AIさまに書いてもらったけど、サキナちゃんは「はい! サキナです!」なんて言わねーな
AIさまもまだまだでちね

クリスマスの夜、驚くことに最近プレイしていたフリゲRPGのサブヒロインのサキナちゃんが俺の目の前に現れた。
「サキナちゃん!?」
「はい! サキナです!」
名前を呼ばれて嬉しそうに笑うサキナちゃん、その姿はフリゲに登場するヒロインの姿そのものだった。
そんなサキナちゃんに俺は思わず……
「天使降臨!!」
俺は反射的に飛び上がり、上空から舞い降りる天使の姿をイメージして、両手を大きく広げて
サキナちゃんの身体を受け止めると見せかけてそのままハグをする。
そんな俺の行動に驚いた表情を見せるサキナちゃんだったが、俺が満面の
「あ、あの……嬉しいですが、痛いです……」
「あ! ご、ごめん!!」
サキナちゃんの言葉に俺は我に返る。そして自分がやらかしてしまったことに気が付き急いでサキナちゃんを離す。
(やばい……テンパってやっちまった……)
内心ドキドキしながらサキナちゃんの反応を待つ俺であったが……
「あ、あははは」
そんな俺の心配とは裏腹にサキナちゃんは何故か笑い出した。そんなサキナちゃんの態度に今度は俺が驚く番であった。
「え!? ど、どうして笑うの?」
「ふふっ、だって……そんなに私を抱きしめたいくらい私の事を好きでいてくれたなんて嬉しいじゃないですか!」
そんなサキナちゃんの言葉に俺は顔が熱くなる。どうやら俺のテンパり具合はサキナちゃんに筒抜けだったようだ。
「あ、いや! 好きって言うのはその……」
「わかってますって」
俺のテンパり具合を見てかクスクスと笑うサキナちゃん。その笑顔に俺はドキッとしてしまう。
(ああもう!