このコンテストの面白いところは作品に点数をつけて順位を競い合うというところだけれど
それを光だとすればやはり影は生まれるものだね

普通、審査員というのは偉い人がやるものだ
音楽の審査であればコンポーザーやプロデューサー、歌手など一定の能力を持った人間がやる
ゲームであれば当然ゲームクリエイターやゲーム会社の役員など、漫画の審査なら漫画家や編集者

では、我々は何なんだ?そんなに他人の作品を評価出来るほどに偉いのか、何かを成し遂げたのか、能力があるのか
無いにも関わらず、能力のあるゲーム作者たちが一生懸命作った作品を審査して点数を付ける
何の特殊な能力もない、ゲームを遊ぶ事しか出来ない人間が審査員になって人様の作品を評価する
そうしていくうちに、自分がまるで能力のある成功者、神様にでもなったような気分になっていく
何かを成し遂げた偉い人間であるかのような気分になって、俺様が審査してやるんだという邪念を持つ人間も生まれてくる
それが作者に暴言まじりの辛口コメントのようなものを送ってしまう要因なのでしょう
ここで事あらば誹謗中傷しようというような連中もそのクチで、彼らは事あるごとに「減点してやる」なんて書き込みをして息巻いている

そうした連中が産まれてしまうのがこの形式のまさに影と言える
そしてこういう匿名のスレッドというのがその温床になりやすい
我々はそうならぬよう、自分自身を厳しく律しながら製作者と主催者に最大限の敬意を持って審査に臨まねばならない