リオデジャネイロ五輪の女子柔道70キロ級に出場する射水市出身の田知本遥選手(25)=ALSOK所属=が10日、
県庁に石井隆一知事を表敬訪問した。7位に終わった前回のロンドン五輪を振り返り、「悔しさは忘れられない。外国人選手に負けないように、
ウエートトレーニングに取り組むなど、心技体の全てが成長できた」と語った。終了後、報道陣には「柔道人生の集大成になると思う。
チャンピオンになって帰ってきたい」と力を込めた。
田知本選手は、五輪代表の最終選考会を兼ねた4月の全日本選抜体重別選手権で優勝し、2大会連続の五輪出場を決めた。
この日、石井知事に「4年前は、勢いでつかんだが、今回は自分の手と足で代表をつかみ取ったので、うれしさは大きかった」と五輪出場決定の
喜びを語った。同行した橘川謙三・県柔道連盟会長も「精神面が特に強くなった。リオでは一番高い所に日の丸を上げてくると思う」と期待を寄せた。
石井知事は「4年前より風格が出ている。体調管理に気を付けて頑張ってほしい。みんな期待している」と激励した。
田知本選手は東京都内で合宿した後、7月からスペインで外国人選手との合宿を経て、8月3日、リオデジャネイロへ向かう。

田知本遥選手:リオ五輪代表 「柔道人生の集大成に」 知事訪問
http://mainichi.jp/articles/20160611/ddl/k16/050/256000c

リオデジャネイロ五輪に出場する柔道女子70キロ級の田知本遥選手(25)=射水市出身、ALSOK=を応援しようと、
父又広さん(52)らが特製ポロシャツを作った。長年声援を送り続ける親戚や知人らで着用し「心を一つにして少しでも
遥の力になりたい」と話している。(兼村優希)
紺地のシャツに、左胸には白字に赤の縁取りで「遥 JUDO」とプリント。背中には「TACHIMOTO 遥」などの文字と日の丸が躍る。
又広さんは、「試合ではコーチから『はる』と名前で呼ばれることが多いので、遥の字を入れたかった」とこだわりを語る。
四月の全日本選抜体重別選手権で田知本選手がリオ切符を獲得した後、同月末ごろからデザイン案を練ってきた。四サイズ、
計六十枚作り、現地での応援や地元でのパブリックビューイングなどで着るという。
リオの会場に駆けつけるのは又広さんと、田知本選手の応援団長を自認する伯母江川美由紀さん(55)、栄治さん(63)夫婦。
「普段の力で金メダル」「けがのないようにロンドン五輪の雪辱を果たしてほしい」と期待を込めた。 

田知本遥選手応援 これで心一つに 父・又広さんら 五輪へ特製ポロシャツ
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20160622/CK2016062202000037.html