博報堂が1963年から実施している大学学部影響力ランキングにおいて、早稲田大学政治経済学部が「政治」「経済」「メディア」の主要3部門で首位に立ち、史上初となる三冠を達成した。

政治部門では昨年の民主党党首選を勝ち抜き首相になった野田佳彦総理大臣(80年,政治学科)が82ポイントを獲得し首位。早稲田政経学部としては2008年の福田康夫元首相(59年,経済学科)以来4年ぶりの首位奪還となる。

経済部門では、米経済誌フォーブズの長者番付日本人トップとなったファーストリーディング社長の柳井正氏(71年,経済学科)が97ポイントを獲得し、94ポイントだった米バークレー大卒でソフトバンク社長の孫正義氏を僅差でかわし、3年連続の首位に立った。

また「最後の主要賞」と呼ばれるメディア部門では、大阪維新の会の橋下徹大阪市長(94年,経済学科)が102ポイントを獲得し、同部門では史上3人目となる100ポイント越えをみせ、下馬評どおり貫禄の首位獲得となった。

野田、柳井、橋本氏はいずれも早稲田大学政治経済学部出身者で、主要3部門を同じ大学学部出身者が同年度に占めるのは史上初。

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