↓思い当たるよね?!

多くの日本企業の社員は、老成してしまって昔ほど働かない。
目標が見えないこともあって、頑張る気にもならない。
上が燃えないから、下も燃えない。
戦略的なものの考え方が米国のビジネスマンより劣っている。
経営リテラシー(戦略、マーケティング、組織変革など経営コンセプトに関する読み書き能力)が低い。
したがって経営者的人材が少ない。
社内に米国のMBAと同じ給与レベルの上級ミドルがゴロゴロしているのに、その人たちの事業意欲や責任感は薄い。
若手社員は上位者のだらしなさに怒るが、同じ穴の狢だからいつの間にか同じ色に染まっている。
とりわけ必死に働くべき不振企業の社員ほどノンビリしている。
そのくせ狭い社内で政治性を発揮することだけは得意だ。
余剰人員を抱えているうえに社員がこの状態では、会社が元気になるわけがない。”

V字回復の経営 2年で会社を変えられますか 企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫) / 三枝 匡