厚生労働省は8月30日、来年度から自閉症やアスペルガー症候群など発達障害がある人の支援を強化することを決めた。
就職の準備段階から職場定着まで、専門職が一貫して相談に乗る「発達障害者雇用トータルサポーター」をハローワークに配置。
現状では家族に対する支援も手薄なことから、同じ悩みを持つ保護者が相談し合える活動にも補助金を出す。

いずれの事業も来年度予算で必要経費を要求する。

発達障害は特定の物事にこだわったり、他人との意思疎通に苦労したりすることがある。
職場が特性を理解して適切な対応をすれば、能力を発揮できるが、支援態勢が整備されていないことが課題になっている。