レスリング女子で五輪3連覇を果たし、8日に引退を表明した吉田沙保里さん(36)が10日、都内のホテルで会見を行い、「私、吉田沙保里はこのたび33年間のレスリング
生活に区切りをつけることを決意しました」と語った。
吉田さんはレスリング選手以外に影響と刺激を受けた人を聞かれると「オリンピックに出たいと思ったきっかけの選手が、柔道の柔ちゃんと言われた谷亮子選手でした」と
明かした。
続けて「谷選手に憧れて中学1年頃からオリンピックに出て金メダルを取りたい、という夢を持ちだした。本当に憧れた選手は柔ちゃんだけかな、という感じです。
アテネ五輪で谷選手とお会いすることができて、金メダルを手に取って見せてもらった瞬間は嬉しくて、夢がかなったという感じでした」と嬉しそうに話した
当時の会話については「谷選手は初日に金メダルを取られたので、私が選手村に押しかけて行った。『谷選手に憧れてオリンピックを目指してきました。
今日ここでお会いできて嬉しかったです』と言葉をかけたら、知ってくれていて。『頑張ってね』と金メダルを見せてもらい、背中を押してもらえたと思います」と
その後の快進撃の原点だと語った。

吉田沙保里さん「本当に憧れた選手は柔ちゃんだけ」五輪目指すきっかけの人
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