柔道女子の世界選手権(8月、カザフスタン・アスタナ)代表合宿が11日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで
報道陣に公開された。
4月の全日本女子選手権を制した78キロ級代表の田知本愛(26)=ALSOK=は、先月のワールド・マスターズ(モロッコ)で3位に
終わった。準決勝で、優勝した中国選手より先に指導を受けたことで、結果的に指導1つの差で惜敗。「納得いく順位ではないが、
学ぶことがあった」と振り返る。
「以前は先に(ポイントを)取られても攻めることができなかった。今回は取られてから攻めても追いつけなかった。取られてからでは
追いつけない、先にポイントを取ることが大事だと分かった」と田知本。
田知本が負けた中国選手と決勝で対戦、指導3つを取られて負けたのは、同級のもう一人の代表である山部佳苗(24)=ミキハウス。
「向こうの組み手に後手に回ってしまい、技をかけることができなかった」と悔しがる。
女子の試合時間が5分から4分に変わり、「ポイントで先行することの重要性が増してきた」という南條充寿監督は
「外国勢が4分間での戦い方を確立しつつある」という。それが、先に相手に指導を取らせて逃げ切るという戦い方だ。
対抗策として、南條監督は「最初の段階から、しっかり自分の組み手を取る。一本を取りにいく自分の柔道を“ごり押し”する
形になれば、負けるわけがない」と言い切る。練習でも、序盤から攻めていかないと負けるということを意識づけていくという。
「組み手で、早く持って技をかけられるように(練習で)やっている」と山部。田知本は「最初の方(試合の前半)で自分のヤマを
作るよう、1分稽古などでも意識づけてやって(自分を)追い込みたい」。そう話し、「これが世界選手権でなくてよかった」と
課題克服を誓っている。

田知本ら序盤からの攻めを意識、世界選手権女子代表合宿を公開/柔道
http://www.sanspo.com/sports/news/20150611/jud15061117180002-n1.html

柔道の世界選手権(8月・アスタナ=カザフスタン)女子日本代表は11日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで
強化合宿を報道陣に公開し、4月に初めて全日本女王となった78キロ超級の田知本愛(ALSOK)は「日本でしっかりと勝てたので、
自信を持って世界でも勝ちたい」と意気込んだ。
26歳の田知本は同級で4大会連続の出場となる。2013年、14年の3位が最高で「来年の五輪まで時間はそうない。ここで勝って
五輪につなげたい」と初の世界一を目指す。3位だった5月のマスターズ大会で左足首を痛め、練習では打ち込みで汗を流した。

柔道:女子代表合宿を公開 田知本愛「世界でも勝つ」
http://mainichi.jp/sports/news/20150612k0000m050086000c.html

柔道の女子日本代表が先手必勝で金メダルをつかみ取る。8月の世界選手権(カザフスタン)に向けて東京都北区の味の素
ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を公開。先月モロッコで行われたマスターズ大会の反省を踏まえ、南條充寿監督は
「日本の11敗のうち9敗が先にポイントを取られたものだった。先制することが大切」と改善点を見いだした。
78キロ超級代表の田知本愛(26=ALSOK)もマスターズでは準決勝で指導の差で敗戦。「先に指導を取ることが大切。これからは
1分稽古を増やし、短時間で力を出せるようにしたい」と話した。

田知本 世界選手権は先制が鍵「短時間で力を出せるように」
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2015/06/12/kiji/K20150612010523810.html

まったり厳禁!? 柔道の女子日本代表が11日、世界選手権(8月、カザフスタン)に向けた都内での強化合宿を公開。南條充寿
監督(43)は「自分たちの攻撃柔道を貫くために、『まったり』していてはダメです」と選手に意識改革を促した。
世界ランク上位16人で争われた5月のマスターズ大会では、金メダルは1階級のみ。日本勢の11の敗戦のうち、9が先に指導を
取られて逃げ切られた。試合時間が4分間に短縮され、世界の潮流は「先行逃げ切り型」。乱取りの本数が多く、試合の入りが
比較的ゆったりしている慣習がある日本は、対策を模索している。同監督は「負けたくない気持ちがあればできる」と訴えた。

柔道女子「まったり」ダメ 世界潮流は先行逃げ切り
http://www.nikkansports.com/sports/news/1491104.html