柔道でリオデジャネイロオリンピックに出場する射水市出身の田知本遥選手が、今夜の壮行会を前に出身の保育園や小学校などを訪れました。
普段、東京で練習に励む田知本選手はこれがオリンピック前最後の帰省で、地元の子どもたちからの激励に大舞台にむけた決意を
新たにしていました。
およそ1年ぶりに地元に帰ってきた柔道女子70キロ級の田知本遥選手。
出身の小杉東部保育園を訪れ、小さな後輩たちから、全員の寄せ書きが入った横断幕と手作りのお守りをプレゼントされました。
田知本選手は、今年4月の全日本選抜体重別選手権で優勝。
リオの切符を掴み取り、代表決定後の会見では地元への思いを語っていました。
「地元富山県で高校まで育ち、本当にたくさんの人に力を貰っているんですけど、特に保育園の子どもたちにはロンドンのあとに大きながんぴと
似顔絵を貰ってそれを4年間、部屋に飾って力を貰ってきました」(田知本選手)
また10日は、母校の小杉中学校でも激励会が開かれ、全校生徒およそ740人が力強いエールを送りました。
田知本選手のオリンピック出場は、今回で2回目。
初出場だったロンドンでは大会中に左ひじを痛め、力を出し切れないまま7位に終わりました。
「ケガをしていても勝つ人はいます。自分には片手でも勝てる戦術と気迫が足りなかった」(田知本選手)
あれから4年。
悔しさを胸に練習に励んできた田知本選手。
地元の大きな声援を力にリオで、リベンジを目指します。
「本当にうれしかったです。うれしいしかないですね。東京に居ると柔道のことばっかりなので、こっちにきてすごく癒された。メダルを
持って帰ってきたい」(田知本選手)

柔道リオ五輪代表 田知本地元で激励会
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20160610175127

リオデジャネイロ五輪・柔道女子70キロ級に出場する田知本遥選手(25)(ALSOK)の壮行会が10日夜、
出身地の射水市で行われた。小中学校時代の恩師や地元住民ら約500人を前に、田知本選手は「もうひとがんばりして、
リオで夢を達成したい」とメダル獲得を誓った。
壮行会は午後7時から、射水市戸破のアイザック小杉文化ホールで行われた。夏野元志市長が「応援をパワーに
変えてほしい。市民一丸となって応援する」とエール。全日本で指導する2004年アテネ五輪金メダリストの塚田真希さんも
登壇し、激励の言葉を贈った。
田知本選手は「2か月後の本番で、自分が後悔しないよう、毎日を過ごしている。この4年間苦しいことも多かったが、
周りの支えでここまで来られた」と感謝の思いを口にした。
田知本選手は射水市の小杉中学校、小杉高校を経て東海大に進学。12年のロンドン五輪に出場し、7位の成績を残している。
この日は壮行会に先立ち、午前中に県庁を訪れ、石井知事とも面会した。

「リオで夢達成したい」…田知本選手メダル誓う
http://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/news/20160610-OYTNT50397.html