リオ五輪の女子柔道70キロ級代表で、富山・射水市出身の田知本遥(25)=ALSOK=が10日、富山に帰郷し、県庁や市庁、
小杉小、小杉中、小杉高を表敬訪問した。出身の小杉東部保育園では園児の歌で、号泣する場面も。激励会ではアテネ五輪
78キロ超級の金メダリスト、塚田真希さん(34)もサプライズ登場し、リオで悲願の金メダル獲得を誓った。
畳の上では強気の田知本も、園児の声に泣いた。小杉東部保育園の138人が、ゆずの名曲「栄光の架け橋」を歌い出すと突然、
感極まって号泣。小さな後輩たちのかわいらしい歌声に、涙があふれ出た。「昔から好きな曲。心に染みて、大号泣してしまいました」
と照れ笑い。この日は出身校の小杉小、小杉中、小杉高も訪問。「東京にいると、柔道の事ばかり考えているが、こっちに来て
癒やされています」と、リラックスした表情を見せた。
4月に五輪出場を決めた後は「まずは1回、リセットした。この2か月は、徐々に追い込むための準備期間」と田知本。
出場を予定していた5月のワールドマスターズは故障のため、大事を取って欠場したが、相手選手の研究に時間をかけてきた。
代表合宿に参加し、7月にはスペインでの合宿を経て、本番に挑む。
悔しさをバネにしてきた4年間だった。東海大4年の時に出場した12年のロンドン五輪では、準々決勝でリードしながらも、
左肘を痛めてまさかの敗退を喫した。その後は外国人選手に負けないように、体づくりを徹底。東海大で練習を続けながら、
キャンパスに近い標高240メートルの弘法山(神奈川・秦野市)を走り込んで強化。体つきも大きく変わり「心技体、全部で
成長できた」と手応えをつかんだ。
リオに向け、8月3日の誕生日に出発する。「最高の日に出発できてうれしい。チャンピオンになって帰ってきたい」と田知本。
地元の応援を受け、金メダルを持ち帰る。

【柔道】70キロ級・田知本、出身保育園児のエールに涙で「金」誓う
http://www.hochi.co.jp/sports/etc/20160610-OHT1T50172.html

柔道女子70キロ級でリオデジャネイロ五輪に出場する田知本遥選手(25)=ALSOK=が十日、故郷の富山県を訪れ、
出身校や地元の恩師らに「優勝して帰ってくる」と誓った。
射水市戸破のラポールでは市と県柔道連盟が開いた激励会があり、柔道関係者や出身校の後輩、地域住民ら四百五十人の
声援を浴びた。「四年間は苦しいことが多かったが、周りの支えでここまで来られた。あともうひと踏ん張りし、夢を達成したい」
と述べた。
小、中学校の恩師らには「誰のためでもなく自分のために思い切って戦って」などとエールを送られた。東海大の先輩で
アテネ五輪金メダルの塚田真希さんも登場し「非常に層が厚い階級の一つ。どういう状況にあっても対応して自分の柔道が
できるようサポートしていく」と励まされた。
ロンドン五輪のときから交流がある小杉東部保育園では、ゼロ〜五歳児百三十五人から似顔絵などを書いた横断幕と
お守り袋を贈られた。田知本選手が好きな歌手ゆずの曲「栄光の架け橋」を園児たちが合唱するサプライズもあり、
思わず涙ぐむ場面も。「難しい歌なのにありがとう」と大きなエネルギーをもらったようだった。
富山県庁や射水市の小杉小、小杉中、小杉高校にも立ち寄った。

450人の声援に「金」誓う 五輪女子柔道代表 田知本遥選手 射水で激励会
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2016061102100019.html

柔道でリオデジャネイロオリンピックに出場する射水市出身の田知本遥(たちもと・はるか)選手の壮行会が10日夜、
地元で開かれました。
壮行会は、リオオリンピック柔道女子70キロ級に出場する田知本選手を応援しようと射水市と県柔道連盟が開いたものです。
会場には、市民や母校、小杉高校の柔道部員などおよそ450人が集まりました。
壮行会では、小学校や中学、高校時代の恩師が田知本選手に激励の言葉を送りました。
また、会場に集まった人たちから力強いエールを受け田知本選手は自身2度目のオリンピックへ決意を語りました。
「やっぱりどうしてもかなえたい思いと周りの支えでここまで来られました。本番はオリンピックなのであともうひと踏ん張りして
夢を叶えたい」(田知本遥選手)

柔道女子、田知本遥選手が壮行会でリオへ決意
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20160611120518