応援部隊が続々

19日午前7時すぎ、車体に「SUZUKI」の名前が入った浜松ナンバーの小型車や、豊田ナンバーの黒塗りセダンがアステモの福島工場に次々と乗り付け、作業着姿の技術者たちが工場に吸い込まれていった。他にも「HONDA」のロゴ入りジャンパーを着た人たちの姿もあった。

「ほとんどの国内自動車会社から来てくれているのではないか」と同工場で働く30代の男性従業員。その数はあわせて100人規模という。復旧作業はこの応援部隊を中心に進めているもよう。アステモの関係者からは「現場はトヨタなどが仕切り、再開の判断も自動車メーカー次第」「片付けしかやることがない。説明もないので全体像がわからない」との声も漏れる。