リオデジャネイロ五輪柔道女子70キロ級金メダリストの田知本遥(27)=ALSOK=が10日、都内で現役引退会見を開き、「柔道は私の生きがい。
すべてをかけることができた20年間は自分にとって大切な思い出です」と感慨深げに柔道人生を振り返った。
12年のロンドン五輪では7位に沈み、五輪で勝者と敗者を経験した田知本は「違った角度で勝敗を考えさせられたことは人生で最大の貴重な
経験となりました」とあいさつ。当面は今春に入学した筑波大大学院で学業に専念する考えで、「一社会人として生きていけるよう学業も兼ね備えて、
また成長した姿を見せることができたらと思っています」と笑顔を浮かべた。
さらに指導者への夢にも言及。「単に勝利を求めるだけではなく、広い視野で競技に打ち込めることを教えたい」と自身の経験を伝え、次代を担う
人材を育成することに意欲を示した。

田知本遥「すべてをかけることができた」 柔道リオ金メダリストが引退会見
https://www.daily.co.jp/general/2017/10/11/0010631781.shtml

全日本柔道連盟は11日、世界無差別級選手権(11月11、12日・マラケシュ=モロッコ)に出場する日本代表を発表し、男子は全日本王者で
世界選手権100キロ超級代表の王子谷剛志(旭化成)と影浦心(東海大)、女子は朝比奈沙羅(東海大)が選ばれた。
男子はリオデジャネイロ五輪100キロ超級銀メダルの原沢久喜(日本中央競馬会)を派遣する方針だったが、関係者によるとコンディションが万全
でなかったという。
原沢は世界選手権同級で初戦敗退に終わっていた。

日本代表に王子谷剛志、朝比奈沙羅らを選出 柔道 - 柔道
https://www.nikkansports.com/sports/news/201710110000635.html