新体操は体重制限が残酷すぎて現役時は摂食障害や疲労骨折、無月経、
引退後は不妊や骨粗しょう症などの障害を一生引きずるといった
ハイリスクな現状があり、最近やっと問題提起され出した。

醜い人間は必要ない。必要なのは美しい演技ができる「妖精」。普通の女の子の幸せは捨てなさい。
妖精になりたければ、人の身体を捨てなさい。
妖精の美しさに人間性は必要ない。妖精に子供を産む力など必要ない。
自分だけ生理が来るのはたるんでいる証。恥ずかしくないのか。
そんな言葉を小学生から当たり前のように聞かされて時には絶食に耐えながら
暴力と暴言にまみれた厳しい練習を重ねても、成果を出せる子は数えるだけ。

わずかな栄光の裏には、選手としても人体としても不良品になった大量の「廃棄物」達。
クラブや学校の名誉に何一つ貢献しない無価値な廃棄物達は、一生の半分以上をポンコツ
になった体で生き続ける運命にある。そんな彼女達を守ったり顧みた入りする者はいない。