>明日の天気を当ててみせると話すが、私は傘を持たずに出掛けてずぶ濡れになるところを何度も見ている。
>でも……確かに、誰もが一日晴れると信じる日に、あの子は頑なに傘を手放そうとしなかったことはある。
>たまたま雨は降り、私たちは結果的に助けられた。
暇潰し編TIPS「母の日記V」

作中のエピソードによって天気が違うことから考えると、58年以前にも編にあたる細かいルート分岐があったという情報の提示
ルート分岐すべてを記憶することはできていなかった、もしくはすべてを経験してはいなかったために外すこともあったということ

>日めくりのカレンダーは昭和の58年、6月であることを示していた。
>6月にも関わらず、今年は空梅雨でもう夏本番の到来のようだった。……異常気象というやつらしい。
>百年に一度の異常気象だったとしても、それが昭和58年に必ず起こることなら別に珍しいことでもなんでもない。
>それは必然だということ。
>そんなことより、下校時に突然振り出す夕立の方が、どれほど予想不能で珍しいことか。
罪滅し編TIPS「いいお天気」

このTIPSから考えても完全に天候が固定されているわけではないことが分かる
異常気象で空梅雨であることは確定していても夕立は確定していないという情報の提示
カケラごとに天候は固定されていると考えられるが、すべてのカケラで共通しているわけではない