藤亜美(22)=三井住友海上=、日本人選手同士の決勝となった同52キロでは阿部詩(17)=夙川学院高=が立川莉奈(20)= 福岡大=に勝利、同57キロ級では芳田司(22)=コマツ=が山本杏(23)=パーク24=を下し、同63キロでは田代未来(23)=コマツ=が 鍋倉那美(20)=三井住友海上=に勝ち、それぞれ優勝した。 阿部兄妹アベックV 柔道グランドスラム東京の初日は男女全7階級を日本勢が制覇 http://www.hochi.co.jp/sports/etc/20171202-OHT1T50215.html 柔道の国際大会、グランドスラム東京が開幕し、東京オリンピックでの活躍を目標にしているきょうだい、兄の阿部一二三選手と妹の阿部詩選手が そろって優勝しました。 グランドスラム東京は、来年9月にアゼルバイジャンで行われる世界選手権の日本代表選考に向けた重要な大会です。 大会は国内のトップ選手や海外の強豪が出場し、東京・渋谷区の東京体育館で3日まで開かれ、初日の2日は男女合わせて7つの階級が行われました。 このうち、男子66キロ級には、ことしの世界選手権で金メダルを獲得した阿部一二三選手が出場しました。 2回戦から順調に勝ち上がった阿部選手は、決勝で丸山城志郎選手と対戦し、延長に入って50秒すぎに大内刈りを決めて一本勝ちしました。 阿部選手は去年に続いてこの大会3回目の優勝で、今年度から新たに設けられた日本代表の選考基準により、早くも世界選手権の代表に内定しました。 女子52キロ級は、阿部一二三選手の妹で高校2年生の阿部詩選手が、3回戦で、ことしの世界選手権を制した志々目愛選手を破って勝ち上がりました。 そして、決勝では開始早々に背負い投げを決めて一本勝ちし、この大会初優勝を果たしました。 兄の一二三選手は「66キロ級で自分がいちばん強いということを証明できた。妹と2人で東京オリンピックに向けて成長していきたい」と話しました。 また、妹の詩選手は「優勝できてうれしい。いつまでも尊敬できる兄なので、兄の背中を見て頑張りたい」と話していました。 このほかの階級の結果です。 男子60キロ級は、世界選手権金メダルの高藤直寿選手が制して、世界選手権の代表に内定しました。 また、男子73キロ級では、立川新選手が初優勝。世界選手権を制した橋本壮市選手は3位でした。リオデジャネイロオリンピックで金メダルを獲得した 大野将平選手は、ことし4月の全日本選手権以来の復帰戦でしたが、2回戦を勝ったあと、大会前から痛めていたけがを理由に3回戦を棄権しました。 一方、女子では、48キロ級はリオデジャネイロオリンピック銅メダルの近藤亜美選手が優勝、57キロ級では世界選手権銀メダルの芳田司選手が優勝、 63キロ級では田代未来選手が優勝しました。 柔道 グランドスラム東京 阿部兄と妹がそろって優勝 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171202/k10011244521000.html 柔道のグランドスラム東京大会初日(2日、東京体育館)、女子52キロ級は阿部詩(17=兵庫・夙川学院高)が初優勝。兄で男子66キロ級世界王者の 一二三(20=日体大)も連覇を飾り、兄妹でのアベックVを成し遂げた。 山場は準々決勝だった。世界王者の志々目愛(23=了徳寺学園職)と対戦した詩は2分過ぎ、浮き落としで技ありを奪い、逃げ切る。これで勢いづくと、 決勝は立川莉奈(21=福岡大)を開始46秒、豪快な背負い投げで撃破した。 角田夏実(25=了徳寺学園職)との対戦はかなわず、テーマとしていた“リベンジ”を完全に果たすことはできなかったが「今日は100点をつけます」と 笑顔がはじけた。高校2年での初優勝は兄と同じで「ここから阿部詩の時代を2020年まで続けていきたいです!」と東京五輪に向け、堂々と宣言した。 一方、妹の勝利を見届けた一二三は「やるしかない」と奮起。決勝では丸山城志郎(24=ミキハウス)を延長戦の末、大内刈りで下し、雄たけびを上げた。 「今年1年、負けなしでいくって言って有言実行できた」。来年の世界選手権代表にも内定し、さっそく欧州で単身武者修行を行うプランを表明した。 詩と歓喜のツーショットを決め「東京五輪まで2人で成長したい。まずは来年の世界選手権に2人で出場して優勝したい」。怪物兄妹が3年後に向け、 圧倒的な輝きを放った。 【グランドスラム】阿部一二三&詩 兄妹V「東京五輪まで2人で成長したい」 https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/othersports/846751/ 柔道のグランドスラム東京大会第1日は2日、東京体育館で男女計7階級が行われ、男子66キロ級は世界王者で20歳の阿部一二三(日体大)が 2連覇を達成した。女子52キロ級の妹詩(兵庫・夙川学院高)は初優勝し、きょうだいで頂点に立った。 女子52キロ級世界女王の志々目愛(了徳寺学園職)は3位。男子60キロ級は世界王者の高藤直寿(パーク24)、女子48キロ級は近藤亜美 (三井住友海上)がともに2年ぶりに優勝した。 男子73キロ級は立川新(東海大)が初優勝し、世界王者の橋本壮市(パーク24)は3位。リオデジャネイロ五輪金メダルの大野将平(旭化成)は 3回戦の試合前に負傷のため棄権した。 女子63キロ級は田代未来が初めて制し、同57キロ級は芳田司(ともにコマツ)が3連覇した。 阿部きょうだいが優勝 兄・一二三は連覇、妹・詩は初V/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171202/jud17120220200005-n1.html 第1日が行われ、男子66キロ級の阿部一二三(20)=日体大、女子52キロ級の詩(17)=兵庫・夙川学院高=のきょうだいが、 そろって優勝を果たした。 兄の一二三は準決勝で磯田範仁(国士舘大)を破って決勝に駒を進めると、丸山城志郎(ミキハウス)との決勝では、ゴールデンスコア方式に 突入して52秒、大外刈りで一本勝ちを収め、大会2連覇を達成した。 妹の詩は、準々決勝で世界選手権女王の志々目愛(了徳寺学園職)を倒して勝ち上がると、決勝は立川莉奈(福岡大)を担いで背負い投げで一本。 豪快に優勝を飾った。 兄より先に優勝を決めた妹の詩は「自分が優勝したら、(兄は)絶対優勝すると思っていたので。(きょうだい優勝は)自分次第かなと思っていた」と にっこり。自身の決勝の直前に、豪快な一本勝ちを目の当たりにした兄・一二三は「妹のあの柔道を見て、気持ちがより一層高まった。刺激し合って 強くなっている感じがした」と“きょうだい愛”を披露。「一緒に優勝できたので。2人の目標をとりあえず達成できました」と笑顔を見せていた。 阿部一二三・詩 きょうだいV「2人の目標達成できた」 柔道GS東京 https://www.daily.co.jp/general/2017/12/02/0010784105.shtml 男子66キロ級の阿部一二三(日体大)は連覇、同60キロ級の高藤直寿(パーク24)は2年ぶりに優勝するなど、日本勢が全階級を制した。 阿部一、高藤は今夏の世界選手権と今大会で優勝し、来年9月の世界選手権代表入りを決めた。 男子73キロ級は立川新(東海大)が初優勝。リオデジャネイロ五輪金メダルの大野将平(旭化成)は負傷のため3回戦で棄権した。 女子52キロ級では阿部詩(兵庫・夙川学院高)が初優勝。準々決勝で世界女王の志々目愛(了徳寺学園職)を破った。同48キロ級は 近藤亜美(三井住友海上)が2年ぶりに制した。 阿部一、高藤が世界選手権代表=日本、全7階級制す−柔道GS東京 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017120201440 全日本柔道連盟が導入した新たな代表選考方式により、世界選手権優勝者として臨み、今大会を制した阿部一二三と高藤は来年の 世界選手権代表となった。宇高菜絵の話「粘り強く戦えた。普段は使わない技でも勝てた。(32歳となっても)まだまだ追いかける立場。 チャレンジしていきたい」 丸山城志郎の話「(決勝で阿部に敗れ)自分が弱いだけ。弱いから負けた。ここからは勝つだけなので、勝ち続けていける選手になりたい」 角田夏実の話「勝たないといけない試合で勝ちきれないのは自分の弱さ。世界選手権が終わってから、プレッシャーもあって柔道が楽しくない」 山本杏の話「まだまだ弱い。これからもっと強くなっていきたい。以前に比べて外国人選手への苦手意識はなくなってきたし、投げ技の自信もついた」 永山竜樹の話「高藤先輩の優勝を阻止したかったが、一瞬の隙で投げられた。課題はたくさん見つかったので、来年につなげられるようにしたい」 立川莉奈の話「ねばねばとしつこくやる自分の柔道を最後までできたことには手応えを感じる。追いかける立場なので、もっと意識を高くやっていきたい」 阿部きょうだいが優勝 兄・一二三は連覇、妹・詩は初V/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171202/jud17120220200005-n1.html 女子48キロ級で世界選手権覇者の渡名喜は、準々決勝で近藤に敗れて来年の同選手権代表となるチャンスを逃した。3位決定戦では延長の末 横四方固めで一本を奪って意地を見せたが「詰めの甘さがあった。まだ覚悟が足りてなかった」と唇をかみしめた。 対戦相手からの研究や周囲からの注目にも左右されない平常心の重要性を説く。「どんな相手でも一本を取れる柔道にこだわって一からやって いきたい」と再出発を誓った。 渡名喜、世界選手権代表のチャンス逃す「詰めの甘さがあった」 http://www.sanspo.com/sports/news/20171202/jud17120222020007-n1.html 「追いつくには、まだまだ。スタートラインに立ったばかりです」。五輪と世界選手権の王者がいる大混戦の73キロ級代表争いに加わった立川、 控えめに話す。それでも、2日前に20歳になったばかりの新鋭は「誰にもできない柔道で、東京五輪の金メダルが目標。そのために、 まず世界選手権に出て優勝したい」と堂々と言ってのけた。 男子60キロ級の高藤は決勝で両手、両脚がけいれんする危機的状況の中、意地で優勝をもぎ取った。劣勢が続き、気持ちが折れかけていた延長の 約1分。「抱き勝負するしかない」と相手に体を預けるように浮き落としで一本勝ちした。 準決勝では昨年から2連敗中だった東海大の後輩、永山竜樹から隅返しで技ありを奪って優勢勝ち。世界選手権では対戦できず「もやもやしていた」 そうで、きっちりと借りを返し「めちゃくちゃうれしい」と優勝の結果よりも喜んだ。 来年の世界選手権代表の座を手中に収め「試したいことがたくさんある」と早くも強化の計画に思いを巡らせた。 高藤、両手・両脚がけいれんも意地で優勝もぎ取る/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171202/jud17120222040009-n1.html 男子60キロ級決勝で、高藤は序盤から腕や脚を気にしていた。「両手、両脚がつってしまった」。機敏な動きを欠き、棄権も考えたという。だが、 勝てば来年の世界選手権の代表に決まるとあって、簡単には諦められない。「気持ちで何とか頑張った」。最後は延長戦の末にダシダワー (モンゴル)から浮き落としで一本勝ちし、大きな白星を手にした。 準決勝では、連敗中だった永山竜樹(東海大)にも雪辱し「他の選手に差をつけることができた」と実感を込める。連覇が懸かる来年の世界選手権 に向け、「時間はたっぷりある。いろいろ試したいことがある」。新たな担ぎ技の習得を目指し、レベルアップを図る。 苦境乗り越えた高藤 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017120201640 女子57キロ級の芳田は延長にもつれた決勝を鮮やかな一本背負い投げで技ありを奪って制した。世界選手権2位の悔しさを大会3連覇で晴らし 「これで来年につなげられる」と安堵の表情を浮かべた。 出場した日本選手4人がこの階級の表彰台を独占した。技の引き出しを増やすことを課題に挙げ「日本が強い階級。負けずにやっていきたい」と 気合を入れ直した。 芳田、大会3連覇に安堵「これで来年につなげられる」/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171202/jud17120222450011-n1.html 女子48キロ級の近藤は持ち味の思い切りの良さを存分に発揮し、4度目の頂点に輝いた。準々決勝では同じ22歳の世界女王、渡名喜を撃破。 「久々に自分らしい前に出る柔道ができた」と会心の表情だった。 世界選手権後は「この階級に私の居場所はあるのか」と弱気になっていたそうで、今大会の結果次第で進退について考えようと思っていたという。 リオデジャネイロ五輪、世界選手権と3位が続いていただけに自信を取り戻す金メダルを手にし「やっぱりいいですね」と笑みが絶えなかった。 近藤、会心の4度目V「久々に自分らしい前に出る柔道ができた」/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171202/jud17120222450012-n1.html まだ芽がある 近藤亜美 負ける姿を何度もさらすのは嫌だった。強気にいき、久々に前に出る柔道をできた。(代表争いで)まだ私の芽があると確認できた。 組み手に自信 立川新 優勝しようと決めていた。目標を達成できてうれしい。競り勝つことが持ち味。組み手には自信がある。いろんな場面に対応できる。 うまくいかない 志々目愛 挑戦する気持ちでいこうと思っていたが、世界選手権後初の試合で緊張していた。なかなかうまくはいかない。 柔道グランドスラム東京 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017120201635 国内の争いが激しい女子52キロ級は、阿部一二三の妹、詩が制した。世界女王の志々目との準々決勝で優勢勝ちを収めて勢いに乗り、 決勝は立川に背負い投げで一本勝ち。「今年一番うれしい。きょうは100点」。昨年は準優勝で果たせなかった兄とそろっての優勝を果たし、 満面の笑みを浮かべた。 一二三と同様、攻撃的な柔道が持ち味で、今年2月には16歳でグランプリ・デュッセルドルフを制した。世界選手権の代表は逃したが、 世界ジュニア、講道館杯を制し、この大会でも実力をアピール。「次は世界選手権で、兄と二人で優勝したい」と大きな目標を掲げた 阿部詩「100点」=柔道グランドスラム東京 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017120201630 圧倒的な強さで世界選手権を制し、国内外のライバルから徹底的に研究されている男子66キロ級の阿部。「厳しい戦いもあった」と言う通り、 王者の重圧を実感させられた。 丸山との決勝は、十分な組み手を封じられ、相手より一つ多い指導二つで延長戦に突入。だが、「指導を取られても、投げることしか考えて いなかった」。延長52秒、大内刈りで一本を奪って面目を保った。 苦戦は決勝だけではなかった。苦手意識があったダワドルジ(モンゴル)との準々決勝、磯田との準決勝も延長までもつれた。だが、攻めの 姿勢を貫き、真正面から挑戦をはね返した。「勝ち切れた。今後につながる」。警戒する相手を最後には攻め切ったことで自信を深めたようだ。 この大会の優勝で、来年の世界選手権代表を決め、年明けには海外で武者修行に出る計画もあるという。「一回りも二回りも強くならない といけない」。無敗のまま今年を締めくくったが、それだけで満足することなく、さらに磨きをかける決意をのぞかせた。 貫いた攻めの姿勢=阿部、延長制し自信−柔道グランドスラム東京 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017120201622& ; リオデジャネイロ五輪以来の国際大会となった男子73キロ級の大野は金メダリストの実力を見せることができずに大会を去った。 初戦の2回戦で大会前から痛めていた右膝を悪化させ、大事を取って棄権。「悔しいし、情けないし、やるせない」と渋い表情だった。 2020年東京五輪の代表争いを見据えての復帰だったが、体力もモチベーションも戻りきっていなかったという。豪快な一本勝ちを 期待されながらも、動きは鈍く「今日の試合が現状の限界」と認めるしかなかった。 屈辱を味わったが、焦る気持ちは否定した。「今一番強ければいいというわけではない。目標は20年に一番強い大野将平であること」と 努めて冷静に振る舞った。 大野、棄権に「悔しいし、情けないし、やるせない」/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171202/jud17120222440010-n1.htm 本調子にはほど遠かった。男子73キロ級の大野は金メダルを獲得した昨年のリオデジャネイロ五輪以来の国際大会。初戦の2回戦では キルギス選手を攻め切れず、延長の末、相手の反則負けで突破。だが、続く3回戦を前に負傷棄権。けがについては言葉を濁したが、 関係者によると、痛めていた右膝をさらに悪化させたという。 今年は世界選手権への出場を見送り、実戦は4月の全日本選手権以来。復帰戦で本来の姿を見せられず、「情けないし、悔しいし、やるせない。 この経験をプラスにして、また世界が驚くような柔道をつくり上げたい」と巻き返しに意欲を見せた。 大野、本来の姿遠く=柔道グランドスラム東京 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017120201624 男子66キロ級の世界王者、阿部一二三(20=日体大)が2連覇を達成し、「単独武者修行」プランを掲げた。 決勝は延長の末、大内刈りで一本勝ちを収めて、2連覇を達成。試合後、報道陣の取材に応じ「1人で外国へ行って柔道選手としての幅を広げたい。 欧州とかを回って、英語を勉強しながら現地の道場で稽古したい」と話した。今年の世界王者は、今大会を優勝すれば、来年9月の 世界選手権(アゼルバイジャン)代表に内定し、阿部は代表権を獲得した。世界選手権までは9カ月の調整期間があるため、武者修行も 十分可能となる。 単独武者修行は過去に男子100キロ級の羽賀龍之介、同73キロ級の海老沼匡らが敢行。現地での生活や稽古相手も自分で探し、 肉体的精神的にも強くなる狙いがある。 今年1年は「負けなし」だった。有言実行出来たのは自分の成長と捉えて、「阿部一二三が世界で一番、66キロ級で強いということが証明出来た」と 満足げに振り返った。この日は、女子52キロ級の妹、詩(うた、17)も初優勝して、兄妹で頂点に立った。「圧倒的な強さ」を求める世界王者は、 この日ばかりは試合内容から「妹の方が『圧倒的』だったかもしれない」と苦笑いしていた。 阿部一二三がGS東京連覇、海外武者修行プラン浮上 - 柔道 https://www.nikkansports.com/sports/news/201712020000775.html 立川新(20=東海大)が世界王者の橋本壮一(26=パーク24)を止め、世界選手権代表の座に名乗りをあげた。立川は準決勝で橋本と対戦。抜群の 「受け」の強さで相手の技を封じ、指導3で反則勝ちした。優勝で世界選手権代表に内定する橋本を止め、自らは決勝でも指導2で勝ってグランドスラム 大会初優勝。「優勝だけを狙っていた。世界選手権に出たいので」と胸を張って言った。 「投げられない」柔道が持ち味だ。愛媛・新田高時代から武器だった「受け」の強さに、東海大でさらに磨きをかけた。上水研一朗監督(43)は「立川の 圧力が強く、技をかけられない相手の方が疲れてしまう」と説明する。組み手を嫌って無理な技をかける相手に「指導」がいくのだ。 決勝を含めた6試合で、一本勝ちは寝技で1試合だけ。4試合は技のポイントがなく「指導3」の反則勝ちだった。この日、相手に出された「指導」は計14。 立川の「受け」の強さが、相手を自滅に追い込んだ。 「今まで、こんなタイプの選手は見たことないですね」と、上水監督は苦笑いする。この日世界選手権代表に内定した高藤や阿部、さらに73キロ級 リオ五輪金メダルの大野ら、日本の軽量級には積極的に技をかける選手がほとんどだが、立川は異色。「受け」だけで世界の頂点まで駆け上がる 可能性さえある。 「追いつくには、まだまだ。スタートラインに立ったばかりです」。五輪と世界選手権の王者がいる大混戦の73キロ級代表争いに加わった立川、 控えめに話す。それでも、2日前に20歳になったばかりの新鋭は「誰にもできない柔道で、東京五輪の金メダルが目標。そのために、まず 世界選手権に出て優勝したい」と堂々と言ってのけた。 立川新が初優勝「誰にもできない柔道で東京で金を」 - 柔道 https://www.nikkansports.com/sports/news/201712020000763.html 男子73キロ級の立川は準決勝で世界選手権優勝の橋本に競り勝ち、頂点に立った。初制覇に花を添え「ここで負けたら来年の世界選手権はない という強い気持ちで臨んだ。うれしい」と大きく息をついた。 リオデジャネイロ五輪金メダリストの大野(旭化成)を含めて激戦の階級。女子52キロ級で準優勝した姉の莉奈とともに2020年東京五輪を目指す。 アベック優勝を果たした阿部きょうだいに対抗意識を燃やし「負けずに頑張っていきたい」と力を込めた。 立川、世界選手権覇者に競り勝ち初制覇に花添える「強い気持ちで臨んだ」/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171202/jud17120222030008-n1.html 男子66キロ級は世界王者の阿部一二三(20)=日体大=が2連覇を達成した。女子52キロ級の妹、詩(うた、17)=兵庫・夙川学院高=は初優勝し、 きょうだいで頂点に立った。 女子52キロ級の阿部詩は、決勝では開始46秒に豪快な背負い投げを決めて一本勝ち。「今年一番うれしい優勝」と笑みがあふれた。準々決勝では 世界女王の志々目愛(了徳寺学園職)から技ありを奪って勝利。「絶対に勝たないといけない人。どう乗り越えるかが課題だった。今の自分の実力が 出た」。兄と同じ高校2年での初優勝となったが、「まだまだ追いついていない」と、向上心を表した。 阿部詩、世界女王の志々目撃破!「今年一番うれしい優勝」/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171203/jud17120305010004-n1.html 柔道グランドスラム東京大会第1日が2日、東京体育館で男女計7階級が行われ、男子66キロ級の阿部一二三(20=日体大)、女子52キロ級の詩 (うた、17=兵庫・夙川学院高)の兄妹がそろって優勝した。男子60キロ級を制した高藤直寿(24=パーク24)と一二三は今夏の世界選手権も 制しており、全日本柔道連盟の新選考方式により、来年9月の世界選手権(アゼルバイジャン・バクー)の代表が内定。この日は全7階級を 日本人選手が制した。 日本柔道界の顔になりつつある兄妹が、初めてそろって優勝を果たした。先に決勝を迎えた詩が立川を開始46秒で背負い投げで一本を奪う。 入場口で待機していた一二三は「凄いプレッシャーをかけてきた。見せつけるように投げた」と感じたが、これで気合が入った。決勝では2年前の 講道館杯でリオ五輪への道を断たれた相手である丸山の抵抗に苦労しながらも、延長52秒に大内刈りで一本。「妹の方が危なげなかったけど、 2人の目標を達成できて良かった」と兄の矜持(きょうじ)を示した。 今年の世界女王である志々目を準々決勝で破った上で、一二三と同じ高2でGS東京を初制覇した詩も「今年一番うれしい。(兄妹優勝も) 良かったです」。通例なら20年東京五輪も男子66キロ級と女子52キロ級は同一日開催。史上初の快挙も夢ではない。 一二三&詩、阿部兄妹アベックV 先に決められ兄「凄い重圧」 https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/12/03/kiji/20171203s00006000033000c.html 阿部詩(17=兵庫・夙川学院高)が、決勝で立川莉奈(21)に一本勝ちし、初優勝した。準々決勝では世界女王の志々目愛(23)を下し、 圧倒的な存在感を見せつけた。男子66キロ級は世界王者の兄、一二三(20)が2連覇を達成し、兄妹優勝を果たした。今夏の世界王者が 今大会を制すと来年の世界選手権(アゼルバイジャン)代表に内定し、一二三と男子60キロ級の高藤直寿(24)が代表権を獲得した。 52キロ級には阿部詩がいる−。世界選手権優勝の志々目、準優勝の角田夏実の強豪がいる中、圧倒的な存在感を示した。ヤマ場は 「絶対に勝たないといけない相手」という志々目との準々決勝。開始2分、浮き落としの技ありで優勢勝ちを収め、その勢いで決勝では豪快 な背負い投げで一本勝ちした。「今日は100点。実力も出せて、勝ちたいという気持ちがありながらも落ち着いて試合を判断できた」。 前大会準優勝のリベンジも果たし、一回り成長した姿も見せた。世界選手権代表に選出されなかった悔しさを胸に1年間、肉体改造と寝技強化に励んだ。 「今日で(自分のことを)みんなに分かってもらえた。阿部詩の時代を20年(東京五輪)まで続けていきたい」と力強く宣言。2連覇の一二三も妹の 活躍を頼もしく感じ「2人で東京五輪優勝のイメージがついてきた。兄妹でありながら良きライバルです」と実力を認め、兄妹の飛躍を誓った。 柔道界に「阿部兄妹時代」東京五輪もアベックVだ - 柔道 https://www.nikkansports.com/sports/news/201712030000123.html 一二三が「よっしゃあ!」と絶叫を上げた。会心の一本勝ち。決勝で対戦した丸山城志郎(ミキハウス)と、ともに指導2つで並んだ延長52秒。 組手争いに手こずった相手の左足を大内刈りで払い、尻から畳にたたきつけた。昨年のGS東京から世界選手権制覇。無敗で2大会連続3度目Vだ。 2年前の講道館杯でリオ五輪出場の夢を消された因縁の相手に雪辱し、「66キロ級で一番強いと証明できた」と胸を張った。 妹の詩からのVバトンで闘志に火がついた。「絶対にやってやる。ブチ投げてやる」。準決勝、決勝は延長突入の厳しい展開となったが、 圧巻の4戦オール一本勝ち。昨年は兄が優勝して妹がV逸の2位。「世界王者の誇りと兄の背中を見せられて良かった」と悲願の兄妹Vを達成した。 来年の世界選手権、20年東京での兄妹Vを青写真に描いている。兄の男子66キロ級と妹の女子52キロ級の試合実施日は同じ日の予定で 「そのイメージもできた」と一二三。一足先に来年の世界代表に内定し、妹を待つばかりだ。年明けには「人間的にもパワーアップするため」に 約1か月間、欧州での単身武者修行を考えている。「人間として柔道家として大きく成長できる。新たな力をつけ、もう一皮むけてほしい」と 男子の井上康生監督(39)。無敗で17年を締めた若き王者は「来年はしっかりスタートダッシュを切る」と意気込んだ。 詩「一番うれしい日」 決勝で電光石火の一本背負いをさく裂させた。開始3分14秒、立川莉奈(福岡大)の懐に素早くもぐり込み、「パッと浮かんだ技」で投げた。 兄の一二三がGS東京を初制覇した時と同じ高2で初V。「お兄ちゃんと並べた。きょうは一番うれしい日になりました」と大きな瞳を輝かせた。 準々決勝では世界女王の志々目愛(了徳寺学園職)を破り、来年の世界切符に待ったをかけた。「絶対に勝たなければいけない相手。リベンジできたし、 きょうは100点満点です」。袖つり込み腰、浮き落とし、内股、背負い投げと夙川学院高の恩師・松本純一郎監督が「神がかってた」と目を丸くした多彩な 技を連発。層の厚い女子52キロ級で存在感を示し、女子代表の増地監督も「自分の立場を表現した」と評価した。兄が待つ世界舞台へ、 最後の関門は来年4月の全日本体重別選手権。「世界選手権で優勝してこそ東京五輪が近づく」と力強かった。 阿部一二三&詩、日本勢初の兄妹V!東京でもW金「イメージできた」 http://www.hochi.co.jp/sports/etc/20171202-OHT1T50372.html 阿部の父・浩二さんは1年前から仕事の休暇を取り、兵庫から駆けつけて一二三と詩を応援した。今大会の事前合宿の段階から東京都内での練習 会場で2人を見守ってきた浩二さんは「きょうだいでの優勝は、とにかくうれしい。いつも楽しませてくれてありがとうと伝えたい」と安堵(あんど)の 表情を浮かべていた。 阿部一二三&詩の父・浩二さんホッ「ありがとうと伝えたい」 http://www.sanspo.com/sports/news/20171203/jud17120305010001-n1.html 出番を待ちながら見守った女子52キロ級決勝で、阿部の目には妹の詩が鮮やかな背負い投げで金メダルをもぎ取るシーンが飛び込んだ。 引きあげてくる妹と入れ替わるように畳に向かう。目を合わせたが、会話はない。 「僕の試合の前に妹がプレッシャーをかけてきた。あの姿を見て心が引き締まった」 兄の意地を示すべく臨んだ決勝は苦戦を強いられた。国内でしのぎを削り、互いの手の内を知る丸山城志郎(24)=ミキハウス=に技を 仕掛けられない。迎えた延長戦。兵庫から駆けつけ、畳の横の応援席で見守った熱血漢の父・浩二さん(47)の野太い声が場内にとどろく。 「スピードあげんかい!」。攻めの姿勢を取り戻した阿部が大内刈りを決める。初戦から全て一本勝ちで2連覇。8月の世界選手権(ブダペスト)を初 制覇し、世界王者の証しである「赤ゼッケン」を背負った若武者が、今年を負けなしで締めくくった。 この優勝で来年9月の世界選手権代表に内定。早々に切符を得たことで単身での海外武者修行計画も飛び出した。約1カ月間欧州に渡り、 技術の強化はもちろん、英会話も学ぶ狙いがある。「ひと回りもふた回りも大きくならないといけない。1人で行かないと意味がない」。時期は あげなかったが、強くなるためとよどみなく言い切った。 きょうだい優勝のインパクトは大きい。「世界選手権や五輪を2人で優勝するイメージがしっかりついてきた」と阿部。自らを追いかけるように力を 伸ばす妹に、兄としての威厳を示し続ける。 男子73キロ級で初優勝した立川新(東海大) 「(準決勝で世界選手権優勝の橋本に競り勝ち)ここで負けたら来年の世界選手権はないという強い気持ちで臨んだ。うれしい」 世界選手権代表に内定した男子60キロ級の高藤直寿(パーク24) 「他の選手に差を付けられたのはうれしい」 2年ぶり4度目の優勝を飾った女子48キロ級の近藤亜美(三井住友海上) 「久々に自分らしい、前に出る柔道ができた」 女子57キロ級で3連覇を果たした芳田司(コマツ) 「連覇を意識せず、変に気負わずできたのがよかった」 阿部兄妹V!詩の優勝見届け一二三が決勝の畳へ「心が引き締まった」/柔道 http://www.sanspo.com/sports/news/20171203/jud17120305030002-n1.html ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.5 2024/06/08 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる