ゲルタンクはゲームのプランニングが大失敗

1.今更16bit機スーパーファミコンというこだわり

往年の名機と解像度が同じにしただけで売れたら苦労はしない
いくら名機といえども時代遅れであるという現実を直視しなければならない
画面比率の変更オプションやドット絵ゲーの場合はスムージングフィルタの導入は必須
シャンハイエグゼがGBA再現で好評を博したという事実はあってもweb公開とSteamという土俵が違えば受け手の好みも違う
同じGBAで出たロックマンシリーズのゼロシリーズはダブルヒーローコレクションとして移植された際はしっかりと上記変更をしてSteamや各種最新ゲーム機で販売
これをドット絵ファンへの裏切りであり自分はこのようなことはしないと思い込めば倒れるのは自分の方
Steam上での完全新作で時代遅れの画面比率のみを採用するというのは現実が見えていない証拠だ

2.安易なメタルスラッグコピーで台無しに

戦車のアクションゲームと聞いて人々が期待することは何か?
それは大砲を思いっきりぶっ放し、敵を大爆発と共に葬り去れる爽快感あるゲームだ
ゲルタンクはどうか?あろうことか真逆だ
なぜこんなことになったかと言えばメタルスラッグを手本にした結果であることは疑いようもない
雑魚敵が歩兵ばかりになり、しかも作者の意向で人が死なない優しい世界を採用
敵の爆発は小さいし効果音も大爆発という感じはしない
メタルスラッグなのでこちらの攻撃は大砲ではなくマシンガンにまで弱体化
せっかくのタンクを象徴する戦車砲は弾数が限られる乗物限定になってしまった
本来なら血沸き肉躍るはずの対戦車戦も劣悪な地形と乗物の攻撃性能で耐久力が異様に高い障害物程度の扱いになっている
題材の持つ強みを何一つ活かすことができていないのだ